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2007年 05月 16日 ( 2 )

TTR100参戦記(最後に...)

ここまで、長々と読んでくださった皆さん、お疲れさまでした。本来、「読んでいただくもの」であればもう少しコンパクトに、そして文章も推敲を行うべきなのですが、このブログの目的の半分くらいは、僕自身の備忘録ですので、レースの後には記憶が薄れないうちに、なるべくたくさんのことを書き綴っておきたいと思っているのです。そして、実際に数ヶ月や半年後に、読み返したりすることもしばしばあるのです。

さて、TTR100を25時間42分8秒というタイムで完走することが出来ました。自分なりの鍛錬のひとつの成果ではありますが、多くの仲間からの刺激があってこその結果であったと思います。

特に、代々木RCの皆さんからは、途中鴨沢リタイヤという弱音を封じ込めるに充分の、勇気をいただきました。川の道525kmを、膝の痛みを抱えながら完走したかどきちさん。その痛みや距離に較べると、TTR100がかわいく思えてきます。萩往還を見事完踏された、アロハさん、ヒロ児玉さん、こじろうさん。同じ様に暗い中を走っていたはずです。
そして、一緒にスタートした小虫さん、ぱらだいむさん、shobunさん。小虫さんは、その絶妙な文章で僕を山に導いてくれた先人です。そして、彼女はどんなことがあっても途中リタイヤすることはないだろうと思っていました。ぱらだいむさんやshobunさんも、着実に鴨沢に向かっているはずです。場所はバラバラでも、同じ想いで足を前に進めているに違いありません。そう考えると、勇気が沸いてきました。

度々レースでご一緒させていただくマコトさんやハリ天狗さん。格上のお2人ですが、今回も序盤を一緒に走らせていただき、いいペースでレースに入っていくことが出来ました。そして、マネージャーさんには、素敵な笑顔で毎回スタート前の緊張をほぐしていただきます。その上、今回は鴨沢でのエイドまで。助かりました。

エイドといえば、三国山でのヤマミチ食堂は最高でした。豚汁&フルーツで生き返ると共に、あそこで、美味しく食べることができるということは、まだまだ大丈夫だと確信しました。

終盤では、ヤフシゲさん、ミヤさん、タマさんのお出迎えもありました。サプライズな登場に、気持ちが引き締まりました。(だらしなく歩いているわけにはいかないですから!)

ああ、多くの人に刺激や勇気をもらっているなと、改めて感じました。

一方で、密かに24時間以内完走を目標とし、それを達成することは出来ませんでした。現在、自分の中での中期的な目標は、来年夏に開催されるであろうTJARに出場し、完走することです。(なんと、社内報でも宣言してしまった!)今回の結果は、まだその目標を達成するだけの実力は無いということを、明確に示すものでもありました。残された時間は、あと1年と少し。でも、諦めません。諦めてはいけないのです。

昨年秋の報告会で、見事完走された高橋さんがおっしゃっていました。
「僕みたいな普通の人でも、頑張れば完走できるんですよ。」
その言葉に、心揺り動かされました。もっとも、高橋さんを「ただの普通の人」とは思いませんでした。氏は2004年のTJARでは途中リタイアされています。その悔しさと、知見をバネに、2年間相当な鍛錬を積まれた上での06年の完走だったはずです。
そして鍛錬だけではなく、荷物の軽量化やリュックの加工など、TJAR完走に掛ける情熱を物静かな外見の中に秘めていたのではないでしょうか。軽量化のために必要な部分だけ残して切られた地図を見て、ここまでするのかと感心しました。そして、「夜にいろいろ工夫するのが楽しいんですよ」って子供のような無邪気な顔で話されていたのが印象的でした。

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その高橋さんが、今回レース中にお亡くなりになりました。スタート直後から高水山に向かうあたりまで、僕は高橋さんのすぐ後ろを走っていました。身体の線が細いという印象だったのですが、間近に見ると腰周りがシッカリして、太ももの筋肉が見事でした。その優しいお顔からは想像できない、力強い走りを垣間見ることが出来ました。

もっと、高橋さんの走る姿を見ていたかった。そして、できれば来年の夏には一緒にTJARに参加したかったのです。それは、かなわぬ夢になってしまいました。しかし、僕はTJARを諦めたくないのです。来年がダメでも、3年後に挑戦です。「努力を惜しまず、粘り強く前に進むこと。」それを高橋さんは我々に教えてくれたのだから。

