走る!飲む!読む!

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温泉リハビリ

週末は、温泉に。
悪天候の予報でしたが、意外に秋晴れのよい天気が続き、無事に宿の到着。
と思ったら、雨がぽつぽつ。
温水プールに行き、水中ウォーキングで、リハビリ開始。
程よく疲れたところで、温泉三昧。

夕食は...

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これで全てではありません。このほかに、煮物、焼き物、釜炊きご飯、赤だし、香の物、水菓子などが続きます。

食べすぎました。

翌日のお昼には、うまうま鶏そば。これは、逸品!

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存分にリフレッシュできました。明日から、トレーニング再開予定です。まずは、ぼちぼちと階段をゆっくり昇ることから始めますか...
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by makani_tomo | 2008-08-31 22:54 | 食べる

TJAR2008(費用編)

はたして、今回のTJAR2008に参加するにあたり、どのくらいの費用がかかったでしょうか。こまごまとしたものは省略して、購入記録が残っているものを中心に、おおまかに総費用を計算してみると...

総費用:292,000円!

いや、ビックリですね。こんなにかかっているとは。もっとも、ウェアも装備も何もないところからの計算ですから、実際にはこれほどかかっている実感はありません。以下、内訳です。

ウェア:83,200円
装備:126,500円
食費:32,400円
食糧:7,200円
医薬品:5,700円
交通費・宿泊費:28,500円
保険その他:8,500円

ウェアの金額は、かなり正確です。ほぼすべて、記録を取ってありました。ただ、これらの多くは普段から着ているものです。今回のために買ったものは、パワーソックス(@5,250円×2)やソックス(@2,494円×2)くらいです。

最も多くかかっているのが装備です。中でもシェルターは31,290円と高いです。これは、昨年購入したものではありますが、TJARのために買ったものと言えます。カリマーのザック(12,096円)も、ほぼTJAR用と言っていいでしょう。もちろん、今後他の目的にも使いますが。シューズも通常サイズのものは、他の機会にも使いますが、ワンサイズ大きなシューズはTJAR用と言ってもよいでしょう。そう考えると、山の装備をほとんど持たない人がTJARを目指す場合、それなりのお金をかけて装備をそろえる必要があることになります。

食費は、前日からゴール当日までの飲食代です。小屋での飲み物は300~400円しますし、カップラーメンでも400円程度、うどんやカレーになると800~1,200円かかります。山の食事は安くないのです。それに比べると、駒ヶ根のマクドナルドで使ったのは960円ですから、安いですね。荷物を軽くするためには、ある程度小屋食をあてにする必要があります。そうすると、食費はおのずと高くなってしまうのです。ちなみに、ゴール後の飲食代5,000円が含まれていますので、これを除いたとしても27,000円ほどはみておいた方がいいでしょう。

一方食糧は、担いで行ったものです。アルファ米やカロリーメイトなどが中心ですが、担ぐにしても限界がありますので、意外と費用はかかっていません。

交通費宿泊費は、どこに住んでいるかで大きく変わります。北海道から参加する場合には、飛行機代などかなり多額の費用がかかることになります。僕の場合、東京からの往路は高速バス、静岡からの復路は新幹線。魚津と静岡での宿泊費も含まれています。この宿泊費に関しては、節約することも可能です。何といっても、野宿できる装備は持っているのですから。しかし、今回は東京に戻ってすぐに仕事に行く必要もあったので、身体を休めることを優先に考えました。

医薬品などは、もう少しかかっているかもしれません。コンタクトレンズや眼鏡の費用は含まれていません。ただ、そう多くはかからないでしょう。

保険その他には、山岳保険の費用や地図の購入費、デポ品の郵送料などが含まれています。

日頃から登山などをしていて、山に関する装備がある程度揃っている人であれば、交通費や食費などを見込めばいいと思いますが、一般的なトレイルランニングしかしたことがない人にとっては、装備をそろえるというハードルがあります。もっとも、ひとつひとつ調べて探して、そろえていくというのも楽しいものです。そしてそれらを山で使ってみながら、山になじんでいくのでしょう。TJARの魅力は、自分なりに工夫をしながら準備をしていくところにもあるのではないかと思っています。ちょっと贅沢な、大人の旅支度といったところでしょうか。
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by makani_tomo | 2008-08-30 09:13 | TJAR

TJAR2008(体重と体脂肪率の変化)

TJARの直前と直後の体重と体脂肪率を表にまとめてみました。

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直前だからといって、特にたくさん食べることはなく、普段よりも気持ち多いくらいなので、体重、体脂肪率共に比較的安定しています。直前5日間の平均は体重が61.78kg、体脂肪率が11.58%、それらの積である体脂肪量は7.15kg。ベストかどうかは別にして、僕の通常の状態と言っていいでしょう。

昨年は、体重も59~60kg、体脂肪率9~10%でしたから、明らかに体脂肪量が少ないです。この状態で、身体の疲労が抜けず、練習時にハンガーノック状態にも陥ったので、今年は体重で62kg前後、体脂肪率も常に10%以上はキープするように心掛けていました。

レース中は、行動もしていますが、マメに食べて飲んでいます。そして、ゴール後も、割合ガツガツと食べて飲んでいます。帰りの新幹線の中でも、こんなもの飲んだり...

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家でも、とっておきのこんなワイン飲んだり...

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ですから、直後の18日は体重も63.4%と多めです。(ちなみに、わさびらむねは、あまりわさびが利いていなくて、イマイチ!)それよりも、体脂肪率が4.6%!5%くらいにはなるかなと思っていましたが、5%を下回りましたね。家庭用の体脂肪計なので誤差の範囲です。

その後、むくみがひどくなるに連れて、体重は増えます。そして、むくみの解消と共に、体重は減少し始めます。この間、食事の量はさほど変わりません。もちろん普段よりはたくさん食べています。(1.5倍くらい?)

体脂肪量も順調に増えています。もっとも、急激に増やせるものではないので、実は6kg手前で足踏みをしています。(昨日は62.2kgで8.7%だったので、体脂肪量は少し減っています。)まあ、1ヶ月もしないうちに戻るでしょうからあまり気にしていません。

しかし、ゴール直後の5日間くらいは、明らかに免疫機能が低下している気がしましたし、自律神経も変調をきたしており、急な発熱や逆に悪寒を感じたりと、会社で仕事をしていても大変でした。もっとも、5日くらいで収まります。むくみが引くタイミングと同じなのが不思議ですね。身体の中で、何か変化が起きているのですね。

どれだけの運動したら、自分の身体にどれだけダメージを受けて、どういう変化が起こるのかを記録しておくことは意味のあることだと思います。次に何かダメージを受けるようなことをしたときにも、冷静に判断・対応することが出来ますし、ダメージ具合をある程度客観的に判断することも出来ます。まあ、人にとってはあまり参考にならないので、あくまでも自分のための備忘録です。
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by makani_tomo | 2008-08-29 10:31 | TJAR

TJAR2008(シューズの使用前・使用後)

装備のところでもご紹介しましたが、今回のTJAR2008では、シューズはVASQUEのBlurを使いました。前半は26.0cmで後半は26.5cmです。

Blurは、昨年からXCRタイプを使っていました。最初に使ったのは、昨年9月の新穂高~双六~西鎌尾根~槍ヶ岳~上高地という、西鎌尾根復習の時でした。これが、なかなか具合が良かったものですから、その後の南アルプス試走や今年5月のみんなでTTRの時もBlur XCRでした。

