走る!飲む!読む!

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TJAR(行動予定)

ざっくりとですが、行動予定を。スタート以降は、時間が経過するごとに当てにならなくなると思いますが、長丁場なのでズレはあまり気にせず、ひとつひとつのCPを目標に進むつもりです。特に南アルプスに入ったとして、この通り動けるかどうかは、極めて怪しいです。

<8月9日(0日目)>
13:50 富山駅着→昼食
15:00 魚津着→休憩
22:00 ミラージュランド集合

<8月10日(1日目)>
00:00 ミラージュランドスタート
04:00 馬場島
09:30 剱岳
13:30 立山
17:00 五色ヶ原
21:30 スゴ乗越小屋(ビバーク予定)

<8月11日(2日目)>
04:00 スゴ乗越小屋(スタート)
06:30 薬師岳
07:45 太郎平小屋
11:30 黒部五郎小屋
14:00 双六小屋
18:00 槍ヶ岳山荘
22:30 上高地河童橋(第1関門・ビバーク予定)

<8月12日(3日目)>
03:00 上高地(スタート)
07:00 奈川渡ダム
10:00 境峠
13:00 薮原駅
16:00 木曽駒高原スキー場(ビバーク予定)

<8月13日(4日目)>
00:00 木曽駒高原スキー場(スタート)
05:00 木曽駒ヶ岳
11:30 空木岳
15:30 菅の台
21:30 市野瀬(第2関門・デポ品受取・ビバーク予定)

<8月14日(5日目)>
04:00 市野瀬(スタート)
10:30 仙丈ケ岳
16:30 三峰岳
17:45 熊ノ平小屋
21:30 北俣岳旧幕営地(ビバーク予定)

<8月15日(6日目)>
04:00 北俣岳旧幕営地(スタート)
05:00 塩見岳
07:30 三伏峠
14:00 荒川前岳
18:00 赤石岳
20:00 百間洞
23:00 兎岳手前(ビバーク予定)

<8月16日(7日目)>
04:00 兎岳手前(スタート)
06:30 前聖岳
08:30 聖平小屋
12:00 茶臼小屋
17:00 畑薙第一ダム
21:00 田代温泉あたり(ビバーク予定)

<8月17日(8日目)>
00:00 田代温泉あたり(スタート)
02:30 井川ダム
05:30 富士見峠
16:30 静岡駅
18:00 大浜公園(ゴール)

書いていて、改めて長いなと思いますね。去年、かどさんとたどった、南アルプスには入りたいですね。意外と最後の上河内岳の登りがダラダラときつかったりしますが。

装備について、書く時間がなくなりました。取り立てて、変わったものは持っていません。いくつか、秘密兵器はありますが、ちょっとしたものです。現時点で乾燥重量5.5kg程です。もう少し減らしたいなと思っていますが、どうなりますか。悩んだ末、デジカメは持って行きます。通過時間の記録及び、長い旅で見かけたものを、後日ここでご紹介したいので。

レースと名が付いてはいますが、自分の中では「旅」という感覚で臨んでいます。そう考えれば、気持ちも楽になり、心に余裕も出ます。ゆるゆる頑張るのが、代々木RCらしさかなとも思います。

いずれにしても無事に帰るを第一に、旅を楽しんできます。続きは、TJAR公式ブログで!
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by makani_tomo | 2008-08-08 16:36 | TJAR

デポ品発送

今朝、レース中唯一のデポ場所である市野瀬で受け取る荷物を発送しました。近所のスーパーでみかん箱をもらってあったので、それに上手く詰め込んで、約5kg。発送してしまったら、もう追加は出来ないので、どうしても必要なモノがある場合、スタートから持って行くことになります。前半・後半で上手く荷物を分散できるように、リストを作ってひとつひとつチェックして詰め込みました。

荷物に関しては、後日詳しく書くことにしますが、基本的には、衣類は全て着替え、食料も後半の4日分を用意。最後の1日はロードなので、途中での補給も可能かもしれませんが、少し余裕は欲しいものです。0.5cm大きいブラーも入れました。果たして、市野瀬に到着した時、どんな足になっていることやら。メディカル系も後半分を詰めました。さて、この荷物を使うことが出来ますように。

