走る!飲む!読む!

2007年 05月 15日 ( 2 )

TTR100参戦記(反省など)

自分の記憶が生々しいうちに、分析や反省をしておきたいと思います。

<水分・食料について>
気温が上がることを想定して、水は多めに持ちました。これは正解。重くはなりますが、水がなくなるかもしれないという不安の方が、足を重くするような気がします。水には、グリコのCCDを2袋(倍希釈)にして加えています。これは、可もなく不可もなく。

食料は、前半はなるべく固形物を取り、後半はジェル中心で行く予定でしたが、前半の暑い中で固形物は少し辛かった。むしろ夜間に眠くなる時に、噛むことで気を紛らわせる方が良かったかもしれません。しかし、そんな暑い中でもちゃんと食べることができたのが、自分で作ったミニおにぎりです。3口くらいで食べきれる、塩分多目、梅干たっぷりのミニおにぎり。やはり、日本人にとって行動食の王様でしょうか。

食料で当たりだったのは、ジャガリコです。たわいもない話ですが、長丁場のレースでは、こういうものが精神的にプラスに働いたりします。

ジェルは、今回パワーバーのジェルボトルを使いました。手軽に好きなだけ摂取できるのはいいのですが、同じ味が続くので飽きますね。このあたりは、痛し痒し。やはり、アミノバイタル・スーパースポーツくらいのものが、いいのかもしれません。キャップを締めると、残して置けますし。それにしても、同じものばかりでは飽きます。悩ましいです。

持つ量は、1時間に何か1つ(袋)を目安にしています。大概少し余るのですが、まあそれが適当なのだと思います。今回もソーセージ2本、ジェル2個が余りました。

<服装・装備について>
気温が高くなることが予想されたので、スタート時から半袖でした。夜間に備えて、長袖Tシャツとマイクロフリース、さらに雨に備えてULウィンドブレーカー。結果的には、長袖Tシャツまでしか使いませんでした。こればかりはその時々の気象条件で変わってくるので、正解と言うものはないのですが、動き続けている限り、フリースやウィンドブレーカーは不要でした。仮眠するとなると、必要ですが。この当たりは、経験と感とその時点でのお天気で、判断するしかないでしょう。僕の場合、経験値が低いので、多めに持つが○なのです。

前にも開きましたが、4DMのタイツ用下着と皮膚の保護剤「SKIN LUBE」の組み合わせは、大正解。これは、サロマでも採用決定です。

足元は、薄めの5本指ソックスにリガードのCG-1というハイソックスの重ね履き。可もなく不可もなくでしょうか。走り終えて、丸2日経っていますが、全体的に足はむくんでいますが、特に左足首が腫れ、両足親指がうっ血しています。これは、26時間近くも靴を履いて動き続けたら、ある程度は仕方ないのでしょうか。それとも、シューズをもう1サイズ大きくしてみた方がいいのか?お金があったら、試してみたいところです。

今回、前半の長沢背稜でスパッツのゴムが切れてしまいました。ガムテープで補強していたのに。予備も持っておいたほうがいいのかもしれません。

<酸素カプセルの効果について>
前日に60分間入ってみたのですが、そのことによって具体的にどれくらい効果があったかは分かりません。でも、今回最後まで登りに関しては、比較的シッカリ登れています。日頃の階段鍛錬の成果というべきか、酸素カプセルの効果もそこにプラスされたのか。まあ、そんな程度です。

<怪我や体調など>
今回レース中には、しりもち1回、お手つき1回のみでした。もともと、下りでスピードを出せる方ではないので、こけることは少ないです。今回は長丁場&夜間ということもあり、慎重でした。従って、外傷はほぼ無し。

右膝は、終盤になって走れたものの、走れたのが不思議なくらいです。でも、痛めたのが過去に痛めた腸脛靭帯ではなく、皿の下あたり(の内側寄り)です。痛みの種類も違います。火曜日の夕方時点で、痛い箇所はありますが、徐々に痛みが弱くなっている気がします。

左足首の外側が腫れています。終盤、走っている時から痛んでいましたが、レースの終盤でそんなこと気にしていられません。しかし、月曜の朝になったら、痛いの何の。主にこの部分の痛みにより、歩行困難に陥っています。

両足親指のうっ血。ここまでうっ血したのは初めてです。が、こんなに長く運動し続けていたのも初めてなので、まあ、こういうものなのでしょうか。火曜日夕方時点で、少しマシになってきました。

腰の筋肉。今までマラソンなどのレース後、腰が痛くなることはありませんでした。しかし、この体幹部分が痛くなったということは、体幹を使っていた(使えていた?)と解釈していいのでしょうか。今度関根先生に聞いてみようと思います。

ハムや大腿四頭筋の筋肉痛は、思ったほど出ていません。ゴール後、実家に行き、風呂の中で念入りにマッサージしたのが良かったのでしょうか。いや、後半あまり走っていないからだ...

しかし、火曜日の夜になって二次災害が!痛む足をかばって通勤していたからなのか、左足』太腿に激痛が走りました。走らなくてもいいのに...