実は、VASQUEでは、以前からマーキュリーを使っていたのですが、なぜかマーキュリーだと足にマメが出来易いのです。同じラストを使っているのに、不思議です。

今年の選考会AまではXCRだったのですが、長い行程の中で塗れた後の乾きを考えると、XCRではない普通のBlurの方が良いだろうと思い、あわてて購入。選考会Bから使い始めました。そして、今回もBlurで富山湾をスタート。市野瀬に到着した時には、こんな風になっていました。

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左側は、新品のBlur XCRのソールです。色は違いますが、基本的には同じソールです。右側のBlurは、立山~上高地と富山湾~剱岳~立山~上高地~木曽駒高原~駒ヶ根~市野瀬という区間、延べ100時間程使ったものです。ソールが見事にすり減っていますね。練習には使えますが、レースでは使えないですね。それに、ウェットな路面では滑りそうですね。

現役は引退ですね。いやいや、ご苦労様でした。
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by makani_tomo | 2008-08-28 18:37 | TJAR

アドスポ

いよいよ発売が明日に迫りました。ヤマケイ別冊『Adventure Sports magazine』です。

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原稿を書いている関係で、発売前日に届きました。

初めて山耐に出る前には、05年版の付録のDVDを繰り返し見て、イメージトレーニングしたものです。今年度版も5人のトップランナーのインタビューや石川さんのエベレストマラソン参戦記など、なかなか読みごたえありです。

ちなみに、次号は09年3月発刊の予定だそうですよ。
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by makani_tomo | 2008-08-27 23:32 | 読む

TJAR2008 記録と記憶と名誉

<記録>
TJARは、いちおうレースですから、順位が付き、タイムが記録として残されることになります。7日間17時間25分。想定していた時間より35分早いこの記録に、僕は満足しています。もっとも、18時にゴールと確かに想定していましたが、そんなことは頭からすっかり消えて、8日目にはひたすら太平洋に到達することだけを考えていました。

<記憶>
この7日間17時間25分の間の記憶は、僕にとってとても大切なものです。もっと言えば、前回大会の報告会に出て、TJARへの出場を決意した時からの記憶が、1本の紐のようにつながっており、ゴールの瞬間から約2年前まで、ズルズルと記憶をたどることが出来ます。

しかし、記憶は徐々に薄れてゆくし、記憶違いも起してしまうので、出来事の直後に記したこのブログの記録は自分にとって貴重な補助でもあります。今回の行程記も、他人が読むには無駄に長いのですが、自分のその時点の記憶を少しでもとどめておきたいという思いから、量を気にせず書き記しています。もし、次回大会に挑戦しようとする時、再び僕は今回の記録を読み直すに違いありません。

<名誉>
TJARでは、記録は残っても、表彰状もメダルもありません。過去には完走Tシャツというのがあったそうですが、デザインの関係なのか、誰も着ていないという幻のTシャツ。(うわさによると、TNF製のTシャツだそうで、完走者の名前がプリントされていたとか...)

参加者は、表彰状もメダルも欲しいとは思っていないはずです。自分の中に残る記憶が、最大の宝物だし、皆からの応援や祝福が最大の名誉でしょう。僕にとっても、完走で来たこと、いい旅の仲間に出会えたことが、自分にとって最も誇らしいことです。

しかし、応援してくれた仲間から、こういうものをいただけると、実はとても嬉しいのです。

ヨヨレンジャー・ピンズバッチ
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所属している代々木ランニングクラブの会長であるマハロ菊池さんお手製の、ヨヨレンジャー・ピンズバッチです。漆黒の暗闇の中に照らし出される山道と、無数の山々をイメージしたそうです。同じクラブに所属している鈴木選手、伊藤選手と共に、このバッチをいただきました。ものすごく嬉しいです。ありがとうございました。

そして、もうひとつの名誉が、ゼッケンです。僕のゼッケン番号は20。TJARが続く限り、この番号は僕の番号なのだそうです。このゼッケンを付けて、また参戦したいものです。ゼッケンに負けないように、精進しないと...

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by makani_tomo | 2008-08-27 10:21 | TJAR

TJAR2008(怪我・故障編)

TJAR2008に参加して、参戦中とその後の身体的な変化について、気付いた点を記しておこうと思います。もはや完全に自分のための備忘録なので、興味がない方は読み飛ばしてください。

<本戦前>
本戦前、決して万全の調子で臨めたわけではありませんでした。選考会Bで、終盤左足首(脛の下部)を痛め、その影響は直前まで続き、ほとんど走ることが出来ていなかったのです。ちなみに、選考会B以降本戦までの3週間の間、ランニングは全くしておらず、普段の階段トレーニングをゆっくり登り程度で数回行ったのみでした。

直前の木曜日に関根先生にマッサージをお願いしたところ、この左シンスプリントに気付かれて、蜂窩織炎(ほうかしきえん)の可能性もあるとのこと。あわてて、整形外科に行きました。(結果は、問題なし。)

そんな状態でスタートラインに立ったわけで、実は一番の不安は、馬場島までの30kmを走ることが出来るか?ということだったのです。

その他の体調は悪くありませんでした。選考会Bの時は、高速バスで変な体勢で寝ていて、背筋を痛めたのですが、今回の高速バスでは、気を付けていました。

スタート前は、身体を休めるために魚津のビジネスホテルで、シャワーを浴びて、ビールを飲んで、ベッドで寝ていました。グッスリ眠ることは出来ませんでしたが、身体を休めることは出来たと思います。

<基本のケア>
僕のレース時の基本の予備的ケアは以下の通り。
・キネシオテープ(脛1本,ふくらはぎ1本,大腿四頭筋1本,膝回り1巻)
・バンドエイド(足親指爪,足親指左右脇,足人差指の先,足小指)
・スキンガード(両足かかと,右足小指下)

<本戦中>
心配していた左シンスプリントは、最後まで問題ありませんでした。あれほど痛かったのに、そして本戦でも相当な負荷を掛けたはずなのに、なぜでしょう?よくわかりませんが、やはり選考会Bで使った某メーカーのコンプレッション型のソックスが原因ではないかと思っています。(既に、そのソックスは処分しました)

~膝及び大腿四頭筋~
最初に違和感が出たのが、左の膝、お皿の外側付近です。比較的表面上の痛みなので、最初は違和感程度から始まりました。たぶん、雄山から下るあたりで既に感じ始めたように思います。膝は、僕のウィークポイントなので、長い行程の中でいずれは出るだろうと思っていました。しかし、1日目で既に出るとは、正直言って先が思いやられました。

とりあえず、五色ヶ原山荘で痛む箇所に簡易鍼を貼り、キネシオテープで軽めの補強をして先に進みました。その後、鎮痛剤を飲み、気にしながら進みましたので、何とか平気で、3日目のロードでも歩く分には問題ありませんでした。(つまり、走ることはほとんど出来ないということでもあります。)