今夜は、スタート時点での荷物の最終チェックです。何か足りないものがあったら、明日あわてて買いに走らなくてはなりません。しかし、長い休みを取る直前で、仕事の方もバタバタしそうです。無事に今週が終わりますように。
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by makani_tomo | 2008-08-07 18:51 | TJAR

食料計画

さて、いよいよ8月に入り、持参&デポする食料計画を固めなくてはなりません。持参するのはアフファ米にカロリーメイト、チョコバーなど。これに上手く小屋食を組み合わせなくてはなりません。必ずしも予定通りに進めるとは限りませんし、小屋で食事が出来る時間も限られています。「食べることができる時に、シッカリ食べておく」が原則でしょうか。

街を通過する時は、補給のチャンスです。24時間開いているコンビニエンスストアは、頼もしいエイドステーションです。しかし、中仙道に出るまで、そういう便利なお店には出会えません。しかし、自動販売機でもありがたいです。さすがにビールは我慢しておきますが、冷たい炭酸など飲めば少しは生き返ることでしょう。

悩みのタネは、井川の道路崩壊です。7月30日時点で、未だ通行止め。復旧の目処は立っていません。ここを通らないとなると、井川大橋を渡り、井川湖の対岸の林道を進むことになります。とすると、井川の集落を通過することが出来ません。距離は少し短くなりますが、井川での補給を当てに出来ない分、荷物が少し増えそうです。

もっとも、そこまで行けるのかという話があります。頑張って、南アルプスを通過したいものです。
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by makani_tomo | 2008-08-01 11:34 | TJAR

反省会兼作戦会議

昨夜は、かどきちさんと反省会を兼ねた作戦会議。実はご近所さんなので、地元のお店でのんびり飲みながらの会合でした。

<ザック>
僕は今回少しでも軽くするために、余分な紐などを切ったのですが、切りすぎて途中でストラップが外れる失敗も。
本当は、ISOくらいに抑えたいところですが、パッキングでストレスを感じるよりは、軽ければ多少大き目でもいいかなと。
しかし、僕のカリマーのザックはショルダーストラップが薄いので、食器洗いのスポンジで補強したのですが、これは正解でした。ただ、もう一歩工夫の余地はあります。

<食料>
定期的に小屋食で暖かい食べ物を取りたいところなのですが、行動していると必ずしも、適当な時間に小屋を通過できるとは限りません。早すぎてもダメ、遅すぎてもダメなんですね。だから、自分でもガスやメタを持参して、暖かい食事を作れるようにしたいところなのですが、その分装備は重くなります。悩ましいところです。

僕は、今のところ食料はアルファ米+行動食という組み合わせで行こうかと考えています。なるべく軽くしたいので、暖かい食事はタイミングよく小屋を通過できた時のご褒美にしようかな。

<飲料>
実は、持ち物の中で一番重いのは水です。しかし、最も重要なものでもあります。先日の選考会Bではスタート時点でハイドレーションの水を1Lに減らしました。スゴ乗越小屋まで、ちょうど良い量でした。北アルプスは比較的水場が豊富なので、上手く給水ポイントを抑えておくことが重要でしょう。なかなか難しいのが南アルプスかもしれません。仙塩尾根など、ある程度多めに水を持っておく必要がありそうです。

しかし、いざというときのために500ml程度の予備水は持つつもりです。全ては自己責任のもとで行われるレースですから、いざというときの備えは必要です。

<寝具回り>
シュラフを持つか、シュラフカバーで乗り切るか。このあたりも判断のしどころです。僕は、シュラフカバー+エマージェンシーシートで乗り切る予定ですが、モンベルの一番軽いシュラフも持っているので、最後まで悩むかもしれません。やはりダウンは暖かいですから。でも、濡れることを考えると、躊躇せざるを得ません。

