走る!飲む!読む!

TJAR参戦記~レース後~

リタイアを宣言した後、市野瀬まで行った。

そこで、岩崎選手と会い、温泉に入った。足裏を除いて、身体の状態は悪くない。眼は不安だが、夜が明けてからは症状は出ていない。この状況でリタイアすることに、なんだか違和感を覚える。しかし、眼についての不安はぬぐえない。

汚れた荷物は送り返し、小ざっぱりして、市野瀬を後にする。武田さんに茅野駅まで送ってもらい、あずさに乗って東京に帰る。電車の中では、ひたすら寝る。家の帰ってからも、ひたすら寝る。

翌朝、行きつけの眼科に電話し、診察していることを確認する。そして、午後おそるおそる眼科の門をくぐった。診断は、眼筋麻痺。要するに眼球を動かしている筋肉の一部が麻痺し、左右の眼球の動きがズレたということだそうだ。しかし、脳梗塞などが起こると、似たような症状になることもあると言われ、精密検査を受けることに。ま、結果何もなかったわけですが。要は、眼の筋肉が攣ったということです。疲れがたまっていた、ということ。そして、それが弱いところに出たのでしょう。

週末は、実行委員に戻った。大浜海岸にゴールしてくる選手を迎えると、嬉しい気持ちと共に、少し物悲しくなった。自分は、なぜここにゴールできなかったのか。それを考えつつ、選手を迎えていた。

2008年の自分もそうだったが、完走した選手は、ボロボロなのだが、みんな心はスッキリしている。何とも言えない達成感に包まれている。それを、味わいたかった。心からそう思った。

そして、完走は難しいかと危ぶまれた宮崎選手が、無事ゴールした時は、鳥肌が立った。やはり、TJARの魅力はここにあるのだ!片目でもいいから一歩一歩進めば良かったのではないか?実行委員がトラブル起こしてはいけないというのは、自分への言訳だったのではないか?そういう気持ちがこみ上げてきた。やはり、完走した人の気持ちは強い。身体のトラブルを越える強さがある。

宮崎選手の完走を見て、平井選手のリタイアの無念さを感じ、岩崎選手の執念を見て、やはり2年後にまたスタートラインに並びたくなった。謙虚に地道にトレーニングを続ければ、きっと再び完走できると思う。次回は、体調を整え、十分に身体と心と物資の準備をした上で臨みたい。海外のレースは、まだお預けだな。

8月26日(日)トレーニングを再開。といっても、リハビリモード。浮腫みは90%くらい解消されたが、足裏は大きく皮がむけた。10月の神宮24時間走までに再生するといいのだが。
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# by makani_tomo | 2012-08-28 21:19 | TJAR

TJAR参戦記~レース中~

12日00:00 スタート

今回は、奥野選手コースを進むことにした。
が、いかんせん、荷物が重い。
乾燥重量6kg程度にしたはずだが、1日目の食料や水1L、お茶500mlを追加したため、8kgくらいまで増えていたと思われる。お茶500mlを持つのであるから、水は500mlでよかった。途中、自販機もあるので、もう少し減らしてもよかった。このあたりの軽量化について、考える余裕が全くなく、余計な負荷を掛けることになってしまった。

反省点1:スタート時の水分は最低限でよい。途中の自販機で補給すべし。
奥野コースは、なかなかトリッキー。田んぼのあぜ道や、用水路の脇などを通る。ひとりでは行けないコースだ。やはり間瀬コースの方が速いという話もある。次回はどうしようか...トリッキーな道だから、あまり引き離されない様に頑張って付いていく。が、やはり荷物が重く結構疲れてしまった。

04:15 馬場島着
2008年の時よりも30分遅い到着。2010年の時より45分遅い到着。むむむ。
まあ、焦る必要はないのですけどね。
とはいえ、眠さでペースダウンしてしまっていましたから、その影響はこの後も続くわけです。
わずか30分の遅れですけど、実はここから歯車はずれ始めていたわけです。

ここで、足にスキンケアを貼ります。そもそもスタート前に貼っておくべきもの。バンドエイドもしかり。こういうことが、スタート前にちゃんと出来なかったのも、反省点です。

それでも、4時半過ぎには早月尾根を登り始めました。しばらく行くと、岩崎選手が座り込んでいます。睡魔に襲われている様です。ほどなく僕も睡魔に襲われ、道のわきに座り込むことに。このあと、早月小屋までは登っては座り込み、登っては座り込みを続けながら進むことになります。

早月小屋では、コーラを飲んで、持参したサンドイッチを食べます。明るくなっていますので、徐々に睡魔は消えて行きました。

10:20 剱岳
2008年時より1時間35分も遅いのですよ。いやいや、参りました。下山の渋滞は、想定の範囲内でした。剣山荘では、中で食事をしようとしたら、おばちゃんに「遅れているんだから、外で食べたら?」といわれる始末。ちょっと悲しい。。。
でもトイレついでに中で食べたら、岩崎選手と町田選手がいた。急いで、うどんを食べてコーラを飲んで岩崎選手と共にスタート。田村選手が、ちょうど到着した。おや、どこで抜いたのかな?

岩崎選手と共に進むのだが、ネムネムコンビのペースは上がらず、別山下でついに昼寝を決行。寝やすい斜面だったので、気持ちよく20分ほど休めました。これで少し復調して、別山への急斜面は上手くクリア。トラバースルートも通過して、立山への道を急いだ。

立山(大汝山)では、初めて小屋に寄った。ここで、ジンジャーエールとおでんを頼んだのだが、このおでんは美味しかった。餅入りのTJAR特別仕様の様だった。

16:23 一ノ越
その後、山頂を踏んで、雄山に向かい、一ノ越に下った。さすがに、観光客は少なく、サクサク下ることができた。前回は、ここでリタイアした。今回は少しNHKのインタビューを受けて、先を急いだ。

お天気がものすごくよく、そしてこの時間になると剱岳や立山に夕日があたって実に美しい。景色がいいとペースも上がる。五色ヶ原に向かって先を急いだ。スゴ乗越小屋は混んでいるので、その手前スゴ乗越あたりでビバークできればと思っていた。

ザラ峠に降り切る間際、身体がよろけて、ストックの上に倒れてしまった。なんとこれで、ストック1本折ってしまった。大切なランブラーさん特製ストックが...それも1日目に。調子を上げてきていただけに、ちょっとショック。