4日目の檜尾岳への登りでは、表面的ではない痛みに襲われ、リタイアという文字が頭に浮かびます。簡易鍼を追加し、キネシオの上に固定テープを貼り、補強度合いを高めました。この皿の奥のズキーンという痛みは、かなり強烈で、膝がある角度になった状態で、ある一定以上の荷重が掛かると来ます。木曽殿越への下りは、かなり難儀しました。

幸いなことに、登りへの影響は比較的軽微でした。お陰で、なんとか完走できたわけです。

この左膝の痛み、駒ヶ根の街に下りたら、かなり軽減していました。階段もそれなりにスムーズに降りることが出来ました。不思議なものですが、膝の使い方が違うということなのでしょう。

南アルプスへも左膝をだましながら登りました。しかし、仙塩のダラダラしたアップダウンは、相当負荷を掛けていたと思いますし、それをかばっていた右足を、確実に痛めていたのです。

6日目の夜、赤石岳のピークを過ぎてすぐ、右足大腿四頭筋がズキッと悲鳴を上げ始めました。「ここまで左をカバーしてきたけど、そろそろ限界です。」と言われているようでした。そして、岩場の下りで左右共に足に力が入らず、転倒。左足脛や左腕肘などに擦過傷。まあ、これくらいで済んで、よかったと言うべきでしょう。何といっても2900m以上ある岩場で、夜間の転倒ですから。この傷は、夜バンドエイドを貼っておきました。

右足大腿四頭筋は、シェルターの中で、ご飯も食べずにマッサージです。「明日は動きますように、明日は動きますように...」と唱えながら。翌日、やはり右足は痛むので、兎岳の手前で簡易鍼&キネシオテープです。これで少しマシになりました。

最後8日目に痛みが出たのが、左の大腿四頭筋です。これは、ゴール後1週間以上経った今でも、少し痛みが残っています。右足大腿を痛めて、それを左でかばい、左の大腿筋も...ということでしょう。特に富士見峠あたりからのロードの急な下りで痛みが顕在化してきました。

総合的に見て、それなりに鍛えてきたつもりであっても、まだまだ膝及び膝まわりの筋肉が弱いということでしょう。今後も、最重要の強化ポイントになります。

~足裏・かかと~
TJARでは多くの人が、足裏のトラブルに悩まされるようです。僕もその話は聞いていましたし、昨年のひとり選考会Bでは、雨の中濡れたソックスで動き続けて、太郎平あたりで既に大きなマメを作ってしまい、後の行程でずいぶん苦労しました。

そういうこともありましたので、足裏は常にケアしていました。基本的には、濡れたソックスは交換する。早すぎてもダメで、シューズが乾き始めたくらいのタイミングで替えるのがベストかと思います。脱いだソックスは、カッコ悪いですが、ザックに取り付けたキャップホルダー(帽子が飛ばないように服に留める紐)を利用して干しました。

休憩や食事の時には、なるべくシューズを脱いで、足を冷す、ソックスやシューズの中を乾かすことを心掛けました。夜寝るときは、乾いた靴下に履き替えて、足先を冷さないように心掛けました。そして、むくみを少しでも防ぐために、ザックの上に足を置いて、少し高くして寝ました。

とはいえ、長いロードは足裏を容赦なく痛めつけてくれます。3日目のロードでは、足裏が熱くなり、スーパーでもらってきた冷凍食品を持って帰る時に使う氷を利用して、道端で足裏のアイシングをしていました。

木曽駒高原スキー場に到着し、これはこの後に響きそうだなと思い、少し早いかと思いましたが、スキンガードを足裏かかとに、ベッタリと貼りました。これは皮膚にも馴染むので、足裏に貼ってもあまり違和感はありません。この早めの処置のお陰で、足裏は7日目まではほぼトラブルなしでした。6日目終了時点で、スキンガードでガードし切れなかったかかとの脇にマメが出来始めましたが、早めに処置をしたので、問題はありませんでした。

しかし、8日目になると話は別です。長いロードで足裏を酷使し、かつ足裏をアイシングする暇もなく前進を続けたので、右足かかとに大きなマメが出来てしまいました。しかし、これはゴールして初めてわかったことで、それまではなんだか痛いけどっていう程度の認識で歩いていました。

長い時間活動すると、ある程度の影響は仕方ありませんが、今回は7日目までいい状態を保つことが出来たと思います。8日目は、気にせずガンガン行きましたので、仕方ないです。スキンガードを早めに使うことで、かなり効果があることがわかりました。

~むくみについて~
足のむくみは、少なくとも前半戦では感じませんでした。市野瀬で0.5cm大きなシューズに替えた時点でも、まだ少し余裕があるなという感じでした。足のむくみを感じたのは、やはり7~8日目のロードです。やはり、0.5cm大き目のシューズを用意しておいて正解でした。

鈴木選手の様に、後半はロード用のシューズを...と少し考えましたが、塩見や荒川、赤石を考えると、無難にトレイル用のシューズを選択しました。

足だけでなく、手もむくみます。これも、8日目に顕著でした。手がパンパンに腫れて、指紋が伸びるようです。手を握る時の感覚が変なのです。力いっぱい握ると、手が破裂しそうな感じでした。

顔のむくみは実は自覚症状はありませんでした。鈴木選手に、むくんでいますね~って言ったら、君もむくんでいるよ~って言われて気付きました。スタートしてから、鏡を見ることがなかったので、自分がどういう顔をしているか気付かなかったのです。立山であった人に7日目茶臼小屋手前で再び出会い、「顔つきが変わりましたね」と言われて、精悍になった?と思った僕がバカでした。単にむくんでいただけです。この顔のむくみは、主に寝不足から来るのではないかと思うのですが、どうなんでしょうか。

<ゴール後>
膝の痛みはそれなりなのですが、急に足裏のマメの痛みが顕在化してきました。不思議なもので、ゴールするまで待っていてくれたかのようです。夜、処置をしましたが、足のむくみと共にすぐに水がたまるので、痛みは続きます。結局、むくみが引いてくる木曜日(ゴール後4日)くらいまでは、痛みは続きました。マメの痛みをかばって歩くので、足の変な筋肉が痛くなります。2次災害的なものですね。

ゴール後最大の変化は、やはり足のむくみです。これは、ゴールしてから、ドンドンむくみがひどくなるのです。過去にもこういうむくみは経験しているので、特にあわてることはありませんが、さすがに今回は過去最大級にむくみました。

ゴール翌日の左足
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ゴール後8日後の左足
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21日に関根先生にマッサージしてもらって、その日の夕方頃からむくみが引き始めました。まあ、こればかりはある程度仕方ないですね。26日時点でもまだ、足には赤みが残っています。

胃腸の調子は、レース中もその後も問題なしです。これは非常にありがたいことで、レース後63.4kg-4.6%にまで落ち込んだ体脂肪率は、60.7kg-9.0%にまで回復してきています。食欲のままに、かなりシッカリ食べています。

ゴール後、5日間くらいは強烈な眠気がありました。それと共に、自律神経が変調をきたしていたようで、急に暑くなって汗をかいたり、逆に寒気がしたり。これも、ゴール後4日くらいで収まりました。

さすがに、8日近く運動を続けると、身体の様々なところに故障や変調をきたすようです。これは、ある程度仕方がないことでしょう。そもそも、出場以前からTJARは痛みと如何に共存して進むかの勝負になると思っていました。そして、その通りになりました。そういう意味では、心構えは出来ていたのだと思います。