マットは、前にも書きましたが、100円ショップの2mmのキャンプマットでOKです。2つ折にして4mmにすれば、そこそこ地面の冷たさから身体を守ってくれます。

<ハウジング>
ツェルトかシェルターか?僕はシェルターです。理由は、設置しやすく、雨の時でも空間を確保し易いからです。その分重くなります。大きくなります。しかし、夜身体を休めるために、この部分は譲りたくないところです。

<ライト>
本来はヘッドライトだけで十分だと思うのですが、夜間行動時に○印を探す時などは、ハンドライトがあると便利です。それに、ガレた岩場の通過にもあると安心。そして何より、故障した時のことを考えるとヘッドライト+ハンドライトで行きたいところ。その分重くはなりますが。しかし、軽量化できる部分でもあるのです。ちょっと考えどころ。

<ウェア>
半そでシャツを基本として、気温に併せて長袖シャツを重ね着し、雨が降ったり更に寒ければ雨具を着るという方式です。これに、夜寝る時用の長袖シャツを1枚持ちます。

下半身は、下着にロングタイツ+短パンといういつものスタイルでしょうか。本当は、セミロングが好きなのですが、足全体が保護されているとやはり安心です。ハイマツ帯を通過することも多いですし、それでなくても足に生傷が耐えないもので。

雨具のパンツは、できれば省略したいのですが、大雨になった場合はやはり欲しいところです。

ソックスは、ミズノのアーチハンモック(ハイソックスタイプ)を中心に、同じものの替えを1足+ロード用のショートソックスを1足。足回りは重要です。なるべくマメなど作らないようにしたいものです。
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by makani_tomo | 2008-07-24 10:18 | TJAR

選考会B(装備)

今回は、本戦を意識した装備の実験でもありました。そのため、ザックからも不要なものを取り去り、携行する食料も最小限にとどめることにしました。北アルプスは、比較的小屋が充実しているという前提での装備でもあります。

<服装>
半袖シャツ(フェニックスのデオシーム仕様)←やはり防臭効果あり!
長袖シャツ(アシックス)
ロングタイツ(CW-Xスタビライクス)
短パン(モンベル)
ハイソックス(ミズノ アーチハンモック)
下着(4DMタイツ用下着)←風呂で皆に披露(失礼!)しましたが、なかなか優れものです。

<替え・予備の服装>
長袖シャツ(TNFのアンダーシャツ)
ハイソックス(リガードCG-1)←履きにくく、脱ぎにくく、失敗。
ローソックス(ナイキ)←寝る時用。しかし、ビニールに入れていなかったため湿ってしまって失敗。

<雨具>
バーサライト(上・下)←上着のみ使用。軽いし、重宝する。

<シューズ>
ブラー(バスク)←26㎝で通常使用サイズ。
スパッツ(モンベル)←ゴアの登山用。しかし、すこし緩いのでずり落ちてくるので、対策が必要。

<ザック>
カリマー(Trim35)←35Lにして800gと軽量。さらに余計なストラップ等を省き、計量化。一方で、ショルダーが薄いので、食器洗いスポンジで補強。

<食糧>
ミニあんパン(1袋5個入り)←5個消費
グリコーゲンリキッド1個←1個消費
アミノバイタルSS(1個)←1個消費
パワージェル(梅)2個←2個消費
カロリーメイト(1袋2本)←1袋消費
チョコバー(2本)←2本消費
ポークビッツ(1袋)←2分の3消費
塩飴(5個)←2個消費
アミノ酸顆粒(4袋)←3袋消費
アーモンド(1袋)←消費せず
高酸素水(500ml)←500ml消費

<装備>
ハイドレーション2.1L(キャメルバック)
ヘッドライト(ルシード・単三3本)
ハンドライト(SuperFire303X・単三3本)←少し重いが、明るく、長持ち、頑丈。
グローブ(FoxFire)
キャップ(TNFエンデュランスキャップ)
軽アイゼン
シェルター+ポール(モンベル)
キャンプシート2mm厚(ダイソー)
エマージェンシーキット(バンドエイド,鎮痛剤,簡易鍼,テーピングテープなど)
メガネ
予備のコンタクトレンズ
予備の電池(単三6本)
翌日用の着替え一式+靴
財布,携帯電話
登山計画書,保険証