さて、長い長いTTR参戦記も、これでおしまいです。TTRが来年も開催されるならば、ぜひ24時間以内の完走を目指したいと思っています。もっとも、ここしばらくは、膝などを治すことに専念します。(おそらく、箱根はDNSになると思います。)

応援してくださった皆さん、読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
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by makani_tomo | 2007-05-16 13:03 | レース(トレイル)

TTR100参戦記(分析)

さて、感動や達成感は一旦脇に置いておき、冷静に自分の走りを分析してみたいと思います。恥ずかしくて、実力をわきまえていないと指摘されてしまいそうですが、事前のシミュレーションによる目標タイムと実走タイムの比較を行います。

このシミュレーションは、実は普段使っているものと基本は同じなのですが、微妙にチューニングを施しています。つまり、24時間ギリギリで完走できるように、チューニングしているのです。そして、CPごとにこの目標時間との差異を念頭に入れて走る予定だったのです。

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CP1の棒ノ嶺までの貯金を、CP2で既に食いつぶしています。その後、CP3雲取まで粘っています。雲取からCP4七ッ石まで走れていないのに、まだ逆転可能範囲です。

鴨沢バス停までは、頑張って走って下っています。この部分はおそらく予定通りの時間だったと思います。お天気も良く、かなり下までライトを点けることもありませんでした。しかし、バス停のトイレに寄り、少し戻ってコーラを買い、グランドまで走るつもりが、膝が痛くて全く走れない...これで30分近いビハインドとなってしまいました。今にして思えば、下りの勢いのままグランドまで突っ走るべきだったのです。こういうところ、詰めが甘いというか...

鴨沢では15分程の休憩予定が、なんだかんだで20分強。でもこれくらいは必要だと思います。つまり、もう少し休憩時間を多く見込めるくらい、速く走らなくてはならないということです。

CP5鴨沢からCP6三頭山の区間で、目標より25分のビハインド。仏舎利から金風呂への下りで全く走れていないことが、この遅れに現れています。

決定的なのが、三頭山からCP7浅間峠の区間での52分のビハインドです。ここをちゃんと走らないと、24時間というタイムはあり得ないでしょう。後半最大の稼ぎ所です。正直言って、三頭山までで30分のビハインドなら、その後何とか取り戻せるかと思っていましたが、1時間近く遅れていたので、笹尾根を無理して走るよりも、確実に完走する方針に切り替えてしまったのです。

浅間峠からCP8陣馬山では、さらに15分のビハインド。主に和田峠までの走れる区間を走っていないからです。特に和田峠手前の下りには、難儀しました。

陣馬山からCP9草戸山で、15分取り戻しています。徐々に走れるようになり、スピードを上げていったからです。ここに来て15分取り戻せるのなら、笹尾根でも走っておけば、何とかなったのでは?というのは、今だから考えられることであります。

その後は、ゴールまでで13分ビハインドしていますが、頑張って走っていますから、これは目標タイムが少し厳しかったかもしれません。

総合的に判断して、以下のようなことが言えると思います。

・24時間以内の完走を目指すのであれば、まず鴨沢グランドまで11時間以内が必須。
・笹尾根はそれなりのペースで走らなくてはならない。
・陣馬山~小仏~城山もある程度走らなくてはならない。
・夜間の下りは、それなりに慎重でも良い。
・しかし、登りはシッカリと登ること。
・給水や荷物の詰め替えは、意外と時間が掛かるので、余裕を持った休憩プランが必要。
・なんといっても、後半も走ることの出来る「強い膝」が必要。
・集中力を持続させること。(でも、緊張しすぎてはダメ。)
・後半、涼しくなった時にも固形物を食べよう。
・重量との見合いだが、効率の良い食料+好きな食料をバランスよく。
・水分は、足りなくなると不安になるので、多少多目でもいい。

いや、24時間以内で完走するというのは、なかなか大変です。正直言って、まだ僕は実力不足でした。膝さえ痛まなければ...ということなのですが、自分の膝なのですから、痛んだ膝を含めて自分の実力なのです。

膝を痛めるということは、やはり身体のバランスが崩れているということ、そして膝を支える筋肉が劣っているということでしょう。まだまだ、鍛錬が必要です。
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by makani_tomo | 2007-05-16 10:40 | レース(トレイル)



走って、飲んで、そして読んでおります。
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