五色ヶ原に登る直前に、後ろから猛スピードで走ってくる人がいた。誰かと思ったら、コマケンさんだった。さすがに速い。

17:42 五色ヶ原山荘
五色ヶ原山荘では、ご主人のご厚意で食事をすることができた。カレーライスである。ここで、岩崎選手と先に進むかどうか悩んだ。少しでも進んでビバークできるところがあったら、ビバークするという案と、腹をくくって五色ヶ原でビバークする案。先に進んでビバーク適地がある保証はない(実際はあった)。それよりも、早く休んで睡眠不足を解消し、2日目の立ち直しに期待することにした。たらればであるが、スゴ乗越までなら3時間で行けるので、行った方が翌日楽になっただろう。

反省点2:1日目は少なくともスゴ乗越までは行くべし。
五色のテン場には、我々より遅れて田村選手が到着した様だった。

13日02:05 五色ヶ原のテン場スタート
1時半頃起きて、身支度をし、コンタクトを入れて、おにぎりを食べて出発準備をした。岩崎選手とは2時頃出ようと話していたので、起こしたのだが、ものすごくグッスリ寝ていたので、メモだけ残して先にスタートした。田村選手は1時半頃にスタートした様だった。

NHKのカメラが小屋近くまで追ってきた。小屋は2時15分くらいに通過。時折、先を進む田村選手のライトが見えた。鳶山山頂付近でビバーク適地が1ヶ所、越中中岳に登る途中の広い斜面で、更に2か所ほどビバーク適地はあった。

スゴ乗越を越え、小屋に向かう手前でNHKのクルーに会った。

05:39 スゴ乗越小屋
小屋ではジュースを購入したのだが、「テン場代は払ったか?」と問われ、「泊っていないよ。今到着したんだよ。」と答えた。

天候が悪化しそうなので、おにぎり1つ食べて、そそくさと出発。案の定、すぐに雨が降ってきた。カッパの上下を着込む。標高を上げるにつれて、風も強くなる。相変わらず、ここは風が強い。
北薬師岳までは遠い、そして北薬師から薬師岳も意外に時間が掛かる。

08:27 薬師岳
スゴの小屋を出発してから2時間30分も掛かってしまった。ここのコースタイムは220分だから、70%弱である。全体としては悪くないけど、2日目の初っ端だからもう少しペースを上げたいところだ。強風の影響ということにしておこう。

きれいになった薬師岳山荘で何か食べようかとも思ったが、どうせ太郎平で何か食べることになるので、ここはスルー。

09:41 太郎平小屋
NHKの取材を受けながら、カップヌードルを食べる。ペプシコーラも飲む。靴下を履き替え、スキンケアーを貼り直す。さすがにこの雨で、スキンケアーもふにゃふにゃである。

少々長居をし過ぎた。水を補給して出発と思ったら、町田選手が到着した。10時15分太郎平を出発。2008年の比べて3時間遅れ。

その先も風が強い。北ノ俣岳に出ると、もっと風が強いという話を聞いた。これは、先が思いやられる。しかし、進むしかない。なんとか明るいうちに西鎌尾根のややこしいところを通過したい。

黒部五郎岳の登りは、かなり厳しかった。耐風姿勢を取らないと、吹き飛ばされそうだった。いやぁ、これは参った。

13:33 黒部五郎岳の肩
かなりガスが濃いので、カールに下りずに、稜線コースを進むことにした。前にひとり、稜線コースに向かった人がいると聞いたからだ。そして、稜線コースは2010年の試走の時に経験している。しかし、結果的には、カールの方が良かったようだ。マークが見えないほど、ガスは濃くなかったようだ。その証拠に、僕が黒部五郎小舎に着いて間もなく、町田選手が到着したのだ。彼とは、ほぼ同じスピードで進んでいると思うので、太郎平での差を吸収されたことになる。

反省点3:黒部五郎小舎へは、カールで行くべし。

小舎では、うどんを食べた。温かくて美味しかった。そして、町田選手よりもひと足先にスタートした。

17:06 三俣蓮華岳
ペースはあまり変わらず上がらない。しかし、コースタイム65%くらいはかろうじてキープか。
双六小屋へは、した道を行くつもりが、中道方面に進んでしまう。あわてて引き返したら、町田選手がいて、した道はかなり雪が残っていて通過しにくそうだという。そこで、2人して中道を行くことにした。

中道は何回も通っているのだが、少し記憶があいまいになっていて、上道との分岐がなかなか現れないので、やきもきする。結局、記憶よりはずいぶん遅れて分岐が現れる。あとは、坦々と進んだ。相変わらず、風は強い。

18:27 双六小屋
太郎平から休憩込みで8時間12分掛かっている。コースタイムが625分だから、80%近い。これは遅すぎる。強風の影響があったとしても、70%に収めたいところだ。ちなみに、2008年の時は6時間35分で来ている。この差は大きい。

双六小屋では、水の補給だけして、先を急ぐことにした。が、樅沢岳に登り始めたところで、この強風の中進むことは危険だと判断した。そこで、町田選手に「一度戻って、風が弱まるのを待ちませんか?」と提案し、2人して戻ることにした。

天気予報では、天気は好転しないと言っているらしい。町田選手は、ここでリタイアを選択し、小屋泊りとなった。僕は、強風の中テン場へ行き、シェルターを設営した。しかし、暴風雨の中の設営は、かなり困難を極めた。シェルターが、上手く広がらない。手を離すと飛んでいくので、中に荷物を突っ込み、重しとした。中に入り、ポールを張る。張った瞬間風を受け、シェルターが180度反転した。方向を戻すことはあきらめ、2本目のポールを張る。設営はできたが、中に人がいないと飛ばされること必至だ。

とりあえず、マットとレスキューシートだけ取り出し、横になる。過去の経験したことのない風雨に、もはやこれまでではないかという気持ちになる。20時が過ぎ、21時になる、ますます風の勢いは強い。雨も強い。雨はいいのだが、風さえ弱まってくれれば...