食料に関しては、ちょうど良いというかギリギリでした。本戦では、これに小屋食を加えて、持参食料は、最小限に抑えたいところです。もちろん本戦では、この倍以上は持つ必要があります。あんパンは美味しいけれど、重量当たりの熱量が必ずしも高くはないので、要検討です。

重量当たりの熱量(kcal/g)は、5が目安です。これはカロリーメイトの値です。カロリーメイトは、1本20gで100kcalあるのです。パワージェルなどは、この値でいうとカロリーメイトに劣ります。チョコバーは、5.5以上のものも多く、効率はいいものが多いです。(ちなみにパワージェルは、2.8前後、カーボショッツは2.6前後、パワーバーで4.0前後です。)

今回、行動中に摂取した熱量は合計で2,400kcalほどになります。スタート前に食べた山荘の弁当は含んでいません。20時間以上運動し続けたにしては、少ないですね。ただ、ハンガーノックにはならなかったので、足りない分のエネルギーは体内に蓄えられていた脂肪を燃やして補ったのでしょう。

いつも同じなのですが、下山してシッカリ食べると、体重だけはすぐに戻ります。しかし、すぐに体脂肪になるわけではないので、一時的に体脂肪率が低下します。今回の場合、22日夜時点で体脂肪率8.0%にまで落ちていました。これは、1週間もすれば通常のレベルに戻るでしょう。

しかし、8日間も運動を続けることを考えると、もっと積極的にエネルギーを補給しなくてはならないことは明らかです。行動食を増やせば荷物が重くなりますので、如何に効率よく小屋でエネルギーを補給するかもポイントになりそうです。

水分の供給量やタイミングも、適切でした。ただ、天候気温に合わせて、調節が必要です。服装に関しては、着替えを持たない分、余裕ができるので、シュラフカバーとエマージェンシーシートを加えることにしましょう。

装備に関しては、もう一息工夫の余地がありそうです。
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by makani_tomo | 2008-07-22 21:18 | TJAR

選考会B(その後)

僕が持参したのはツェルトではなくシェルターと呼ばれるものです。モンベル製のU.L.ドームシェルターで、ポールを含めた重量が760g。スタッフバッグを含めても780gという優れものです。確かにツェルトに較べると思いのですが、テントよりははるかに軽く、自立式なので設置場所を選ばないのが魅力です。そして、足を伸ばして寝ることが出来るスペースも確保できます。設置も簡単。シェルターの中にプールを2本、対角に張るのみです。

今回は、軽量化のためにアンダーシートは省略しました。マットは、昨年南アルプスで使ったやはりモンベル製のU.L.コンフォートシステムパッド120は我慢して、100円ショップで買ったアルミ蒸着の薄いハイキングマットのみ。これは正解でした。軽さの割りに、地面からの冷気をある程度防いでくれました。

本戦では、シュラフカバーを持っていく予定なのですが、今回は省略しました。するとやはり寒かったです。川の近くは、やはり空気が冷たくなります。結局良く眠ることは出来ませんでした。上高地は標高1,500mくらいですが、本戦では2,500m以上のところでビバークすることになりますので、シュラフカバーに加えて、エマージェンシーシートも持っていく予定です。

さて、翌朝5時には撤収を開始し、まずはバスターミナルに行き、帰りのバスの券を買いました。すると、軒下に岩瀬さんら選手たちの姿が。その後、皆でアルペンホテルの風呂に行き汗を流しました。ここは、ホテルでありながら500円で風呂に入らせてくれるので、毎回利用しています。

バスターミナルに戻り、朝食に山菜蕎麦(750円)を食べ、ビール(350円)を買って8時発のバスに乗り込みました。新島々までの行程は、皆でトンネルの状況など確認です。トンネルに入ると、窓の外をキョロキョロ見回す変な集団でしたね。このあたりのトンネルは、歩道がオマケ程度にしか付いておらず、加えてトンネルの中に歩行者(走行者)がいることを予想して走る車もないため、実に危険な区間です。