しかし、7日以内でゴールした人のように、最後のロードでも少しは走りたいものです。2年後に挑戦するならば、最後のロード区間で少しでもいいから走ることを目標にしようかな。7日間、膝などを致命的に痛めず、畑薙に下りてきて、最後は静岡市内を走ってゴールに向かいたいものです。これは、欲張りな希望でしょうかね。
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by makani_tomo | 2008-08-26 10:40 | TJAR

TJAR2008(食事・食料編)

長い行程ですから、食事は重要です。最重要と言っても過言ではないかもしれません。そして、食事の内容は持参する食糧や行動計画とも密接に関連しています。つまり、山小屋での食事を当てにしようにも、山小屋が空いている時間でないとどうしようもないわけです。早すぎても、遅すぎてもダメ。さらに、カップラーメンではないちゃんとした食事を食べようとするならば、その時間的制限はかなり厳しいものになるわけです。多くの選手は、行動計画を立てるときに、「○時ごろ小屋を通過できそうだから、ここでは食事をしよう」などと目論んでいるはずです。長い行程で、小屋での食事や飲み物は、「目の前の人参」です。それを楽しみに、頑張ろうという気持ちを維持しているといっても過言ではないと思います。(もちろん、個人差はあります。)

<1日の食事パターン>
早朝:アルファ米(1/2)(約185kcal)
朝:小屋食
昼:小屋食
夕:小屋食
夜:アルファ米(1/2)(約185kcal)
行動食:カロリーメイト4本(400kcak)
     チョコバー1本(約350kcal)


今回の僕の1日の食事のパターンと量は、上記のようなものです。ただし、1日に3回小屋食が食べられる保証はありません。最大3回であって、最悪ゼロという可能性もあります。

トータルの量は、おそらく他の選手に較べて少ないと思います。例えば、2日目は小屋食が2回カップヌードル(シーフードとカレー)、1回山菜うどんでしたから、摂取した総熱量は、2,400kcalくらいでしょうか。これにコーラの熱量(4本,1L)を加えても2,850kcalです。実際には、パワージェルとか塩飴など補助食を2~3個食べているのですが、トータル3,000kcalといったところでしょうか。冷静に考えて、これは運動量に対して少ないです。

僕自身は普段多く食べる方ではありません。今回も、本戦前には割合シッカリ食べていた方ですが、体脂肪率は62.5kg12.5%くらいですから、決して多く備蓄できているとも思えません。

しかし、上記のパターンでなんとか行動できました。もっとも、食事の量や内容は個人差が多いです。カップヌードル2個食べる選手もいますし、ご飯物にこだわる選手もいます。行動食も、それぞれこだわりや工夫があって、このあたり比較すると面白いと思います。

今回、行動食はカロリーメイトとチョコバーです。カロリーメイトは、単位重量あたりの熱量が5kcal/gで、なかなか高いのです。一方で、例えばパワージェルはコンパクトで体内へのエネルギー吸収は早いのですが、単位重量あたりの熱量は約3kcal/gと効率は悪いのです。飲みやすく水分を含んでいる分、効率は悪くなるのでしょう。水分は、それでなくても背中に背負っているわけですから、行動食には乾燥していて単位重量あたりの熱量の値が高いものが適しています。そういう意味で、カロリーメイトの5kcal/gという値は、食糧選択時の目安となる値です。

直前の数ヶ月、スーパーに行ってもドラッグストアに行っても、単位重量あたりの熱量の高い食べ物を探していました。そしてなかなか貴重なのが輸入食料品のお店です。輸入物の甘い甘いチョコバーなどがたくさんあるからです。今回持っていったチョコバーは、キャドバリーのフルーツ&ナッツ(50g)がメインです。同じものだけだと飽きるので、多少バリエーションをつけましたが。

<実際の食事の様子>
1日2,500kcalで8日近くの行程が持つわけはありません。例えば、スタート前日はこれくらい食べて、胃を満足させて起きます。

<0日目>
朝:コンビニのサンドイッチ(2パック)
昼:ロースカツ定食(さぼてん)
夜:石焼ビビンバ
スタート前:おにぎり1個


また、1日目はスタート前に購入した食糧を持っての行動ですから、かなり重いです。しかも、早月尾根の登りですから、行程中1番の難所だったかもしれません。

<1日目>
早朝:コンビニのサンドイッチ(2パック)
朝:山菜うどん(剣山荘)
昼:カップヌードル(一ノ越山荘)
夜:コンビニのおにぎり2個
行動食:カロリーメイト4本,チョコバー1本,パワージェル


<2日目>
早朝:アルファ米(1/2)
朝:カップヌードル(太郎平小屋)
昼:山菜うどん(黒部五郎小舎)
夕:カップヌードル(槍ヶ岳山荘)
夜:アルファ米(1/2)


2日目が典型的な食事パターンです。総摂取熱量が少ないので、翌日に取り戻します。

<3日目>
早朝:アルファ米(1/2)
朝:ざる蕎麦(野麦峠スキー場手前)
昼:アルファ米(1/2),ミニトマト(1パック),最中アイス
夕:ナポリタン,サラダ(木曽コンビニ)
夜:おにぎり2個(コンビニ)
行動食:サラミソーセージ,カッパえびせん,カロリーメイト


ロード区間の移動日なので、途中のコンビニやスーパーを最大限利用します。しかし、予定した食事は背中に背負っているわけで、これを予定通り減らしていかないと、荷物が一向に軽くならないのです。逆に言うと、途中のコンビニは24時間オープンなので、確実に当てに出来ますので、そこでの補給を織り込んで、持参食糧を見積もる必要があります。また、足りない場合は、ここで調達する必要があります。

<4日目>
早朝:コンビニのサンドイッチ(2パック)
朝:アルファ米(1/2)
昼:アルファ米(1/2)
夕:ジューシーチキンLセット,サラダ,コーヒー(駒ヶ根マクドナルド)
行動食:アーモンド,パワージェル


4日目は中央アルプス越えです。越えて駒ヶ根の街に行けば、様々な店があり、日中通過できればかなり自由に補給が可能です。多くの選手は、「すき屋」に行ったようですが、僕は毎日アルファ米を食べていたので、マクドナルドにしました。途中買い物をしたスーパー(ベルシャイン)の隣にあったので、楽だったというのもありますが。

マクドナルドでの総摂取熱量は、なんと1,239kcalです。無料でLセットにできると言うので、躊躇なくオーダーしましたが、ポテトL(571kcal)は、かなり食べ応えありました。普段なら、レース前でも食べません。今回は、塩分補給の意味も込めて完食しました。生野菜は、不足しがちですので、カロリーには関係なく食べたくなりますね。

夜のアーモンドは、缶ビール(500ml)を飲みながら、つまんでいたのです。これ、非常用の食糧として持っていったものです。この手のナッツ類は、重量あたりの熱量が高いので、非常食として重宝します。もうすぐ市野瀬で、後半用の食糧と入れ替えを行うため、非常食からおつまみに早代わりしたわけです。

<5日目>
朝:コンビニのサンドイッチ(2パック)
昼:カップヌードル(千丈小屋)
夕:アルファ米(1/2)
夜:アルファ米(1/2)
行動食:カロリーメイト4本,チョコバー1本


