ひとりTTR
TTRは中止になってしまったのですが、ヤフーのピンポイント天気予報によると奥多摩町は降水確率0%なので、行っちゃえって感じで「ひとりTTR」行ってきました。
車で自宅を出て、青梅永山公園駐車場に5時15分着。用意をして、スタートしようとしたら、TTR事務局の人から声を掛けられました。どうやら、中止と知らずに集まってきた(らしき)人に、声を掛けていたようです。ひとりで走りに行きますって言ったら、アミノバリューくれるといったのだけど、すでに背中は装備で一杯なので、丁重にお断りしました。 <服装> CW-X エキスパート・ロング CW-X 長袖シャツ ジャージ(上下) Xソックス ゴム軍 スパッツ レオナ・ディバイド <装備品> リアクター プラティパス2.5L ヘッドライト(ブラック・ダイヤモンド ジーニックスIQ) 手持ちライト(プリンストンテック インパクトⅡ) 替えの電池(単三×2本,単四×4本) ウィンドブレーカー メガネ,コンタクトケース コンパス 携帯電話 軽アイゼン 地図 メモ,ペン <食料> エネルギーゼリー(7本)→6本消費 おにぎり小(梅干4個)→4個消費 パワーバランス(3袋)→1袋消費 塩飴(5個)→2個消費 ポークビッツ(1袋)→消費せず 以上、装備重量(装備品+食料+水)で、約5.9kg。 前回試走時よりも、長丁場になると思っていたので、十分に用意したので、なかなか重くなりました。いかに必要十分な装備で、軽く仕上げるかについては、まだ改善の余地がありそうです。 <タイム> 永山公園→雷電山 73’57”03 (1:13 57) 雷電山→高源寺 21’25”96 (1:35 22) 高源寺→高水山 32’54”45 (2:08 17) 高水山→岩茸石山 22’00”45 (2:30 17) 岩茸石山→棒ノ折山 64’23”48 (3:34 41) 棒ノ折山→日向沢ノ峰 99’24”22 (5:14 05) 日向沢ノ峰→蕎麦粒山 25’49”77 (5:39 55) 蕎麦粒山→一杯水 30’44”58 (6:10 39) 一杯水→酉谷峠 68’08”22 (7:18 48) 酉谷峠→水松山 60’36”16 (8:19 24) 水松山→長沢山 18’59”86 (8:38 24) 長沢山→大ダワ 63’31”71 (9:41 55) 大ダワ→雲取山荘 15’55”22 (9:57 51) 雲取山荘→雲取山頂 21’19”18 (10:19 10) 雲取山頂→奥多摩小屋 22’36”82 (10:41 47) 奥多摩小屋→七ツ石山 19’59”67 (11:01 46) 七ツ石山→鴨沢 50’04”03 (11:51 50) <出会い> 鹿 1頭 (雷電山手前 あんなところにもいるのですね) リス 1匹 (一杯水手前) キジ 1羽 (水松山手前) トレイルランナー (3組5人) ハイカー,登山者 (多数) <走行記> 正確なスタートの場所がわからなかったので、青梅高水山トレイルランのスタート地点から計測しました。朝5時半、長丁場になるので、やや抑え気味にスタート。雷電山から先の地点で下りに入りますが、これがなかなかの急斜面。踏まれていないので、もろい地面でずるずる滑ります。意外と時間掛かりました。 実は、当初は、「3・4・5作戦」を立てていました。すなわちスタートから棒ノ折山まで3時間、棒ノ折山から酉谷峠まで4時間、酉谷峠から鴨沢まで5時間。しかし、いきなり棒ノ折山まで3時間半ほど掛かり、トータル12時間フィニッシュは可能性が低くなりました。 棒ノ折山から、日向沢ノ峰を経て蕎麦粒山までは、前半のキツイ箇所です。しかし、この区間は試走済みなので、どのあたりがキツイかわかっているので、心理的なキツさはずいぶん軽いものでした。やはり試走は大切です。 スタートからずっとひとり旅でしたが、蕎麦粒山の前後でようやくハイカーに出会いました。GW初日なので、大勢いました。そして、蕎麦粒山の先で、ひとりのトレイルランナーに道を譲りました。この方、その後酉谷非難小屋で再会しましたが、やはりTTR参加者でした。相当速いランナーでした。 試走済み区間では、試走タイムよりも少しでもタイムを短縮することを目標にしました。トレイルランナーに出会って、結構引っ張ってもらえました。特に蕎麦粒山から先は、タイムの稼ぎ所です。本番レースであったなら、全般的にプラス効果があるのでしょうね。 試走時よりも気温は高く、水の消費も多かったので、酉谷の水場では1.5L以上補給しました。今回は、アミノバリューの粉も持参したので、薄まることなく補給できました。結局水の補給は酉谷のみでした。最終的に1L以上残りました。 水松山で、3人組のトレイルランナーに道を譲りました。