22時過ぎに、風が弱まり、出発準備をした。が、シェルターの中で片付けをしている間に、また風が強くなった。仕方なく、すぐに出ることのできる状態で、風が弱まるのを待った。そして、リミットの23時、少し風が弱まった隙に、出発した。上高地の関門時間から考えて、かなり、ギリギリのタイミングであった。

反省点4:濡れた靴下は、なるべく早く履き替える。特に夜間は。
23:05 双六小屋発
登り始めると、相変わらずの強風であった。二重稜線になっているところはマシなのだが、飛騨側に出ると猛烈な風にあおられる。暗い中の西鎌尾根は、過去にも経験があるのだが、慎重に歩を進める。鎖場が連続すると、千丈乗越も近い。ここまでくれば、あとは1歩1歩登るのみ。

14日03:04 槍ヶ岳山荘
夜間かつ暴風雨の中で、4時間で西鎌尾根を抜けたのは、及第点をあげてもよいかもしれない。それにしても、槍の肩に着いた時には、ほっとした。

しかし、ゆっくりしている暇はない。急いで下山開始である。途中、殺生ヒュッテの人が休んでいくか?と声を掛けてくれた。ありがたかったが、時間がないので先に進んだ。

坊主岩の先で、ちょっと迷ってしまった。ヒュッテ大槍方面に行きかけてしまった。15分のロス。

あとは、まあまあ順調に進んだが、時間がない。勾配が緩くなり始めたら、走りを入れる。槍沢のあたりで、田村選手に追い付く。体調はどうかと聞いたら、低いけど大丈夫だという。時間ギリギリだから走ろうと言って、先に進ませてもらった。

槍ヶ岳山荘から上高地(河童橋)までのコースタイムは480分(8時間)である。3時過ぎに槍ヶ岳山荘に着いているから、関門時間までは5時間近くある。コースタイムの62.5%でいいのだ。しかも、上高地に近づくと走れる道になる。余裕で間に合うはずなのだ。

しかし、僕はどこかで頭が混乱していたようだ。横尾山荘を過ぎたあたりで、もう間に合わないと勘違いし、歩き始めてしまったのである。頭の中では、休暇を短縮しなくてはいけないかな...などと考えていた。

ところが、後ろから走ってきたのは岩崎選手。走れば間に合うと言うではないか。一緒に走りだして、徳沢ロッジにある上高地までのキロ表示を見て、確かに間に合うことに気づいた。そこからは、頑張って走り、明神を越えたところで、間に合うことを確信した。

岩崎選手と歩いていたら、バスターミナル手前で、宮崎選手とも一緒になった。どうやら、昨晩到着し、テントで寝ていたらしい。

07:43 上高地CP
岩崎選手のおかげで、間に合った。良かった~。

売店でカレーパン豚肉巻き、コーラを買い朝食。トイレに行き、コンタクトをはずして眼鏡に。靴下を換え、8時半頃スタートした。ここで、ちゃんと足のケアをすべきであった。夜に着いていれば、寝ている間に足を乾かすこともできた。

08:25 上高地発
ロードを進む。しかし、この時初めて眼の障害が現れた。像が完全に二重になってしまうのである。わけがわからなかったが、目薬を持っていたのでそれを点したら、戻った。眼鏡なので、コンタクトの問題ではない。この時は、あまり気にしなかったが、これが重大なトラブルの始まりであった。

トンネルの中では、側道の抜けたふたに気付かずに、ズドンと落ちるなど、なかなかやらかしてしまった。トレントフライヤーも破けてしまった。

沢渡では、売店前のベンチでアルファ米を食べた。宮崎選手も休んでいた。

奈川度ダムを抜けるとホッとした。売店で、荷物を乾かしながら休憩。ここでも、宮崎選手と一緒になった。

あとはひたすら歩くのみ。途中、シェルターを乾かしながら歩いた。ザックカバーを沢渡のベンチに忘れてきたのが痛かった。

境峠手前では、実家に帰省中のイケメン兄弟の応援を受けた。あとからわかったことだが、彼らのお父上は、僕の会社の先輩であった。世の中狭いものだ。

17:37 境峠
2008年より6時間以上遅れている。ここは頑張って進むしかない。木曽のスーパーまるとは、選手に好意的なお店だ。閉店時間ギリギリに飛びこむことができた。ここで、ザックカバーの代用とするために黒い大きなゴミ袋を購入、さらに太巻きと稲荷寿司の詰め合わせ、えび天を購入。店先のテーブルを使わせてくれると言うので、ありがたく食事。とその時、宮崎選手登場。彼もお弁当を買っていた。

夜になると涼しいので、今夜はビールはいらないなと思っていたが、コンビニまでが遠いのだ。木曽日義のサークルKに着いたのは、22時40分。(まるとを出てから、約2時間)あまりに疲れたので、つくねを買い、ビールを飲んだ。そして、替えのソックスも購入。

ビバーク地点は木曽駒高原スキー場跡地と決めていたので、頑張って歩く。登れど登れど、着かない。そのうち、福山選手が追いついてきた。下の神社で寝ていたらしい。一緒にスキー場後に到着し、僕はビバーク、彼は進んだ。

15日01:00 木曽駒高原スキー場跡地
シェルターの中で、足裏のケアをする。ふやけた状態で歩いていたので、すでにマメが出来ている。急いで処置をする。そして、コンビニで買ったイモ焼酎を飲んで就寝。この日は良く眠れた。

06:30 木曽駒高原スキー場発
もう少し早く出るべきだった。が、疲れていたせいか、眠ってしまっていた。

登り始めてほどなく渡渉。これ、何とかならないかな。幸い、昨夜買った黒いごみ袋がたくさんあったので使ってみたけど、すぐに破れて役に立たず。う~む。

頂上木曽小屋では、カップラーメンにお茶。偶然、静岡出身の若者が休んでいた。僕もなんだかんだと30分くらい休む。

13:30 木曽駒ヶ岳
頂上からの下山時、またもや眼のトラブル。完全に二重になる。片目で進むが、宝剣山荘に向かう途中、のやや危ない箇所で止まってしまう。なんとか抜けて、宝剣山荘に脱げ込む。コマケンさんと志村さんがいた。

まずは、コーヒーを飲んで身体を温める。しかし、眼は治らず。続いて、カップラーメンを食べるが、まだ治らず。結局眼の像が一致するのに、2時間くらいかかった。ここで、リタイアするのが一番の正解だったのかもしれない。しかし、治ったことで、進みたくなった。時間的にはまだ余裕があるので。

16時頃になり、宝剣山荘をスタートした。宝剣は順調に越えた。しかし、風は相変わらず強い。コマケンさんの見送りを受け、先を急いだ。明るい間に、少しでも進みたかったのである。しかし、少し広い稜線に出たところで、また像が二重になってしまった。片目だと進めるのだが、緑内障を患っている眼では、片目で見えるエリアは狭く、ルートファインディングができない。もちろん、両眼では進めない。