<反省点など>
こういうレースの時は、2~3日前くらいから、充分に睡眠を取らないとダメですね。分かってはいたのですが、仕事の都合と、前日は興奮して眠れませんでした。

やはり膝はウィークポイントでした。地道に鍛えてきたつもりなのですが、まだまだ鍛え方が足りなかったようです。とりあえず、治してから出直しです。

とはいえ、完走できたのは、登り足が最後まで衰えなかったことにあると思います。そういう意味で、日頃の階段鍛錬や強傾斜走は、効果があったと思います。

結果は総合6位、年代別(36歳~45歳)で2位でしたけど、総合5位までの人たちは、24時間以内の完走です。24時間台はおらず、25時間42分の僕が6位。すなわち、5位までの人たちと、6位の僕の間には実力面での大きな隔たりがあるということです。山を走り始めて、1年数ヶ月という経歴の割には、走れているという評価もありえますが、ここはあえて、自身の実力レベルを客観的に認識しておきたいと思います。
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by makani_tomo | 2007-05-15 15:01 | レース(トレイル)

TTR100参戦記(後半戦)

<19:37 CP5 鴨沢グランド(11:37)>
明るい割には、人が少なく寂しげな鴨沢グランド。SIの記録を付けた後は、すぐに給水とデポした荷物のピックアップ。そして、荷物の詰め替え。

鴨沢に預けた荷物の中には、瞬間冷却剤を入れておきました。痛くなってきた膝に、冷やすものは欲しいはず、という予想のもとに。休憩中、右ひざを冷やしました。でも、焼け石に水ですね。

第1回大会の様子を聞くと、鴨沢では豚汁のような温かなものが提供されるとのことで、少し期待していたのですが、今回は果物のみ。それでも、バナナとパイナップルをいただきました。そして、ハリ天狗マネージャーさんからはコーラをいただきました。疲れたときにはコーラですね。ここでコーラをいただいたおかげで、鴨沢で購入したコーラを先の冷却剤と共にリュックに入れ、後半のために取っておくことができました。ありがとうございました。

実は、雲取山頂から下りで全く走れず、これでは後半無理ではないか?鴨沢でリタイヤした方がいいのではないか?という気持ちが一瞬湧いてきました。しかし、川の道を走り切ったかどきちさんや、萩往還を完踏したアロハさん、ヒロさん、こじろうさんのことを思い浮かべると、ここで弱音を履くわけには行きません。幸い、登りはまだ大丈夫です。気持ちを引き締め、約22分休憩した後、後半戦スタートです。

それにしても、後半戦直後の登りは、キツイ!段々気温が下がっているはずなのに、再び汗が吹き出ます。ペースをつかむまで、コーラを飲んで気合を入れます。試走の時に九十九折が面倒だなと感じていたので、部分的にショートカットします。

暗闇の中に、仏舎利塔が見えました。とりあえず登りはおしまい。でも、ここから金風呂までの下りが、膝を痛めている者にとっては曲者なのです。大き目の石がゴロゴロ転がっており、うっかりすると足を取られてしまいます。実際、ここでしりもち1回。もちろん、膝が痛いので走れません。なんとか金風呂到着。しかし、試走時に較べて大幅に遅いタイムです。

金風呂で、コーラとミネラルウォーターを購入。ブログを更新。そして、リュックからジャガリコを取り出します。今回の後半のお楽しみは、このジャガリコ。遠足じゃないんだから!って言われそうですけど、いろいろ悩んで、最後は「好きなお菓子」がいいんじゃないのか?という考えが浮かんだのです。幸い、ジャガリコは塩っ気もあり、コンビニ用の小さいパックもあります。かくして、金風呂から玉川キャンプ場に向かう坂道で、コーラ飲みながら、ジャガリコ食べていました。

これで、結構ペースをつかむことが出来、精神的にも前向きな気持ちが湧いてきました。三頭山までは、比較的シッカリした足取りで登ることができました。それにしても、玉川キャンプ場近くの謎の建物とあのロック調の大音響は、何でしょう?クラブ?まさかね。それとも新興宗教?結局、この大音響は入小沢ノ峰までも響き続けたのでした。

三頭山の手前では、ひとりの選手が仮眠を取ろうとしていました。「大丈夫ですか?」と声を掛けて通り過ぎました。無事完走できたでしょうか。

<23:20 CP6 三頭山(15:20)>
試走では鴨沢から2時間20分で到着していますが、本番では3時間20分掛かってしまいました。疲れや夜間というマイナス要素もあるので、遅くなって当然なのですが、やはり下りで走れていないのが響いています。三頭山では、コーラでひと息。ブログを更新。約6分の休憩の後、山耐逆走ルートに向かいました。

ここから先の笹尾根は、後半の稼ぎどころです。ここで走ることが出来るかどうかで、24時間以内に完走出来るか否かが決まるだろうと思っていました。結果は×。正確には、走って走れなくはなかったのですが、まだ先の長い行程を考えると、足を潰してリタイアする危険を冒すよりも、足を温存して完走した方がいいと考えました。しかし、基本的には早歩きでサクサク進みました。登りは比較的シッカリ登れました。下りは、慎重に。

