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伊豆縦走

今日、伊豆に行くことは以前から決めていました。このコースは、『BRUTAS』11月1日号で石川弘樹さんが、紹介しているルートです。彼いわく「走れるコース」とのことで、興味を持ったのです。実は、最初は友人と一緒に行く予定だったので、河津七滝をゴールにして、トレイル&温泉&河津で寿司という欲張り企画だったのですが、友人の都合が悪くなり一人で行くことに。ならば、記事の通り稲取まで行くことに。しかし、金曜日の夕方の予報では、弱い雨とのことでした。ちょっと悩んだのですが、この週末に行かないと、次に行けるのは年末になってしまいそう。ならば、雨でも行こうと心を決め、オフィスで仮眠体制に入ったのでした。

3時過ぎに起き、ワンデイのコンタクトを装着。会社を出て、品川駅に向かいます。さすがに金曜日の深夜ですね。駅には人がたくさんです。4時35分発の東海道線に乗り込みました...その数分後には寝ていました。

熱海で乗り換えて、三島へ。三島からは伊豆急行です...が、suicaでの精算ができず、あたふた。高校生が沢山乗っている列車で修善寺を目指します。

もう、その頃には雨です。どうも昨夜未明から降り続いているようでした。修善寺ではバスの時間までコンビニで水やら朝ごはんの調達です。バスは7時38分発。僕以外に1名を乗せて、戸田(へだ)に向かいます。僕は、途中のだるま山高原レストハウスで降りて、いよいよ縦走の始まりです。バスを降りる際の、運転手さんからの「落ち葉で滑らないようにね。」というひと言が、嬉しかったです。

だるま山高原レストハウス
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レストハウスに向かって左手、ちょうど降りたバス停の向かいあたりに「伊豆山稜線歩道」の入口があります。

08:05 スタート
芝のトレイルが続きます。なかなか、こういうトレイルはないですね。ゴルフ場を走っている気分になります。
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ほどなく、金冠山(きんかんやま)が見えてきます。頂上からの眺望が素晴らしいと聞いているのですが、このお天気では面白くないだろうと思い、さっさと戸田峠に下ります。

達磨山(だるまやま)までも、芝のトレイルが続きます。お天気が良ければ、相当眺めが良いはずです。しかし、雨ではこの程度。戸田港です。
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徐々に雨脚も強まり、ガスもかかってきます。しかし、それはそれで良いものです。
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もちろん、雨だとわかっていればブラーXCRにしたのですが、軽快に走りたかったので、アディゼロXTです。濡れるのは仕方ないです。ただ、急な上り下りの個所は、木の階段が多いのです。木の階段は、特に下りは滑りやすいので、いつも以上に慎重に下る必要がありました。

西伊豆スカイラインという道路に沿っているので、しばしば車の通り過ぎる音が聞こえますが、それも時々です。雨音と自分の走る音のみという静寂の中で、進みます。

09:29 船原峠(スタートから01:24/コースタイム02:45)
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最初のエスケープポイントです。しかし、まだまだ平気です。感覚的には、レースモードの7~8割のペースなので、よい調子でしょう。

小刻みなアップダウンを繰り返しながら進みます。ロード主体のアスリートには、いい練習コースなのではないでしょうか。ここまで、コースタイム165分のところ、約84分でした。

魂(こん)の山
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11:11 仁科峠
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駐車場もある比較的大きな峠です。近くにはキャンプ場もあるようです。このあたりから、トレイルは南東に向かいます。雨は、相変わらずです。天城峠から下山して、温泉に入ろうかなんて考え始めました。とにかく、天城までは行かないとどうにもならないので、マイペースで進みます。

11:38 猫越岳(ねっこだけ)(03:33/06:40)
面白い名前ですよね。山頂近くには、火口湖があるようですが、今回はパス。このあたりは、粘土質なのか、水溜りが多く、それを避けながら走るので、ちょっと走りにくいですね。このあたりは、やや荒々しい表情も見せますが、といってもこの程度です。
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猫越峠を過ぎると、起伏がなだらかになり、俄然速度が上がります。落ち葉に覆われたトレイルは、走りやすいです。雨にも係わらず、かなりご機嫌になってきました。
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12:50 旧天城峠(04:45/09:20)
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猫越峠以降、ほぼ100%走れているので、タイムが短縮できて来ました。エスケープポイントです。水の残りが少なければ、ここで下りなくてはなりませんが、まだ1Lはあるようです。それに、いい感じで走れているので、天城峠まで前進することに。その前に東屋で、作っておいたアルファ米の五目御飯を食べます。

13:25 天城峠(05:20/10:20)
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山腹を巻くようにトレイルが続いており、相変わらず、調子よく走れます。とはいえ、無理しない程度です。幸いなことに、徐々に雨足が弱まってきました。予定よりも早く来ているので、当初の計画通り稲取まで行くことにしました。