松本で岩瀬さんとは別れ、予定よりも早い9時54分発のあずさに乗って東京に帰ってきました。予めあずさ回数券をチケットショップで買っていたので普通運賃6,200円のところを4,470円とお得でした。
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by makani_tomo | 2008-07-22 21:07 | TJAR

選考会B(詳報)

00:00 雄山(スタート)
風はあるもの、寒くはなく、参加者は皆着込んでいた雨具(防寒着)を脱いでスタートです。月が明るく照らしてくれているので、下りも比較的順調に進みます。そんな中でも、速い人たちはどんどん先に下ってゆきます。ライトの明かりが、転々と動いていくので良くわかります。

雪渓も難なく通過、鬼岳を巻いて、獅子岳を経てザラ峠に下ります。昨年は、ガスと雨の中で、自分の足元しかわからずに通過したので、スピードも出ませんでしたが、今年は比較的快調に進むことが出来ました。

1:50五色ヶ原山荘
木道が現れたら五色ヶ原です。昨年は山荘のオヤジさんにパックの牛乳をもらったなぁと思い出しながら、給水もせずにスルーです。今回は、荷物を軽くするために、ハイドレーション内の水を約1Lと少なめにしました。いつもは2L近く入れてスタートしています。今回は1Lでスゴ乗越小屋まで持たせる予定でした。五色ヶ原山荘を2時間で通過できたら上出来と思っていましたし、現実には2時間半以内ならOKというつもりだったので、このタイムでの通過はやや驚きでした。

五色ヶ原山荘を過ぎて登る途中で、北海道から参加の後続ランナーに抜かれました。しかし、予定よりもずいぶんアドバンテージがあるので、マイペースで進みます。

越中沢岳の手前のハイマツ帯のピークで、道を見失い、しばしウロウロ。すると、かどきちさんとみどりさんが追いついてきました。3人でコースを見渡していたら、みどりさんが○印を見つけてくれて、無事に通過。そこから先、しばし3名で進みます。集団で行動すると、こういう時に助かります。

スゴの頭の手前で、雨具を着ている間にひとり遅れて、急坂をガリガリ登ります。スゴ乗越に降りる途中で、先に行く2人のライトが見えて、ちょっと安心です。乗越にも雪がずいぶん残っていました。

04:33(02:42)スゴ乗越小屋
乗越から25分くらい登ると幕営地が現れ、その先が小屋になります。先着のかどきちさんとみどりさんが、補給などしていました。僕も雨具をしまい、給水して先を急ぎます。ちなみに、ハイドレーションの中は、200mlくらいの残量でしたので、ちょうど良い量だったといえます。

ここから、北薬師岳への登りは、なかなか手ごわいことを昨年経験しています。そして、今年は残雪が多いので、長い雪渓の登りがありました。軽アイゼンは持っていたのですが、使うレベルではないので、慎重に踏み跡をたどるように登りました。

途中、スゴ乗越小屋を先に出たみどりさんに追いつきました。僕よりも格段に実力が上の彼女に、追いつかれることはあっても追いつくことはないはず。なぜ?どうやら、眠気でスピードが落ちていたとのこと。その後、2人で進みます。

夜が明けるに従い、明るくなるのはいいのですが、雨が強くなってきました。途中、稜線上の雪渓の通過時は、偶然にも風も雨もなかったのですが、強風ならかなり危ない箇所になるでしょう。それでも、北薬師岳から薬師岳あたりでは、右(北西)からの横殴りの雨で、右側の頬が冷たくなる状態です。早くこの状況から抜け出したくて、薬師岳でもラップタイムを取っただけで通過、急いで高度を下げました。