ところが、この時間になると周期的に睡魔が襲ってきます。ヘッドライトで照らされている足元だけど見ているので、視線も揺らいで余計に眠くなります。座り込んで仮眠を取ってはいけないと思いました。走れていないのですから、せめて休まずに歩き続けなくてはいけないと。木につかまり立ちをして、時々休み、そしてまた進みました。

ここで、急に後方から熊鈴の音が聞こえてきました。ひとりの選手(Jさん)が、実に軽快なリズムで走ってくるではないですか。ここにきて、あれほど軽快に走れることに驚きを覚え、先行してもらいました。あっという間に、姿が見えなくなりました。

<02:34 CP7 浅間峠(18:34)>
山耐では賑やかな峠も、真夜中は誰もいなくて静かなものです。ここからのお楽しみは、三国山のヤマミチさんの私設エイドです。暖かい豚汁もあると聞いていました。もう、それが楽しみで楽しみで。

階段を昇りきったら、ベンチにヤマミチさんのエイドが。そして、浅間峠前で追い抜かれたJさんが、休憩しています。フルーツと豚汁をいただきました。本当に生き返りました。ありがとうございました。

先の選手を残して、先を急ぎます。走れていない分、休む時間を減らさなくてはなりません。醍醐丸の巻き道手前で、再び先の選手に抜かれました。和田峠はもうすぐです。段々、空が明るくなってきました。

<04:45 和田峠(20:45)>
ここで、水を補給します。そして、バナナを1本いただきました。ヘッドライトなどをリュックに戻し、2~3分座っただけで、先を急ぎました。ここから陣馬山への階段は、なかなかキツイのですが、依然として比較的シッカリ昇ることができたのには、我ながらビックリです。山頂手前で、先行していたJさんを抜きました。

<05:04 CP8 陣馬山(21:04)>
さて、もうひと息。終盤戦です。ここからは可能な限り走って行きたいので、鎮痛剤を飲みました。しかし、まだ右ひざは痛く、満足に走ることは出来ません。影信山に向かう途中で、またまたJさんに追い抜かれました。ゆっくりではありますが、テンポ良く走っています。やはり、大したものです。

しかし、21時間以上も行動し続けていますから、疲労は皆同じ。どこに疲労が現れるかの違いかもしれません。小仏峠から城山への登りで、再び抜き返しました。相変わらず、登りは堅調です。

城山から大垂水峠への下りが、僕の中での最後の難所でした。ここを無難に通過できれば、完走が見えてきます。そして、鎮痛剤が効き始めたのか、次第に走ることが出来るようになってきました。

<06:04 大垂水峠(23:05)>
さて、あともうひと息です。ここからは、可能な限り走りました。下りよりも登りの方が、膝が痛くない分楽でした。三沢峠では、ヤフトピのヤフシゲさん、ミヤさんのお姿が!「がんばれ!いま6位だよ!」と声を掛けてくださる。僕は、「膝が限界です~。」といいながら、走り続けました。止まると、もう足が出ないような気がしていたのです。

このあたりで、第1回の制限時間である24時間が経過してしまいました。やはり、壁は厚かった。しかし、まずは完走しなくては、話になりません。

<08:19 CP9 草戸山(24:19)>
正確には草戸山の手前の小さな展望台の横ですね。この展望台、さぞかし眺望が良いのかと思い、試走の時に昇ってみましたが、全くそんなことはなく、あまり意味のないもののような気がします。

ここから先は、小さなアップダウンの繰り返しです。次第に街の音が聞こえてきます。電車の音が聞こえたら、もうすぐ金毘羅神社です。ここで、またまた思いがけずタマさんの出迎えを受けます。ありがとうございました。

<09:18 CP10 淺川金毘羅神社(25:18)>
草戸山から1時間も掛かっていますから、やはり疲労は隠せません。でも、精神的にはとても元気でした。

市街地に降り立ち、あとは道路をゴールまで走ります。とにかく、最後の力を振り絞って走りました。25時間以上行動してきて、よくまだ走る力が残っていたものだと思います。

国道20号線の信号を渡ると、誘導の人が立っているのが見えました。ゴールだ!と思った瞬間、ちょっと、涙が出そうになりました。いやいや、この涙は24時間をきった時のために取っておこうと、涙腺の元をキュッと締め、フィニッシュラインを駆け抜けました。

<09:42 ゴール 陵南公園(25:42)>
長いレースが終わりました。不思議なほど、疲労感がなく、先にゴールしていたマコトさん、ハリ天狗さん、そして応援に駆けつけてくれたかどきちさんにお褒めの言葉をいただき、嬉しかったです。かどきちさんにもらったコーラ、身体にしみ渡りました。

皆さん、応援ありがとうございました。
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by makani_tomo | 2007-05-15 02:05 | レース(トレイル)



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