ここから八丁池に向かう道は、昭和天皇がかつて八丁池を訪れた時に通ったという「上り御幸歩道」と呼ばれています。昭文社の山と高原地図には、何の記載もなかったので普通に行きましたが、平成16年の台風で部分的に崩落して、崩落箇所を高巻きする新しい道が完成したのは、今年の8月なのだそうですね。

今回は八丁池までは行かず、三筋山方面に向かいます。この分岐は、ややわかり難いですね。とはいえ、分岐はほとんどないので、「寒天駐車場」方面という分岐にさえ注意すればいいと思います。(僕は、通り過ぎて10分くらいロスしました。)

分岐から八丁池口を目指します。地図では、次の分岐地点にバス停があるようになっていますが、バス停が現れる前に三筋山への分岐があるようです。スタートしてから、ここまで、誰にも会わず。本当に、トレイル独り占め気分です。

しかし、いきなり右手の雑木林の中で、バキバキバキッと、枝を踏み倒す音が!もちろん、熊鈴は付けて走っていましたが、ここまで動物の気配はなく、警戒を解いていたので、ビックリ。目を合わせると嫌なので、そのまま速度アップ、心拍数もMAXで進みました。いったい、何がいたのでしょうか?伊豆だから、猪ですかね。

三筋山までは、ところどころ上りが入りますが、概ね下り基調です。展望所からは、雲海の中の山々を見ることが出来ます。お天気がよければ、海も見えることでしょう。
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ここから先は、再び芝のトレイルです。そして、バスを降りてから初めて会った人たちは、オフロードバイクに乗っていました。ハイカーが多いところでは、気兼ねして楽しめないという意味では、同類ですね。

15:42 三筋山(07:37/15:10)
ここも、眺望が良いはずです。山頂には大きなアンテナが建っています。パラグライダーをやる人も多いようですね。予定より早くきているので、明るいうちに稲取まで行けるかもしれません。休まず細野高原に下ります。

細野高原からは、舗装路になります。ここまでのトレイルがご機嫌だったので、ちょっと興ざめですが、マラソンのトレーニングだと思えば、ありでしょう。途中、フライトハウスというパラグライダーのスクールをやっているログハウスがあり、自動販売機でペプシを購入、一気飲み。更に、坂を下ります。少しずつ民家が増えてきます。途中には、こんな神社が。山神社(さんじんじゃ)と呼ぶのだそうで、もちろん手を合わせてきました。
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16:40 稲取(08:35/17:40)
明るいうちに稲取に到着することが出来ました。頑張らない速度でコースタイムの50%を下回っていますから、かなり走ることが出来るコースだということがわかります。

国道を渡り、港に向かい、みやこ湯を目指します。
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小さな銭湯ですが、空いていて、ドロドロびしょびしょの身にはありがたいですね。しかし、お湯はシッカリ熱いのです。ああ、気持ちいい~。

風呂から上がり、着替え....ここで、今回最大の失態が発覚です。替えのソックスを忘れました。悲しいですが、素足で濡れたシューズを履き、とぼとぼと歩き、近くの「海女の丼家」という丼物のお店に向かいました。ここでは、地魚丼(2100円)に生ビールをいただきました。美味しかった!

18:25 伊豆稲取駅
伊豆急に乗って、伊東-熱海と乗り継ぎます。自宅に着いたのが23時半過ぎ。特急を使わないと時間かかりますね。

しかし、コースも良かったので、怪我や筋肉痛もなく、約55km8時間半のいいトレーニングが出来ました。これで、お天気が良ければ最高ですね。ただ、今回は修善寺で水を1.7Lくらい入れ、1.5Lほど消費しましたが、走ることが出来るだけに、夏場など気温が高い時は水を多めに持っていく必要があるでしょう。今回のルートでは、細野高原先の自動販売機まで補給が出来ません。途中で補給するには、旧天城峠か天城峠あたりでいったん下り、道の駅あたりまで行く必要があると思います。無補給でいく場合、夏場なら、3Lくらいは欲しいところでしょう。

猫越峠から旧天城峠に向かうあたりで、落ち葉が踏み跡を覆い隠して、少しわかり難いところがありますが、怪しいと思ったら、少し引き返して落ち着いて雰囲気を読めばわかると思います。基本的には、道標がいたるところにありますので、安心していくことが出来ます。それに、次の目標地点までの距離や時間などが示されているのもありがたいですね。おかげで、ほとんど手持ちの地図を見ることがありませんでした。

なかなかご機嫌なコースなので、またお天気の良い時を選んで行ってみたいですね。オススメのコースです。
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by makani_tomo | 2008-11-09 01:14 | 走る
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