06:37(2:03)薬師岳
薬師岳から先は、しばらく走ることの出来る区間です。そろそろ薬師岳山荘から登ってくる登山者も増えてきました。声を掛けながら、どんどんパスしていきます。山荘もパスして、薬師峠に下ります。今度は太郎平の幕営地から登ってくる人も大勢です。

幕営地にはテントがたくさん。これを横目に少し登り、木道に入ります。雨も段々強くなってきて、早く小屋に着きたい一心で、自然にスピードが上がりました。

07:28(00:51)太郎平小屋
小屋に入ると、なんと須田さんに出会いました。別行動で練習に来ていると聞いていましたが、ここで出会うとは。小屋ではペプシコーラ(300円)を買い、ミニあんパン2個を食べ、ソックスを履き替えて、給水をしてスタートです。入れ替わりに、岩瀬さんが小屋に到着しました。

昨年は、このあたりで背中の荷物で肩が痛くなったのでした。今年は大丈夫。特性ショルダーのおかげでしょうか。雨は降っていますが、ジョグモードで先行したみどりさんを追います。

北ノ俣岳付近でみどりさんに追いつきました。不思議です。通常なら追いつけるはずがないのに。ペースを上げ過ぎたでしょうか。再び2人旅です。途中、登山者に声を掛けられながら進みます。おしゃべりしながら進んでいたら、いつの間にか黒部五郎の手前で、先行していた選手に追いつきました。(みどりマジック!)

さて、この黒部五郎の登りが、中盤の難所です。幸い陽が差してきて、行程中唯一景色が楽しめた瞬間です。しかし、僕の足は、かなり疲れてきていて、ここでみどりさんに置いていかれました。

何とか黒部五郎の肩までたどり着き、五郎のカールに下ります。比較的順調に足を進めたのですが、小屋の少し手前で、うっかり道を外してしまい、ウロウロしている間に先ほどパスした選手に先行されました。

10:58(03:29)黒部五郎小屋
この小屋は、実にのどかな雰囲気の中にたたずんでいます。いつか、ここでゆっくり過ごしたいものだと思いながら、コーラ(350円)を購入し、ミニあんパンとカロリーメイトを食べて、先を急ぎました。

三俣蓮華岳には、何気にキツイ登りが続きます。気持ちがダレ気味になるところなのですが、時々出会う登山者の方々から、「あなたも選手なの?さっきも女性が走って行ったよ!頑張って!」などと声を掛けていただけるので、その都度気持ちが引き締まります。予定よりも1時間以上アドバンテージがあるので、気持ちに余裕を持って進むことを心掛けました。

13:16(2:52)双六小屋
昼過ぎの小屋前は、大勢の登山客でにぎわっていました。空も珍しく雲が途切れていて、行く先のルートが見渡せそうな一瞬でした。しかし、最後の給水をして、小屋でコーラ(350円)購入し、西鎌尾根に向かってスタートしたあたりから、再び雲が覆い始め、雨もぽつぽつ。どうも、今回天気には恵まれませんでした。

コーラパワーで樅沢岳をクリアし、いよいよ西鎌尾根に入ります。序盤は、軽いアップダウンの繰り返しです。ところどころ、雪渓を通過するときは、慎重に足を進めます。槍ヶ岳方面からの登山者にもまだ出会う時間なので、気分的には安心です。

しかし、左俣岳を越え、後半戦に向かうあたりから雨が強くなります。千丈沢乗越手前のクサリ場あたりでは横殴りの雨です。一番嫌なところで、この天気には参りました。が、前進あるのみ。しかし、足元には最新の注意を払います。

槍が近付いているはずなのですが、その姿は全く見えずです。千丈沢乗越を越え、気の抜けない状況が続きます。そして肩の直下のキツイ登りです。○印をたどって、登りますが、さすがにゆっくり休みながらしか登ることができません。やはり、ここは楽ではないです。しかし、これを登り切ったら、今日の登りは終わりです。最後の力を振り絞ります。

16:08(2:52)槍ヶ岳山荘
双六小屋から、休憩補給を含め2時間52分で到着です。昨年9月の復習時には、いいお天気で3時間7分掛かっていますから、今回の悪天候でこのタイムは、僕にとっては上出来です。