<6日目>
朝:カップラーメン(塩見小屋)
昼:アルファ米(1/2)
夕:カレー大盛(荒川小屋)
夜:アルファ米(1/2)
行動食:行動食:カロリーメイト4本,チョコバー1本


<7日目>
早朝:アフルァ米(1/2)
朝:カップヌードル(1.5個),ご飯,味噌汁,お惣菜,お漬物(聖平小屋)
昼:ご飯,お惣菜,味噌汁(茶臼小屋)
夜:リンゴ,アルファ米(1/2)
行動食:カロリーメイト4本,パワーバー1本,サラミソーセージ


<8日目>
早朝:アルファ米(1/2)
朝:アルファ米(1/2)
昼:ざる蕎麦大盛,おにぎり2個(平瀬の蕎麦屋)
行動食:カロリーメイト4本,パワージェル2個,黒糖くるみ


食べても、そのままエネルギーに直結するわけではないのですが、僕の場合普段の食事量と行動量から推測すると、摂取した食事をエネルギーに変える効率が比較的良いのではないかと思っています。ですので、上記のような食事で活動できています。普通の成人男性の場合、もっと食べないと動けないかもしれません。

上記のような行動を可能にした持参食糧は以下の通り。

<前半の食糧リスト>
アルファ米3個(354g)→消費
カロリーメイト12本(252g)→消費
チョコバー3本(165g)→消費
パワージェル2個(88g)→消費
グリコーゲンリキッド2本(114g)→消費
アーモンド1袋(130g)→少し消費
キャラメル1箱(64g)→少し消費
サラミソーセージ3本(44g)→消費
塩飴4個(15g)→消費
干梅1袋(30g)→半分消費

合計重量1,256g

<後半の食糧リスト>
アルファ米4個(472g)→消費
カロリーメイト16本(336g)→消費
チョコバー3本(165g)→2本消費
パワーバー1本(62g)→消費
パワージェル2個(88g)→消費
カーボショッツ2個(94g)→消費せず
アーモンド1袋(110g)前半の残り→消費せず
キャラメル1箱(64g)→消費せず
サラミソーセージ3本(44g)→消費
干梅1袋(30g)→消費せず
黒糖くるみ(55g)→消費

合計重量1,520g


結果として、食糧計画はまずまず成功だったと思います。行動が、当初の計画に近いペースで動けていたので、小屋食も(内容はどうであれ)予定通り取ることができ、それ以外は予定通り持参食糧を消費したために、全後半共に、予備的な食糧(アーモンドやキャラメルなど)をのぞいて、ほぼ空になりました。

こう書くと、天候悪化や怪我で動けなくなった場合の余裕がないと思われるかもしれませんが、アーモンド1袋とキャラメル1箱あれば、とりあえず1日くらいは大丈夫でしょう。それと、全後半共に、ロード区間に出てから、リスクを見極めながら、背負っている食糧を軽くすべく持参食糧の消費を進めています。

また、山小屋での食事が全く取れなかった場合は、当然予定より早く持参食糧の消費が進んだことでしょう。その場合は、3日目の木曽のコンビニ等で、食糧を買い増すことを計画していました。幸い、それはせずに済んだのですが、カロリーメイトであればコンビにでも手に入りますので、安心です。4日目も山を越せば駒ヶ根の街ですから、安心です。

問題は南アルプスです。抜けるまでに最短でも2日半は掛かりますから、4日分の食糧は必須でした。従って、前半に較べて重くなってしまいました。畑薙まで抜ければ、途中井川などでも補給できますから、積極的に持参食糧を消費すればよいわけです。

最後にガスについて。今回僕は、ガスもメタもエスビットも持っていません。つまり、小屋以外で温かい食事はあきらめたということです。幸い、水で戻したアルファ米も口に合いますし、少しでも荷物は軽くしたいし、疲れて寝る前にお湯を沸かすのも面倒な気がしたのです。(水で戻したアルファ米が口に合わないという人も少なくないようです。このあたりは好みですね。)しかし、南アルプスに入ってからの最後の2日。熊の平と百閒洞で目を覚ました時、温かい食事かコーヒーでも飲めば、身体がシャッキリするだろうに...と思ったことを告白します。2年後、ガスを持っていくかと聞かれたら、現時点ではNOです。エスビットくらいコンパクトで、もう少し火力があれば、考慮するかもしれません。

長々と書きましたが、食事に関しては個人差も大きいので、あまり参考にはならないかもしれません。しかし、行動計画を立てて、その計画に沿って食事の計画を立て、その上で持参食糧を見極める。そして、行動予定がずれた時(小屋食が取れないとき)のバッファーも考慮しておく。このあたりは共通の考え方ではないでしょうか。あとは、どのくらい食べたいかを考慮して、重量と相談の上、食糧計画を組み立てていけばOKです。

つたない文章ですが、より具体的に記したつもりです。次回以降参加される方の参考になれば幸いです。
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by makani_tomo | 2008-08-25 11:46 | TJAR

TJAR2008(ウェア・装備編)

行程記とは別に、改めてウェアや装備についてまとめておきます。次回以降参加される方の、ある程度は参考になるとは思います。しかし、短い時間のレースと違って、その人に合う合わないが顕著に影響してきますので、あくまでも参考程度にとどめておき、最終的にはご自身が山での使用を数回繰り返した上で判断をしていただければと思います。僕自身も、まだまだ改善の余地は大いにあると思っています。

<ウェア>
Tシャツ(前半:ナイキ,後半:CW-X)
長そでシャツ(前半:CW-X,後半:アシックス)
タイツ用下着(前後半とも4DMボクサータイプ)
セミロングタイツ(前半:CW-Xエキスパートモデル,後半:CW-Xスタビライクスモデル)
短パン(前後半ともモンベル)
パワーソックス(前後半ともSKINS)
ソックス(前後半ともミズノ アーチハンモック-山用2足,ロード用1足
       後半はミズノの安いスポーツソックスを追加。)


取り立てて、変わったものはありません。Tシャツは、デオシーム素材にしようかとかいろいろ考えましたが、最終的には普段着なれているものにしました。特にCW-Xのシャツなど肩のあたりがザックのショルダーで擦り切れそうになっていたのですが、着なれたものに勝るものなし、と思い選択しました。

半そでと長そでとは、その時々の状況で重ね着したり、脱いだりと使い分けました。特に山の上は紫外線が強いので、後半は暑いのですが日焼け防止のために長袖を着用していることが多かったです。アームウォーマーを使っている選手も数名いたような気がしました。

タイツは、当初はロングにしようかと考えていたのですが、出発2週間前くらいにセミロングに切り替えました。その理由は、膝への処置の利便性です。故障する可能性の最も高いのが膝周辺だと思っていましたので、ちょっとした休憩時に膝に簡易鍼を貼ったり、テーピングをしたりできる方がいいと思ったのです。ロングタイツですと、タイツを脱いで処置をしなくてはならないので、不便です。そこでセミロングに決めました。

セミロングにした場合、膝から下を素足にするのは不安です。僕は特に脛あたりを切ったり打ったりすることが多いので、何らかの保護が欲しかったのです。そこで、SKINSのパワーソックスです。安くはないですが、SKINSの装着感には慣れていますし、今後も使えるでしょうし、前後半用に2セット用意しました。