進退窮まったところに、岩崎選手が来た。とりあえず、彼の後ろを追い、ビバークできるポイントを探すことにした。そして、18時半ごろ、稜線上ではあるがハイマツと岩場の陰で、風が直接当たらないポイントを見つけ、ビバークすることとした。このまま片目で進むには限界があったし、岩崎選手にも迷惑をかけることになるからだ。

すぐに治るかと思ったので、レスキューシートだけを出して羽織り、岩陰に座っていた。しかし、一向に治る気配がないので、マットを出し、それを敷き、横になることにした。黒いビニール袋があったので、これを使うと温かく、なかなか快適な空間になった。しかし、眼は治らない。結局治り始めたのは5時間を経過した後であり、そこから少し様子を見てビバーク地点からスタートしたのは6時間を経過した、24時半であった。

16日00:30 ビバーク地点発
再発しない様に、気を付けながら進む。といっても何がきっかけでなるのかわからないので、リラックスしながら進むことしかできない。でも、真夜中であり進路を見極めながら進まなくてはならない。幸い、何回か二重になったが、すぐに治った。

檜尾岳までは、ペースが上がらなかったが、徐々にペースも上がり、木曽殿小屋には7時24分に到着した。

08:53 空木岳
この頃になると、快晴である。日差しが肌に痛いくらいであった。急いで下るのだが、ここの下りは長い。足裏のコンディションも最悪である。そして、ハンガーノック状態でペースは上がらない。幸い眼は平気だが、この先への不安を感じる。南に入り、また同じことが起こったら、どうなるのだろうか。昨夜は6時間で再スタートできたが、もっと時間がかかったら、遭難ということにもなりかねない。いろいろなことを考えていたら、菅の台まで5時間もかけてしまった。

13:50 菅の台
とりあえず、バス停脇の売店で補給。その後、選考会でお世話になった駒ヶ根ファームスの2階でソースかつ丼を食べる。その頃には、南に入るのは危険だと判断し、リタイアを決めていた。

駒ヶ根で、僕のTJAR2012は終わった。

あのまま、南に入っていたらどうだったかはわからない。もし、眼のトラブルさえ再発しなければ、完走できたかもしれない。しかし、再発したら、とんでもないことになっていたかもしれない。

一選手であれば、もう少し思い切れたかもしれない。実行委員が、遭難騒ぎとなることだけは避けたかった。選手一人ひとりが主催者であるとはいえ、実行委員が山中で動けなくなり、救助を要請すると言うのは如何にもマズイ。ここは自重すべきだという気持ちが、身体にブレーキをかけたのだろう。大人の判断といえば、それまでなのだが、内心忸怩たる思いがあったことは言うまでもない。
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# by makani_tomo | 2012-08-27 18:52 | TJAR

TJAR2012参戦記~スタートまで~

ご無沙汰しておりました。

改めて書くまでもなく、TJAR2012は市野瀬でのリタイアとなりました。
眼のトラブルが原因なのですが、これが過去に経験のないものでしたので、かなり動揺しました。
そのことも含めて、記録には残しておきたいと思います。

8月11日(土)
前夜は遅くまで会社の仕事。
その後、出掛ける準備をして、朝方就寝。
昼近くまで寝るはずだったのだが、気持ちが高揚しているせいか、あまり眠れず。
全ては、ここから歯車がずれ始めていたのかも。

それでも、昼ごろまで軽くお酒を飲みながらリラックス。
14時ごろには家を出て、デパートで畑中さんへの手土産を買い、新幹線で食べるお寿司などを買い、電車に乗った。

15:55 池袋発
16:17 大宮着
16:38 大宮発 上越新幹線
17:30 越後湯沢着
17:38 越後湯沢発 特急はくたか
19:24 魚津着

魚津駅では、富山県山岳連盟の畑中さんに迎えに来ていただき、船橋君と2名ミラージュランドまで乗せていただいた。
途中、コンビニで水を買ったのだが、コンビニにいる間に、雨がものすごく降ってきた。天気予報通り、これはやばい...

ミラージュランドに着き、雨をしのげる場所をさがし、地下道を使うことにした。
岩瀬さん、田中さん、飯島さんらも到着し、受付準備を始める。今回は、GPSトラッキングを行うため、準備が大変。面白い企画なのだが、初めてということもあり、運営側には負担となる。

21時半、ぼつぼつ選手が集まり始める。来た選手から、順次受け付け。
以前は、ゼッケンを渡すだけだったが、今回は以下のものを渡した。
・ゼッケン
・ザックタグ
・テントタグ
・GPS携帯電話
・予備電池

ゼッケンは、ゴールドウインさんに作っていただいたものに、他のスポンサーのロゴを後付けしたもの、結構手間が掛かっている。
ザックタグとテントタグも手作り。
GPS携帯は、借り出し手続き、テストを行い、さらに1台1台設定が必要。
予備電池は、他のCPで渡すもの含めて、事前にフル充電しておかなくてはならなかった。
これらを、実行委員7名でこなすのは大変。
もちろん、他に様々協力してくださる方々がいての話。
実行委員だけでは運営できないのである。

受付、荷物チェックが終わると、ブリーフィング。

23時半に、一斉にGPS携帯の電源をON。そして、公式サイトをチェックすると...なんと重すぎて表示できないらしい。これは困った。公式サイトは、このGPSトラッキングがウリなのに、表示できないなんて。今回、最低限の予算でサイト構築を行ったために、アクセスが集中した場合にそれに耐えられなかったらしい。次回以降の課題が残った。
なんてことを、スタート数分前までやっていました。

バタバタしている間に、スタッフモードのままスタートした感じ。
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# by makani_tomo | 2012-08-27 15:59 | TJAR

TJAR直前~ドタバタのあとの静寂~

ここのところ、すべてのレースにおいて、寝不足&ドタバタで参加しているのですが、今回のTJARはその集大成のようなもの。会社の仕事の合間に、TJAR実行委員としてGPSトラッキングの対応、ご協賛いただいている企業への対応、公式サイトのフォローなど処々行っていますので、なかなか選手モードになれません。

しかし、このレースの運営に関われることは、大いなる喜びです。多くの人の協力を得て、公式サイトを立ち上げることができました。僕が会社に入った頃からの長い付き合いである、That'sコーポレーションの渡邊さん、井月さんには本当にお世話になりました。デザイナーの井月さんの献身的な支えがあってこその、公式サイトです。