ここまでくれば、あとは下りのみ。ただし、長い下りです。時間的には22時間という目標タイムにも余裕があるので、無理する必要はないと判断し、慎重に下ります。昨年は、暗い中の雪渓のトラバースで戸惑ったので、今回は明るい状況で、ルートをシッカリと確認します。

殺生ヒュッテへの分岐から、ガレ場を少し下り、ひとつ目の雪渓を右斜めに下ります。旗に沿って下るのがポイントです。さらにガレ場を少し下り、ふたつ目のガレ場を、また右斜めに下ります。すると、坊主岩小屋(播隆窟)に出ます。この近辺には、○印や×印がやたらに多いので、うっかりすると進む先を間違いそうになりますが、あくまでも下る方向に進みます。ほどなく、初めて左方向への雪渓のトラバース。更に下ります。細かな九十九を繰り返し、梓川の上流に当る沢を渡る頃には、もう迷うこともなくなります。

この頃には、左足首(正確には、スネの最下部)あたりが傷み始めます。無理をして走っても仕方ないので、早歩きで歩を進めます。ババ平は大勢のテントで色とりどり。にぎわっていました。槍沢ロッジでは、テラスでくつろぐ人たちから、声援を受けました。

18:34(2:25)横尾山荘
三連休中日の夜とあって、このあたりのキャンプ地も大賑わい。グループで楽しそうに食事中。ああ、お腹すいたなぁ、と楽しそうな人々を横目に見ながら、先を急ぎます。おそらく本戦でも、このあたりでは早歩きでしょう。関門閉鎖時間が迫っていたら、走るかもしれませんが、早歩きで槍ヶ岳山荘から上高地までどのくらいで行けるのか、確認するつもりで進みました。

ハンドライトを取り出し、点灯です。意外と先は長いのです。しかし、ここまで着たら、ほぼ20時半までにゴールできることがわかり、気分的にも楽になります。上高地に着いたら、何か暖かいものを食べたいな...と思いながら、早歩きです。

徳沢の売店もパス、明神館もパス。サクサク進みます。

20:17(1:43)上高地河童橋(ゴール)
上高地のキャンプサイトを通過すると、河童橋です。20時半を余裕でクリアしてのゴール。疲れたけど充実の山行でした。誰か先のゴールした人がいるかなと、しばし座ってみたものの、誰もいないようでした。後から確認したら、僕以前にゴールした5名は、終バスに間に合ったようでした。

じっとしていると寒いので、バスターミナルの方で、何か食べることができないかと移動してみましたが、既に真っ暗で、人影がありません。ウロウロしていたら、店のおじさんに怪しがられて、怒られる始末。仕方がないので、キャンプサイトに戻り、シェルターを張って休むことにしました。夕食は、行動食の残りのソーセージ少しと、アーモンド。ちと寂しい上高地の夜でした。しかし、タイムを含め今回の選考会の内容については、非常に満足のいくものでした。反省点もありますが、まずは充実した気持ちで眠りに付くはずでした。しかし...
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by makani_tomo | 2008-07-22 19:11 | TJAR

選考会B(前日)

18日金曜日、早めに家に帰り、食事をして荷物の最終チェックをして、22時半に出発。23時半には夜行バスに乗り込み、いざ富山へ。富山まで7,340円という安さは魅力です。3列シートのバスなので、隣を気にすることなく休めるのはいいのですが、それでも限界はあります。しかし、降りる直前に、左肩肩甲骨周りの腱を痛めてしまい、ちょっと先行きに不安を感じました。

富山駅では、のまダッシュさんと出会い、駅前のコンビニで朝食、昼食を買い、朝食を食べながら、バスを待ちます。富山から室堂への直行バスは、この日が運行初日です。予定通り6時半には富山駅を出て、途中一箇所休憩し、9時20分頃には室堂に到着しました。