タイツ用の下着は、これに限ります。現在はkappaブランドで出ているようですが、Sサイズが無いとのことで、後半用にネットで旧製品4DMのSサイズを探して兵庫県のスポーツ店の店頭在庫をGETしました。この下着を着けていると、ワセリンやスキンルーベなどの保護剤を塗らなくても、僕は下着の擦れに悩まされたことはありません。

ソックスも、いつも山に行く時に使っている、ミズノのアーチハンモックタイプのトレッキング用の中厚のソックスです。このあたり選手個人の好みがバラバラなので、X-SOCKSを使う人、5本指ソックスを使う人など様々です。しかし、僕を含めて皆さん普段使い慣れたものという点では一致しているのではないでしょうか。僕は、山用を2足、ロード用に同じアーチハンモックシリーズのロード用のショートソックスを1足用意しました。雨が降る可能性は高いですし、降らなくても朝露などでソックスが濡れる可能性は高いです。足裏をいい状態に保つためにも、可能な限り濡れたら交換を心がけました。そして、濡れたソックスはザックに付けたキャップホルダーで乾かします。最も、今回は概ね天候には恵まれました。雨にも降られましたが、続けて降られることはありませんでした。ですから、乾かすなどということも可能だったわけです。これが雨続きなら、濡れたソックスを履き続けなくてはならないことになります。その場合、特に後半になればパフォーマンスの低下も覚悟しなくてはならないでしょう。

<装備>
VASQUE Blur (前半26cm,後半26.5cm)
シューズはブラーを使いました。周囲でも、ブラーの人は比較的多かったように思います。後半用には0.5cm大きなものをデポしておきました。XCRも考えましたが、濡れた後の乾きを考えると長旅にはノーマルのブラーがいいと考えました。

Karrimor trim35
ザックは、これを使いました。昨年の南アルプス試走時から使っています。決め手は、軽さと容量と使用感です。重量は800gと35Lの容量のザックとしてはかなり軽い方です。さらに、不要なストラップなどを取り去ることにより、760gまで軽量化しました。

取り去ったストラップなど
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しかし、ストラップを短く切りすぎて、切り端を縫い直していなかったので、安全ピンを使って補強しておきました。それと、このザックとても僕は気に入っているのですが、1点良くないところがあります。それはショルダーストラップの薄さです。8kg前後を担ぎ続けると、この薄いストラップでは、すぐに肩に影響が出ます。そこで、家庭用の食器洗いスポンジを肩の部分に当たるようにくくりつけました。これは、高橋香さんの話からヒントを得たアイデアです。

容量35Lは、おそらく参加選手中最大ではないかと思います。多くの選手は、25L前後ではないでしょうか。僕も25Lに収めようと思えば収めることはできたと思いますが、何かを取り出すたびに、きっちりパッキングをしないと上手く収まらないのでは、道中面倒だなと考えました。そこで、それなりに大雑把にモノを詰めても余裕がある35Lを選びました。このあたりは、好みだと思います。

使用感も僕には悪くないものでした。フロントやサイドのネット、ウェストのポケットなど基本的な配置は普段よく使っているリアクターに近いものです。雨蓋には、医療品などを入れておくと、ちょっとした休憩でけがの処置などが素早くできて便利でした。ウェストには、カメラと行動食。サイドにはごみやグローブ。このあたりの配置も普段となるべく同じにしました。普段と同じにすることで、モノを探す時間のロスや忘れものなどを防ぐことができます。

モンベルU.L.ドームシェルター
多くの選手はツェルトでしたが、僕はシェルターを持って行きました。スタッフバッグやポールを含めた総重量は780gと少々重いのですが、数分で空間が確保できる魅力は捨てがたいものでした。自立式なので、張る場所を選びません。中に入れば、安心して身体を伸ばすことができます。なかなか優れものだと思っています。

LUCIDO TX-1
SuperFire 303X

ヘッドライトとハンドライトは、いつもの組み合わせです。トレラン系の人は、ヘッドライト+ハンドライトという組み合わせで使う人も少なくないと思いますが、山系の人はヘッドライトのみという人が多いようです。手にはストックを持っていることが多いからかもしれません。僕は、ヘッドライトで前方全体を照らし、ハンドライトで低いところから足元とその1~2m先を照らします。

LUCIDOは、強力なスポットライトも備えているので、実はこれ一つでも大丈夫かもしれません。実際、鈴木選手はこれ一つだったと思います。単3電池3本で、かなり長持ちします。そして、後頭部にある電池ケースにもライトが付いています。これを点けると、後方から来る車へのアピールになるのです。上高地からのトンネルでは有効です。なかなかTJAR向きの優れものです。

SuperFire 303Xは、少々重いですが、その明るさ、電池長持ち、頑丈さで万全の信頼を持っています。夜間に岩場を通過する際、ガツンガツン岩に当ることも多いので、やわなボディーでは不安です。その点、このライトは問題なしです。雪渓のトラバースで、ピッケルかわりに、雪田にグサグサ指しても平気です。今回は、念のために新しい物を調達しておき、デポに1本預けておきました。どんなにボディーが丈夫でも、LEDですからこれが切れるとアウトだからです。

メディカル
メディカルも基本的には普段の山行と同じなのですが、持っていく量が異なります。

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リガードスキンケアー,鍼,簡易鍼,鎮痛剤,ビタミン剤,キネシオテープ,固定テープ,ワンデイコンタクトレンズ,化膿止め,バンドエイド,ナイフ

リガードのスキンケアーは、山に行く時はいつも使っています。踵や骨が出ている小指の付け根などに貼ります。今回は、3日目のロード区間で踵の足裏を痛めたので、、4日目以降大判をしっかり貼っていました。おかげで7日まではほとんどマメに悩まされることはありませんでした。

簡易鍼は、ちょっとした休憩時に簡単に処置ができるので、優れものです。今回も多用しました。

ワンデイコンタクトは、TJARを見据えて投入しました。普段はメガネなのですが、やはり雨天時やガスがかかった時には、コンタクトが便利です。しかし、これまで使っていたハードコンタクトでは予備を持っていくことはできません。そこで、ワンデイの投入です。山中での付け外しのために、アルコール消毒できるウェットティッシュ持参でしたが、投入は正解でした。

化膿止めは、普段は持ちませんが今回の旅は長いので。バンドエイドは必需品です。今回は前後半各20枚ほど持って行きました。

テープ類も必須でしょう。それを切るためのナイフも必要です。ナイフはそれ以外にもいろいろ役立ちます。

ブリーズドライテック U.L.スリーピングバッグカバー
エマージェンシーシート
100円ショップの2mmキャンプシート

今回シュラフは持ちませんでした。持っていったのはシュラフカバー。そして、エマージェンシーシートです。エマージェンシーシートは、かなり優れものです。身体に掛けるだけで、温かさを感じます。しかし、薄いシートなので風が吹くところでは使いにくいのです。そういう時は、シュラフカバーの中に、敷いて使うと完璧です。

シートは、100円ショップの2mmのキャンプシートです。多くは2つ折りで使いましたので4mm。夏のこの時期なら、これで十分でした。もっとも、もっと厚ければより快適であることは間違いありません。