GPSトラッキングでも、多くの人の協力を得ることができました。日本ロゲイニング協会の高島さん、ロケーションの竹島さん、マイテックの岡村さん、ドコモの藤間さん、NTTの芝田さん他、たくさんの人々が、TJARの精神に賛同してくれました。ありがとうございます。

スタートは富山県魚津なのですが、実行委員の誰もが富山には住んでいません。現地での様々な手配を、富山県山岳連盟の畑中さんが行ってくれました。感謝申し上げます。

こうして、多くの人の気持ちの上に、TJARは成立しています。選手やスタッフのみならず、見えないところで多くの人々がサポートしてくれています。残念ながら本大会に出ることができなかった選手の気持ちも、このレースを支えています。そして、家族や友人など多くの人の応援が、TJARを支えています。

さて、そろそろ選手モードに切り替えないといけません。今、荷物を測ったら、乾燥重量で6.3kgでした。GPS携帯3台を含んでいるので約6kgですかね。雨対策で少し荷物を増やしたにしては、まずまずでしょうか。直前にコンビニでおにぎりなど買うので、少し重くなりますけどね。


お天気は心配ですが、雨が降ることは避けては通れないので、雨を楽しむことにしましょう。幸い、昨年夏に盟友かどさんと北アルプスに行ったときは、雨続きでしたからね。

今回の大会では、関門CPにはスタッフが入ります。市野瀬CPには「山たの」の武田さん。実行委員でもあります。三伏には、アゴヒゲさん、山口さん、あんちゃん、高橋さん。アゴヒゲさんに会える可能性は低いけど、あんちゃん待っていてね!アゴヒゲさん、大浜でのキンキンよろしくね!

前回大会は、スタート直前に母の交通事故の連絡が入り、一ノ越でリタイアしました。母は、そのことをこの2年間気にし続けていました。今朝、母とは電話で話しました。ゴール予定を聞かれ、「19日午後」と言うと「18日にならん?」とハッパをかけられました!頑張ります。

2008年は、自分への挑戦でした。今回は、もう少し大きく構えて、人間の持つ潜在的な力を表現できればと思っています。3.11で自然に対する人間の無力さを痛感させられました。しかし、その後も被災地の人々は、力強く生きています。東京も混乱しました。多くの人が自分の足で自宅に帰りました。自分の足で、帰らなくてはならない。→帰ることができる。そんな風に意識を変えることができれば。人間はもっとできる!もっとも、自然の前には謙虚になりながら。そして、楽しむ心を忘れずに!

直前までドタバタしていたのに、いまは静か。扇風機の音だけが耳に届いています。集中力が高まりつつあります。あとのことは、岩瀬さん、武田さん、Sueさん、どうかよろしくお願いします。コース上でのことは、僕も対処いたしますので。

みんな、ありがとう。

さて、そろそろ出かける準備をします。今後の詳しい様子は、公式サイトでご確認ください。
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# by makani_tomo | 2012-08-11 13:47 | TJAR

史上最速?の帰社

先週は水曜日から富士登山でした。新入社員研修なのですが、先輩社員がスタッフとして働くのです。僕は、頂上のスタッフとして3回目になります。

この登山は、もちろん業務なのですが、空いた時間は高地トレーニングも可能なのですよ、半分趣味みたいなものです。

前夜の宿である須走まで(東京から)走っていく、というプランもありますが、今回は来月のTJARがあるので我慢してバスで出掛けます。
宿では頂上に上げる荷物のパッキングなどをします。その他は暇なので本でも読もうかと思っていたら、仕事のメールがバンバン入り、しかも対応せざるを得ない内容。PC持ってきていないので、紙とペンで対応。う~む。夜は、軽く宴会して早めに就寝。

翌朝は、8時半くらいから登り始めました。僕は、小屋ごとに天候や気温、風速などを測って本部に知らせる係。トランシーバーを持って上がります。自分の荷物は軽量化せずに、しっかり持っているので、6kgくらい?ほどほどのペースで約2時間半で登頂。

山小屋では、もちろんビールにピリ辛うどん。定番です。

後輩が到着したところで、奥宮にごあいさつ。これも、いつものお役目です。そのついでに、後輩を連れてお鉢巡りに。途中、急に雹に降られて、あわてて走って戻りました。その後も、雨が降ったりやんだり。

でも、その後お鉢巡りのおかわり2周。1周23分台は、なかなかいいペースでした。

夕方からはお仕事です。次々と登ってくる新入社員を出迎えます。今年のトップは2時間1分。なかなか速い。練習に来たとか。

夜は21時就寝なのですが、寝袋に入ってメールのやり取り。ヘッドライト使って、お仕事...結局22時過ぎまで手書きで数字の確認をしていました。

翌朝は3時前にスタンバイ。多くの人が山頂目指して上がってきます。点々と光るライトの列は、なかなか幻想的。

ご来光は4時50分ごろでしょうか。雲が少し多かったけれど、きれいに見えました。でもって、今日はここからが真剣勝負。可能な限り早く会社に戻らねばならないのです。

既に荷物は用意してあったので、ご来光の後、脱兎のごとく下山開始です。登りでトップだった新入社員が、ややフライング気味に下山を開始するのを確認し、自分もスタートです。ものの数分で新入社員には追い付き、「ひと声かけて」サックリと追い抜き、ガシガシ下りました。途中砂払いでレインウェアや長袖シャツを脱ぎ、5合目まで約50分で下りました。(5時40分:5合目)

通常は新入社員が戻ってくるところを、社長が出迎えるのですが、1番がスタッフだとよろしくないと思い、こっそりと5合目に到着したのですが、まだ社長も来ておらず、良かった良かった。

しかし、ここから宿まで戻るバスは、あと少なくとも1時間は出ない様子。としたら、宿まで走るしかないでしょう。ま、毎年走って下っていますけどね。11.5kmくらいでしょうか。ほぼ下りなので、約1時間で宿まで到着です。(6時45分:宿)

宿では、タクシーの予約時間を早め、さくっとシャワーを浴びて、帰り支度。タクシーを待つ間に、缶ビールとカレーライスで朝ごはん。7時20分にはタクシーに乗り、御殿場駅へ。7時36分に駅に着き、急いで切符を購入。小田原から新幹線の指定席も購入し、7時40分国府津駅行きの御殿場線に飛び乗りました。

もうこれで大丈夫。小田原-品川間だけゆっくりと居眠りして、9時40分には会社の席に着いていました。ご来光から5時間以内の帰社は、史上最速ではないかと!どうですかね...