室堂では、さわやかアルペン号で先についていた、かどきちさん、小虫さんと合流。しばし休憩の後、お天気もよいので、みくりが池など周囲を散策。昨年は、雨とガスで全くといっていいほど景色が楽しめませんでしたが、この日は最高でした。

11時ごろ足慣らしとルート確認のため、浄土山経由で龍王岳に向かいます。今年はやはり残雪が多いようで、雪渓の上をゆっくり登ります。お天気が良いので、下からの照り返しで、まぶしいくらいです。浄土山に登り切る直前で南方面に雲がかかり、明日のルートを見渡すことは出来ませんでした。

龍王岳の手前には富山大学の研究所の建物があります。一ノ越山荘から登ってきたら、この研究所の左を進み左折し、龍王岳を巻く様に下ってゆきます。昨年来た時は、ガスが掛かっていて、このポイントで少し迷ったのでした。

研究所脇で、おにぎりを食べました。北方面はきれいに晴れ渡っていて、山並みをクッキリと見渡すことが出来ます。剱岳方面のみならず、黒部湖の対岸に位置する針ノ木岳、スバリ岳がきれいです。黒部平から立山を巻くように登ってくる登山道もなかなか楽しそうな道です。昼食後は、3人と別れてひとりで鬼岳近くの雪渓の様子を偵察に行きました。踏み跡シッカリで、特に問題はなさそうでしたので、ゆっくり引き返し、一ノ越山荘にチェックイン。夕方までしばし寝ていました。

16時半、ブリーフィング開始。今回は、男性9名に女性2名の11名が参加。加えて、昨年僕と同じタイミングで同じコースをたどったX-manさんもオープン参加。所持品の確認、ルートとチェックポイントの確認、自己紹介を行い、夕食となった。

夕食後、装備を整え寝ようとするのだが、なかなか寝ることが出来ません。21時ごろになってようやくウトウト...でもって22時半には起きて、テーピング、コンタクトレンズ装着。準備が整ったところで、山荘の(朝食用の)弁当を平らげ、23時20分には雄山に向かって登り始めました。

空にはほぼ満月に近いお月様。ものすごく明るくて、行く先のルートを照らしてくれます。風はあるものの、海からの暖かな風なので、半袖+長袖だけで問題なし。幸先の良いスタートとなりました。
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by makani_tomo | 2008-07-22 11:09 | TJAR

選考会B

選考会Bですが、20時間17分で無事完走しました。その後、上高地にシェルターを張って休んで、今朝は風呂に入り、朝ご飯食べて、いま松本経由で帰る途中です。予想以上の好タイムでしたが、かなりきつかった!しばらく、リカバーです。詳しくは、また後ほど。
新島々にて。
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by makani_tomo | 2008-07-21 09:22 | TJAR

通行止め

静岡市建設局からのお知らせによると、南アルプス公園線の井川駅と井川ダムの間で、崩土による全面通行止めとなっているようです。(7月14日時点)

ここは、南アルプスから下山し、畑薙ダムからゴールに向かうルートにあたるはずです。現時点で復旧の見通しがついていないので、もしかすると本戦時点でも通行止めかもしれません。その場合は、ルートを変更し、井川湖の東側の林道(小河内川線)を利用し、(井川駅は通らずに)南アルプス公園線に合流することになりそうです。

正確には、井川湖に着いたら、しばらく公園線を南下し、途中井川大橋を使って対岸に渡り、そこから林道に入るのが最短ルートでしょう。

距離は、たぶん6kmほど短くなります。その代り、井川の町を通過しませんので、食料等の補給が出来なくなります。もっとも、井川湖の北にある田代温泉あたりで補給は出来るかもしれません。

また、この通行止めにより、バス便(静岡市井川自主運行バス)も運休しています。万が一リタイアとなる場合は、井川駅に行く必要があるということです。本戦までの人だけでも通過できるようにならないでしょうか。まあ、そこに至るまでに大きな山や岩や谷を越えてきた選手ですから、崩土くらいは通過できそうな気もしますけど...公には出来ないですね。
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by makani_tomo | 2008-07-16 13:52 | TJAR



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