<地図>
昭文社「山と高原地図1/50000」


地図は、昭文社の「山と高原地図」の必要な部分をA4版でカラーコピーしたものを、100円ショップで売られているA5版のクリアケースに入れたものです。(つまり、A4を2つに折ってケースに入れます)クリアケースはテープで封が出来るものを買うのがポイントです。この地図を更に小さく折ると、短パンのポケットに入ります。そして、雨でも濡れずに地図を簡単に取り出して見ることが出来ます。これは、chinさん考案のアイデアでして、教えてもらってから、練習レース問わず愛用させていただいています。

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だいたいA4版1枚で半日分くらいの行程はカバーできています。迷うポイントはあまりないのですが、いちおうルートに蛍光ペンで線を引いて、CPや主な通過ポイントには、自分なりの目標通過時間を記入しておきます。この作業をしながら、頭の中ではコースをトレースして、イメージを膨らませます。

今回の失敗としては、ロード区間のちゃんとした地図を用意しなかったことがあげられます。Googleマップの適当な縮小版を数枚に分けて持ったのですが、縮尺がわからず、距離感がつかめませんでした。目標となる構造物や店なども、かなりアバウトですし。次回以降は、ちゃんとしたロードマップを持って行こうと思います。

その他、就寝用にiBexのウールの長そでシャツや、使い捨てカイロ、予備電池、ハイドレーション、メガネ、地図、財布、携帯電話、コンパス、食料など、乾燥重量5.6g程でした。水は最大で2L持ちましたし、日によってはコンビニで調達したおにぎりなどが加わるので、最大8kg位を背負っていたと思います。食料は徐々に減るので、最も軽い時で6kgくらいまでは下がるでしょうか。

言うまでもないことですが、多くの場合、快適さと重量はトレードオフになります。ツェルトかシェルターか、シュラフを持つか持たないか、替えの靴下を持つか持たないか。自分自身で、快適さと重量とのバランスを取りながら、装備を選んでいくことになります。もちろん、新しい製品は、同じ重量でもより快適ということもあります。お金に余裕があれば、最新の装備で身を固めることも可能でしょう。しかし、いろいろな装備をいきなり全部揃えると、それなりのお金は掛かります。このあたりも、バランスですね。しかし、こういうことも、TJARの楽しみのひとつではないかと思っています。

僕自身は、更に軽量化の余地は(十分に)あると思っています。2年後にもし再び出場する場合には、乾燥重量5kg以下を目指したいと思っています。
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by makani_tomo | 2008-08-24 09:50 | TJAR

TJAR2008(7~8日目)

<8月16日(7日目)>

03:00 百間洞(スタート)
岩瀬選手らは1時か2時ごろに出発したようでした。鈴木選手と3時ごろに出ようと話していたので予定通りシェルターを撤収して出発です。途中小屋でトイレに寄り、水を補給します。長いような気がしていたこの旅も、気付いてみたら7日目です。どんなに遅くても、今日中に畑薙ダムに下りる必要があります。昨年の経験から、ごく普通の疲労程度なら全く問題ない行程なのですが、筋肉が極端に損傷している場合その限りではありません。不安を抱えながらの出発になりました。

幸い、お天気は良いようです。先行していた登山者にも追いつき、遅いなりにもそれなりの速度で進むことが出来ます。兎岳のあたりでは空も明るくなってきます。雲もなく、東西南北全ての山を見渡すことが出来るようです。特に北方面の山々を眺めていると、これまで越えてきた山々が、別れを惜しんでくれているような気がしました。

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聖岳の手前では、快速トレイルランナーに出会いました。TJARの選手を見るために、畑薙から入って、これから戻るようでした。

聖岳は、この旅で最後の3000m峰です。片方が切れ落ちた箇所を数箇所通過することもあり、なかなか味のある山です。ここをなんとかコースタイムの60%くらいで登ることができてひと安心です。どうやら登り足は生きているようです。

07:56 CP24:聖岳
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問題は、ここからです。下り地獄が待っています。しかし、進まないことには何も始まらず、ゆるゆる下り始めます。どのくらい遅いかというと、ガイド付きの小グループに、下りで先行してもらうほど(!)です。TJARの選手として、ちょっと悲しいことではありますが、そういう状況なのです。とにかく聖平小屋までは、下り基調が続きます。小屋に続く木道が見えたときには、ホッとしました。

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聖平小屋では、小屋の方々が温かく迎えてくれました。カップラーメン1.5個にご飯、お味噌汁とお漬物。久しぶりに飲んだお味噌汁が、実に美味しかったです。満腹になって、小屋を後にしました。

ここから南岳を経て上河内岳を目指すのですが、昨年はこのあたり雨に降られて視界のない道をダラダラ登るという状況で、あまりいい印象はありませんでした。しかし、今回は鈴木選手と2人で進んでいることもあり、お天気もよく、キツイなりにも順調に前進を続けます。

途中、登山道脇で昨日に引き続きお昼寝です。これもまた、至福のひと時。20分程でしょうか。鈴木選手に声を掛けられなかったら、1時間でも寝ていそうでした。

上河内岳を越えると、多少のアップダウンはあるものの、比較的歩き安い道が続きます。途中、立山でもお会いした人に再会。顔つきが変わりましたねと言われ、精悍な顔つきになったのかなと思っていたら、後日顔が浮腫んでいただけだとわかりました。ガッカリ。

13:14 CP25:茶臼小屋
この小屋にたどり着いたら、なんとなくひと安心です。小屋では、定食を食べさせてくれます。そしてリンゴも。美味しいです。胃に染み渡ります。
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話は変わりますが、最近の山小屋のトイレは、ペーパーを置いてくれているところが多いです。しかし、時々置いていない小屋のトイレもあります。茶臼小屋はそのひとつです。今回、持参した地図(正確には、カラーコピーした地図)は1枚以外持ち帰っています。持ち帰れなかった1枚の使い道は...

さて、茶臼小屋の方々も皆さんTJARの選手を応援してくれています。最後は、「今度は、ゆっくり来いよな~。」っと声を掛けてくれて、見送ってくれました。とても、嬉しい気持ちで、山を降ります。
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とはいえ、ここからも長い下りが続くのです。とにかく、明るいうちに畑薙ダムに到着したいものです。途中、適当な枝を拾い、杖代わりに使いながら、ひたすら下ります。我慢我慢の下りが続きます。何とかコースタイムの70%程度では下れているようです。安心しつつも、先を急ぎます。

小さなつり橋が見えたら、もうひと息です。山肌をゆるゆる登れば、そこはヤレヤレ峠。北・中央・南とアルプスを縦走してきた身には、本当にヤレヤレです。
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ヤレヤレ峠を越えると、大吊橋もすぐ近くです。なんとか明るいうちに渡ることができそうです。正直言って、長いこの吊橋を、疲れ果てた足で夜間に渡るのは遠慮したいものです。
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無事下山です。ちょっと、安心しました。この先も長いのですけど、舗装道路ですから、ガレ場の下りに比べれば、膝には優しいはずです。もっとも、足裏には優しくないかもしれませんが。とりあえず、CPである畑薙第一ダムを目指します。