これで、TJAR前のまとまったトレーニングは終わり。日常的には、スタッフモードで準備ばかりしているので、この週末くらいからは選手モードに切り替えないとね。
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# by makani_tomo | 2012-07-31 10:52 | 昇る・登る

分水嶺トレイル

ご無沙汰しておりました。TJARの準備(本人の準備ではなくスタッフとしての準備)に忙しく、なかなかブログにまで手が回りませんでした。が、あまりに時間が経つと記憶も薄れるので、ここいらで頑張って書きましょう。

7月14~15日は、分水嶺トレイルに参加してきました。これは、奥多摩の鴨沢をスタートし、雲取山~三条ダルミ~飛龍山~将監峠~雁峠~雁坂峠~甲武信山~国師ヶ岳~金峰山~瑞垣山~松平林道~横尾山~飯盛山~獅子岩というコースを踏破するレースです。

エイドはなく、雰囲気としては、ミニTJARという感じですね。必要装備に、カラビナやスリング、ロープが指定されているところは、独特です。実際に必要な場面はないのですが、主催者は、山に臨むにあたっての心構えの様なものを装備品にメッセージを込めているのだと思います。

14日は寝坊して、あわてて6時に家を出ます。予定の電車に乗れてほっとひと息。奥多摩駅発のバスには、同じレースに参加する人たちがたくさん。

装備チェックを行い、武田さんのブリーフィングを終えたら、集合写真。このくらいの規模のレース、好きです。

14日10時:鴨沢スタート
誰も走ってスタートしません。とはいえ、サクサク歩く人も数名おり、僕はソロで参加のNさんの後ろに続きました。Nさん、平坦な所にくると少し走ります。やるな~。僕は、走らずマイペースを維持。今回は、TJARのための練習なので、あえて軽量化はせず、水もしっかり満タンです。なるべく山小屋にも寄る予定です。

最初に寄った七ッ石小屋では、冷たい水をいただきました。
良く考えたら、このコース下ったことは何度もありますが、登ったのは初めてです。

14日12時●分:雲取山
避難小屋のベンチで、おにぎりを食べます。誰かのブログで、虫がうるさいと書いていたので、虫よけスプレーを持ってきていました。少しは効果ありました。少し休んだら、三条ダルミに下ります。

ちょこちょこ走れる区間もあります。無理のない程度に走りも入れます。

14日●時●分:飛龍山
ここから先は、TGGのコースでもあります。将監峠までは、走れる区間もあります。今回は将監小屋にも寄ってみました。(TGGではいつも寄らない。)水場が近いので、ここで汲んでおけばしばらく持つはずです。

14日16時●分:将監峠
峠の先、山ノ神土から先は、どうせなら行ったことがないコースと思い、尾根ではない道を選択。ここは、割合気持ち良く走れますね。多摩川源流の山ということもあって、水も豊富。時々、冷たい水で顔を洗うこともできます。そして、ふと思い立って笠取小屋にも寄ることにしました。冷たいコーラが飲みたくなったのです。時間的には、小屋に寄れる最後のチャンスでしょう。

この間のTGGでは、小屋が開いていなくてガッカリしたのですが、今回は空いていました。冷たいコーラはないというので、ビールをもらうことにしました。ちゃんとおつまみに、ポークビッツを取り出して、ベンチで休んでいたら、小屋のおやじさんも出てきて、レースの話に。清里まで行くの?なんて話しながら、楽しいひと時。ごちそうさまでした。

14日●時●分:雁峠
まさにここが分水嶺。富士川、荒川、多摩川に分かれます。そろそろ暗くなり始めました。ライトを付けて、燕山に登ります。そして、雨もポツポツ。

14日20時07分:雁坂峠(CP)
あとから結果をみると、先頭のNさんから遅れること21分でした。後続とは44分差でした。前後とこれだけ離れると、ライトの灯りも見えないですから、ほとんど1人で行動している感じです。ここでは休まずスルー。

ここから、甲武信小屋までが長かった~。途中、後ろにライトが見えたので、割合近いのかなと思ったのですが、そうでもなかったみたいですね。

14日●時●分:甲武信小屋
ここで、水を補給します。そして休憩。靴下も履き替え、足裏のケアをしました。早めのケアが肝要です。なんだかんだと20分くらい滞在し、甲武信ヶ岳に向かいます。

14日23時41分:甲武信ヶ岳
ここは、本部への電話連絡ポイント。結果を見たら、先頭とは31分差。後続とは39分差。小屋で長く休みすぎましたか。。。
しかし、本当に長いのは、ここからでした。ライトの照らす範囲内を眺めながら、黙々と登ったり降りたりするのですが、どうしても眠くなります。眠くなったら、座り込んで5分ほど寝ます。これを何度か繰り返しました。

途中、先頭を行くNさんに追い付きました。少し横になっていたとのこと。先に行ってもらい、少し遅れて進みます。ライトが見えるとルートファインディングの面白みがなくなるので、適当に距離をあけました。(とはいえ、すごくルートがわかり難いわけでもありませんが)

15日●時●分:国師ヶ岳
ここまできたら、次のCPはすぐ近くです。

15日4時29分:大弛小屋
小屋の人は活動を始めているものの、まだ飲み物を売ってもらえるかどうかは微妙な時間帯。あきらめて、CPのテントに向かいます。Nさんとは13分差。後続とは1時間半ほどあいていたようです。
明るくなってきたのですが、調子は上がらず、まだ眠い状態。普通の登山者と同じくらいのペースしか出ません。ようやく調子が出てきたのは、金峰山が見えてきてからです。

15日6時36分:金峰山
本部への連絡ポイントなのですが、携帯がなかなかつながらず、ちょっと時間をロス。ま、それほどあわてなくてもいいのですけどね。Nさんとは24分差。

富士見平小屋で何か食べるぞ!と意気込んで、ここからは割合元気に下りました。途中、奥様の参加しているチームを出迎える佐藤良一さんとお会いしました。

金峰山もそうですが、大日岩、インパクトありますね。なかなかのものです。大日小屋では、Nさんがちょうどスタートするところでした。僕は、少し間をおいて進みます。

15日8時22分:富士見平小屋
水場で水を補給し、山菜うどんをいただきました。そしてハーブティーにコカコーラも。大休止ですっかりリフレッシュできました。

さて、瑞垣山へ向かいますが、ここはあまり夜来たくはないですね。結構、他のチームは、暗くなってから通過している様ですが、気を付けないと大変だと思います。不動滝方面に下る道も、なかなか難しい。暗くなってから通ると、相当効率が悪くなりそうな道です。しかし、子ども連れが登ってきているのですよね。大丈夫かな?