彼らも相当速い人たちでした。ここから先は試走時に迷ったエリアなので、先行してもらってちょうど良かった感じです。とはいえ、今日は迷いそうなポイントには、看板が出ていたので、全く迷うことはありませんでした。前回迷ったポイントは、2箇所とも右手に巻くべきところを、左に行ってしまっていたことが判明しました。 長沢背稜の後半は、まさに木々の墓場という感じですね。台風で倒れた木々が、無残な様子です。ここを夜通るのは遠慮したいですね。芋ノ木ドッケは、気付かずに通り過ぎてしまいました。 ここから雲取に掛けては、大勢のハイカーをパスします。皆さん、快く道を譲ってくださいました。ありがとうございます。さすがにGWですね。雲取山荘は満員な感じでした。芋ノ木ドッケ(と思われる)あたりから先は、走れます。ハイカーに「走っているんだ。すごいね。」と言われると、意地でも足を止めるわけにはいきませんね。このあたりで、終バスに間に合うことを確信しました。 雲取山頂に向けては、残雪があるものの、解け始めており、注意深く登ればアイゼンの必要はありませんでした。しかし、山頂から山荘に向けて降りてくる場合は、要注意ですね。雲取山頂では、今日初めて写真を撮りました。なんといっても東京都で一番高いところですからね。 このあたりで、12時間切りを意識しました。山頂から先は、ほぼすべて走りました。(さすがに、七ツ石山の登りは走れませんでしたが。)この時間、ちょうど雲取目指して登ってくる人々とたくさんすれ違いました。今日はほぼずっと曇りでしたが、このあたりで、太陽が顔を見せ、実に気持ち良く走ることができました。 七ツ石山への登りは、駄目押しっていう感じですね。最後にぐっと来るキツさでした。しかし、そこからは鴨沢に向けて爆走しました。もしかしたら、夢の12時間切りができるかと思い、とにかく可能な限りスピードを上げて走り下りました。トレイルランニングの醍醐味を味わえる区間ですね。この最後の50分間は、実に良い練習になりました。それにしても、11時間動き続けていたのに、よく走るエネルギーが残っていたものです。膝の痛みもほとんど出ることがなかったのも、今回の良い点でした。 なんとか12時間を下回るタイムで鴨沢着(17時20分くらい)。しかし、土日は17時台は8分の1本のみで、次のバスまでは、1時間以上待たねばなりません。まあいいかと、バス停の水道で顔を洗って、ふとバスの時刻表を見ると、深水橋のバス停まで行けば、17時40分のバスがあると書いてあります。そこで、おまけの1キロランニング。足は多少痛むものの、膝も概ね調子よく走れてしまいます。 深水橋のバス停に着いたら、登山者1名。TTR50の参加者だそうです。中止になったので、とりあえず、雲取山まで登ってきたと言っていました。みんな、考えることは同じですね。バスに乗り奥多摩駅まで行き、JRに乗り換え青梅まで行き、車をピックアップし、帰路につきました。 走りながら、考えていたのは、今夜何を飲もうかと言うこと。鴨沢発の終バスで帰れたら、ちょっといいワインを飲もうかな、終バスを逃したら、ビールで我慢しておこう。万が一12時間を切れたら、シャンパンだ! というわけで、自分にごほうびシャンパン! 最後になりましたが、基本的なアドバイスをいただいたかどきちさん、小虫さんに感謝。試走記で情報交換させていただいた、こじろうさん、ショーブンさんにも感謝。応援いただいた、マハロさん、アロハさん、まささん、他の方々にも感謝。ありがとうございました。 <痛くなったところ> 両足の甲 (靴紐を結ぶあたり) レオナはベロが薄いと、かどきちさんに教えていただいていたので、早い段階でバンドエイドでガードしました。 左大臀筋 10時間を過ぎたあたりから痛み出しました。が、我慢できるレベル。それに走る分には痛くありませんでした。 右膝内側の腱 これも終盤痛みましたが、まあそうひどくはないレベル。しかし、十分に治してから次の練習に入るべし。 <気付いた点> 食料・装備品の軽量化 これは、大いに工夫の余地があります。 ソックス Xソックスは、快適でした。しかし、普段はいているハイソックスよりやや薄いので、くるぶしあたりの保護には、やはりいつもの方がいいかな。しかし、蒸れに対する快適さは秀逸でした。 固形食 「バランスパワー」を1袋食しましたが、乾いている状態では、口の中でもちょもちょしてしまい非常に食べにくかったです。次回からはやめよう。もしくは、非常食かな。 また気付いたことがあったら、追加します。
by makani_tomo
| 2006-04-29 23:49
| 走る
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