18:03 CP26:畑薙第一ダム
ダムに到着すると、先着していた鈴木選手がちょうど出発するところでした。僕は、まず本部に連絡を入れて、到着時間と無事であることを伝えました。その後、ペプシコーラでひと息。ソックスを脱いで、足のケアをしてから、ロード用のソックスに履き替えます。更に、なっちゃん飲んでふた息。最後にホットコーヒーを買って、ザックに入れていざ最後のロード区間に突入です。

とにかく、しばらくは単調な道が続きます。駐車場を過ぎて暗くなって歩いていると、後ろから来る車が、大丈夫ですかと声を掛けてくれます。ありがたいことです。しかし、ここで車に乗るわけにはいかないのです。左手に川の流れを聞きながら、橋を渡り、短いトンネルをくぐり、ひたすら進みます。

白樺荘入り口では、NHKの方の出迎えを受けます。どうやら、鈴木選手、西岡選手も順調に先行しているようです。実はここで軽く仮眠をしようかと思っていたのですが、なんとなく励まされて、そのままレース続行です。

途中、道路わきに座り込んで、アルファ米を食べたり、コーヒー飲んだり。すっかり野宿野郎です。井川オートキャンプ場付近の自動販売機では、コーラでリフレッシュ。その次の自販機では栄養ドリンクでパワー充てん。次の井川の集落を目指します。

井川の集落では、さすがに眠くなり、バス停のベンチで15分ほど仮眠です。街にいるというだけで、安心して寝ることができます。しかし、長く寝てもいられないので先に進みます。眠気覚ましに、こんなものを飲んでみました。
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うーん、眠気は覚めましたが、旨くはなかったです。口直しに、次の自販機で、カフェオレを飲みました。そうこうしながら進んでいると、柏倉さんなどの取材陣の出迎えを受けます。にこやかに写真を撮られて、再び漆黒の夜道へ。井川駅手前でダム方面への迂回路に向かいます。迂回路とはいえ、立派な道です。

<8月17日(8日目)>
02:47 CP27:井川ダム
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闇の中にダムの明かりがまぶしく輝いています。ダムの自販機は主な炭酸系は売り切れ!残念ですが、先に進みます。ここからは、富士見峠に向けてひたすら登りが続きます。頑張って登りました。しかし、ついに眠気に負けて、道路わきでゴロ寝。坂の下に頭を向け、ザックの上に足を置いて、なるべく足を浮腫ませないように寝ます。といっても15分ほどです。しかし、この15分でかなり生き返ります。夜が明けて、アルファ米を食べ、久しぶりに見つけた自販機でサイダーを飲み、いよいよ峠です。

06:06 CP28:富士見峠
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ここからはゴールまで下り基調です。しかし、膝にくるのは下りです。そして、時間が経つにつれて、気温が上がり、アスファルトが熱くなり、足を痛めつけます。延々と下ります。時々登ってくる自転車の選手たちは、皆エールを送ってくれます。実にうれしいことです。

途中、既にゴールした間瀬選手も応援に来てくれました。ありがとうございます。元気づけられました。更に畑薙に車で向かう飴本選手にもエールを頂きました。

のどかな山村の中をひたすら進みます。
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しかし、景色ののどかさとは裏腹に、足裏はサハラ砂漠の上を素足で歩いているようです。熱くて熱くて仕方ありません。休んでアイシングしたいのですが、いったん靴を脱ぐと再び履けなくなるような気がして、我慢の前進を続けます。

久しぶりの自販機を見つけたら、そこには西岡選手の姿が。ここから2人で進むことになります。途中、平瀬という集落では蕎麦屋があるとのことで訪ねてみると、今打っている途中なので、待ってくれれば出せるとのこと。久しぶりのちゃんとした食事に、ここは腰を落ち着けることにしました。

注文したのは、ざる蕎麦大盛におにぎり2個。
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打ち立ての蕎麦は実に美味しかったです。おにぎりも食べて、エネルギーは十分です。更に先を急ぎます。ほどなく安倍街道に入ります。だんだん、車や人も多くなり、街に近付いていることを感じます。

玉機橋の交差点から、進路を南に向けます。あとはひたすら南下です。途中、コーラで最後のパワーアップ。確実にゴールが近付いているかと思うと、膝の痛みも忘れてしまいます。

沿道では、昨日茶臼小屋で出会ったグループに出迎えられ、応援を受けます。追い抜いていく車からも、しばしば応援を受けます。行けども行けども、静岡の市街地に入らず、へこたれていると、応援を受けて持ち直します。本当にありがたかったです。

いよいよ市街地に入ると、コース上で、選手を待ち構えてくれている地元の人がいます。「本当に来るとは思わなかったよ。頑張ったな。もう少しだぞ。」こんな風にエールを送られると、思わず涙腺が緩んでしまいます。こうして、思い出して書いていながら、涙腺がるゆむ程です。

いよいよ市街地が近付いて、街の悪がき風の少年たちが、「頑張れよ!」と声をかけてくれます。無茶苦茶嬉しかったです。ありがとう。

16:13 CP29:静岡駅
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ようやく、ここまで来ました。あとは5km程です。線路をくぐり、大浜海岸を目指します。途中、地元の人に道を確認しながら進みます。大浜街道に出たら、後はまっすぐです。途中、須田選手が出迎えに。「ゴールはすぐだ!頑張れ!」というコールに応えて、歩む速度は上がります。

公園入り口にゴールゲートが見えました。思わずそこがゴールかと勘違いし、感動のゴール....と思いきや、本当のゴールは、太平洋でした。そう、日本海からスタートして、ゴールは太平洋なのです。


17:25 CP30:大浜海岸(ゴール)
海岸のゴールゲートをくぐって、荷物を海岸に落とし、太平洋にザブンと足を着きました。そして、手を付いて、涙が流れました。どうしようもなく、涙が流れ落ちました。何がここまで自分を突き動かしたのか。それは、前回大会に出場した選手たちの輝いた笑顔でした。その感動をいま、自分も共有することができたことが、無性に嬉しかったのです。

この2年間の想いが凝縮された瞬間でした。辛さも、痛みも、喜びも、嬉しさも全ての感情が一点に凝縮されていた気がします。

何も考えずに海に飛び込んだので、ポケットに携帯電話や財布が入っていることは忘れていました。後であわてて取り出しました。

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海岸では、既にゴールした選手たち、スタッフの人たちにも祝福を受けます。こういう時、遅いゴールの方がお得ですね。嬉しかったです。シャンパンのボトルを受け取り、同時にゴールした西岡選手とシャンパン・ファイトと思いきや、意外と泡が出ず、全部僕が飲んでしまいました。

間瀬選手からビールを手渡され、それを飲みながら、嬉しさがこみ上げてきました。2年間の長い旅が終わったような気がしました。長い様で短い旅でした。この7日間と17時間25分は、実に濃い時間でした。これまでの41年間の人生の中で、最も濃い時間だったかもしれません。

同時に、夢のような時間でもありました。いい旅の仲間に恵まれました。この仲間の存在なくして、完走はあり得なかったと思います。本当にいい旅でした。この旅を共有できた仲間に、心から感謝したいです。本当に、ありがとうございました。
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by makani_tomo | 2008-08-22 18:45 | TJAR



走って、飲んで、そして読んでおります。
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