何とか林道まで下りてきました。意外と長かった...さて、軽くジョグで先を急ごうとしたら、どこからともなくNさんが現れて、どうやら道を間違ったようだとのこと。Nさんが間違いなら、目の前にいる僕も間違ったということになります。しかし、間違いそうなところはなかったけどな...結局、Nさんは戻って確認することに。僕は、正しいポイントにいると判断して、そのまま先に進みました。結局、10分くらい進んだところで、正しい道を進んでいることを確信したのでした。

松平林道に入り、登り以外は軽くジョグで進みます。途中、分岐があります。ちょっと悩んだけど、メインルートを進みます。なかなか信州峠には着きません。でも、走れる区間も多いので、時間を稼ぐことはできますね。

15日●時●分:信州峠
ここから、横尾山に向かいます。結構登っている人も多いですね。途中、下りの団体さん20名くらいをやり過ごしました。そして、山頂は意外と遠かった。ここから先は、ほとんど人が通らないようですね。くもの巣もあり、笹に水滴が残っている状態。結構ぬれました。ルートファインディングが必要ですが、日中通る分にはまず問題ないでしょう。少し外しても、基本的な方向さえ間違わなければ、すぐに戻ることができます。しかし、夜だと難しいかもしれません。

いよいよ、柵が現れました。途中で柵の中に入ります。どうやら、ここでデジカメを落としたらしい。拾ってくれたのは、チーム鳳の皆さん。本当にありがとうございました!
再び柵をくぐる目印の道標がなかなか現れないので、ちょっと不安になります。で、戻ってみたりして、時間をロス。

さて、最後は飯盛山に登るだけ。木の階段がなかなか足の応えます。しかし、もうゴールは目の前なので、頑張れますね。しかし、ここで、デジカメを落としたことに気付きました。とりあえず来た道を登り返し、探してみたが見つからない...うーん、仕方なく飯盛山山頂で本部に連絡。すぐに降りますと言ったものの、もう少しデジカメを探してみようと、来た道を戻ります。20分くらい探したのですが、見つからず。かといってこれ以上戻る気にもなれず。。。再び本部に連絡して、下山開始。

下山途中で、竹田さんのお出迎え。飯盛山から電話してから、時間が掛かり過ぎて、心配してくれたとのこと。申し訳ありませんでした。

15日17時38分:獅子岩ゴール
予定通り、15日以内に帰ることのできる時間にゴールで来て良かった!デジカメ落とさなかったら、あと40分くらいは早くゴール出来たでしょう。

ビールを飲んでいたら、Nさんも到着。2人して風呂まで送ってもらいました。

甲斐大泉から小淵沢まで行き、あずさで帰ります。しかし、サッカーの試合があったからか、あずさは満席。仕方なく、デッキに立ったまま帰ってきました。お弁当も買えず、食べれずで、ちょっと残念。でも、日曜日中に帰ることができたので、良しとしましょう。

このコース、なかなかタフです。UTMFより短いけどキツイかもしれません。ペースとしては、もう少しあげることはできるけど、こんなものでしょう。金峰山手前で明るくなるくらいがベストかもしれません。

TJARに向けて、いい練習となりました。武田さんはじめスタッフの皆様、ありがとうございました。
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# by makani_tomo | 2012-07-30 18:11 | レース(トレイル)

TJAR2012選考会

7月7~8日と、TJAR2012選考会を実施しました。

前回までは単なる参加者ですので、集合時間に遅れなければいいやってな感じで、お気楽でしたが、今年は運営側ですので、何かと忙しいのです。

6日金曜日、何とか18時半に会社を出て、食料品など買って、急いで帰ります。シャワーだけ浴びて、夕食食べて、用意をして、22時には家を出ました。akihageさんとの待ち合わせ場所に着いたのが23時過ぎ。一路駒ヶ根へ。

今回は荷物が多いのです。2日目はスイーパーなので、山に入る用意は当然しています。その他に、スタッフ道具、そしてGPSトラッキングを確認するためのノートPCとWi-Fi。

中央高速は勝沼あたりで大雨。選考会の前夜って、なぜこうも高い確率で雨なんでしょうね。梅雨時期だから仕方ないか...

2時前に到着したので、車内で少し仮眠。でも、2時半にはスタッフ集合です。ブリーフィングをしていたら、あっという間に選手集合時間。受付、記録用紙配布、装備チェック、写真撮影、そして選手ブリーフィング。あっという間に5時45分。いつもの場所で集合写真を撮り、6時スタートです。

選手を見送った後は、正人カーに乗り、Wi-Fiが入る場所まで移動し、トラッキングのチェック。しかし、携帯でちゃんと見れたので、PCいりませんでしたね。その後、入野谷経由で仙流荘へ。途中選手を追い抜いて行ったのですが、みんなペース速いね。

仙流荘からはバスに乗り北沢峠へ。次のバスを待っていたら、広河原からきたあんきもさんに遭遇。応援登山に来るとは聞いていましたが、上手く逢えました。
野呂川出会まで更にバスに乗り...(よく考えたら、歩いてもよかったよね。)そこから、両俣小屋まで1時間半くらい歩きました。雨が降ったりやんだり、しかし、正人さんや将悟くんともいろいろ話ができて、いい時間でした。

両俣小屋の少し手前で林道は終わっています。というか、崩壊したのですね。雨が降った後だったので、水嵩も多く、濡らしたくなかったけど、シューズもソックスも濡れてしまいました。

両俣小屋は、落ち着いたいい小屋ですね。ちょうどお昼なので、ラーメンと缶ビール。どちらも500円。後から考えたら、北沢峠の自販機でも缶ビールは500円。どう考えても、北沢峠の500円は高いな。

ひと息ついたところで、本部テントを建てます。小屋のご厚意で使わせていただきました。椅子やテーブルも貸していただけて、本当に助かりました。ありがとうございました。

さて、そのあとは自身のツェルトやシェルターの設営。スタッフみんな並べて設営したのですが、設営した後で、チェックポイントをみんなで確認しました。これはよかった。誰がチェックしても、同じ視点で評価できたはずです。

選手が到着するまでは、お昼寝タイム。のんびりとしたいい時間です。山と道のマットもなかなかGOODでした。欲を言えば、もう少し長いといいな。その分かさばりますけど。100均の銀マットとセットで使えば、かなりいいのではないだろうかと思いました。

16時を過ぎて、選手が到着してからは、ツェルトやシェルターの設置チェックが続きます。確かに緊張しますよね。僕も前回は緊張しました。最終ランナーは21時過ぎの到着。チェックを終えて寝たのが22時近くでした。そういえば、夕食食べてなかったよ。というわけで、夕食はいつものポークビッツでした。

夜は、寝たり起きたり。今回はエマージェンシーシートのみでしたが、まあ寒さはしのげました。予備のウール長袖は使わなくて済みました。標高2000mちょいですから、寒い河原でも何とかなります。これが熊ノ平になると、相当寒くなります。

翌朝は、2時半集合。スタッフで今日の動きを確認します。選手は3時スタート。僕はスイーパーなので少し遅れてスタート。そのあとは、同じくスイーパーの奥野さんと2人で、最終選手の少し後ろを進みます。5時過ぎ、阿部荒倉岳では、携帯が入るので本部に報告。7時15分頃仙丈ケ岳を通過。奥野さんと分かれて、僕は念のために仙丈小屋に回り、選手がいないことを確認。親父さんに、選手が全員下りたことを報告し、お礼を言いました。いつも、良くしてくれるのですよ。

その後、奥野さんと再び合流し、北沢峠に下りたのはちょうど9時でした。選手がNHKの取材を受けている間、缶ビールとあんパンで腹ごしらえ。バスが来るまでまだ45分。乗ってからさらに45分...と考えていたら、20kmで下り基調だから走っても大して変わらないな...と思い、走ることに。

立派な林道なので、走りやすいです。しかし、なかなか最終選手に追いつきません。おかしいなぁ...と思いながらペースを上げると、選手に追い付きましたが、先ほどの選手ではありません。抜かれてもいないというし、おかしい。そんなことを考えていて、ショートカットしようと思ったら、ちょっとハマりました。すぐに引き返したのでロスト5分。(帰宅後確認したら、間違っていなかったことが判明。ちょっと悔しい。)結局、途中でバスに抜かれ、11時5分に仙流荘に戻ってきました。

風呂に入った後は、会場を撤収し、実行委員会が行われる入野谷へ移動。13時前から選考を始め、選考だけで5時間くらいは掛かりました。選手の想いが詰まっているだけに、1つ1つ委員会でじっくり協議をして決めて行きました。その後は、本大会に向けての課題確認。結局委員会が終わったのは20時近くになりました。

帰りは武田さんに車に乗せていただき、途中休憩をはさんで帰宅したのが24時過ぎ。そこから、汚れものを洗濯し、シェルターも洗い...寝たのは3時半でした。やはり、ハードな週末でした。こうして、長時間動きつづけるのも、TJARのトレーニングですかね。

公式サイトの評判も良いし、GPSトラッキングも概ね上手くいきそうなので、ひと安心。しかし、まだまだ本大会に向けては課題山積。魚津に行くまでに登らねばならない山は、まだまだあるのでした。

なにはともあれ、選手の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
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# by makani_tomo | 2012-07-09 19:40 | TJAR

TJAR公式サイト開設

ようやく、TJARの公式サイトが開設しました。新たにサーバを借りて、ドメインを取得して、構成を考えて、コンテンツをかき集め...

いや、ザッツコーポレーションの渡邊社長、デザイナーの井月さんのご協力がなければ、できませんでした。TJARという挑戦に共感を持ってもらい、ご協力いただけたことを本当に、嬉しく思います。

それにしても、選考会に間に合ってよかった。

選考会後は、GPSトラッキングの搭載という大課題があります。これには、日本ロゲイニング協会高島さん、girasolの田中社長(通称:動物さん)の多大なご協力をいただいています。なんとか、完成させたい!

どうか、みなさまTJAR公式サイト(http://www.tjar.jp/)をよろしくお願いいたします。
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# by makani_tomo | 2012-07-05 18:32 | TJAR

蕎麦ロゲ

昨日は、蕎麦ロゲでした。
今回は、「チームくりすけ」に加えていただきました。

8時40分に会場着。
既にくりすけさんが計画を立てていました。

北を攻めるか、南から回るか...結果は時計回りで南側から取っていくことに。
9時5分スタート。

こし庵→電車→有楽町23(17も取りたかったが見つからず断念!)→新橋駅22→電車→大井町→青物横町45→目黒不動43→恵比寿39→渋谷33→34→上原38→電車→代々木八幡37→参宮橋→電車→新宿29→35→西武新宿駅→電車→新井薬師前70→電車→飯田橋12→36→電車→護国寺28→巣鴨20→吉祥寺21→電車→淡路町→こし庵

合計ポイント565点
男子3位でした。

回り方は、悪くなかったと思います。
一番しんどかったのは、後楽園駅。一番地下の南北線のホームから、一番上の丸ノ内線のホームまで、エスカレーターを駆け登りました。おかげで1本前の電車に乗れて、遅刻せずに済みました。危なかった!

<反省点>
①有楽町で17が取れなかったのは痛い。
②上原38から代々木八幡37は走ってもよかったな。
③さらに、37から新宿12へも走った方が速かったかも。まあ、その分休憩出来ているのですが。
④新井薬師前70の後は東西線落ち合い駅に出た方が良かった。
⑤②~④が出来ていたら、もう少し時間が残り、上野の27、24あたりを取れたはず。

ま、タラレバですがね。
くりすけさん、ありがとうございました。
総走行距離は約35kmでした。

その後は銭湯でさっぱりして、宴会に入ります。
知らない顔が多くなっていてビックリ。
ハリ天さん、ハリマネさん、あんちゃん、パンちゃん、アゴヒゲのないアゴヒゲさんらと、楽しく飲めました。
結局、スタッフと同じ時間まで居座って、のんびりと帰ってきました。

みなさま、どうもありがとうございました。
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# by makani_tomo | 2012-06-25 17:28 | レース(ロード)

うな丼ダブル

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宇奈ととにて、うな丼ダブル。これで900円は安いな〜
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# by makani_tomo | 2012-06-21 14:57



走って、飲んで、そして読んでおります。
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