走る!飲む!読む!

『無痛』 久坂部 羊

『無痛』 
久坂部 羊
幻冬舎文庫
880円(税込)

医師でありながら小説を書く人は、意外と多いですね。古くは森鴎外、斉藤茂吉や北守夫、渡部淳一。よく読む人では帚木蓬生などなど。そして、本書の著者も本職は医師なのだそうです。

久坂部さんの著書は、初めてでした。名前は聞いたことがあるかな?という程度。しかし、新聞広告に大きく出ていて、興味を持ち、その日のうちに書店で買い求めました。

読み始めてしばらく、天童荒太さんの小説に近いものを感じました。人間の内面にとぐろを巻く、鬱屈した欲望の描き方など、かなり近いものを感じます。正直言って、嫌悪感を覚えるほどなまなましい表現です。実は苦手なのですが、でも読み進まずにはおれないものを感じます。

医師ならではの緻密な表現はさすがです。どこまでが事実で、どこからが創作なのかわからなくなるほどです。登場する医師の特殊な能力と言うのは創作だと思うのですが、その診断力事態はあながちウソではないような気もします。

ストーリーの展開も、かなりひきつけられます。最後は、一気に読み通してしまいました。そして、過去の著作を読むべく書店に走っていました。少し重いですが、オススメの一冊です。
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by makani_tomo | 2008-10-09 09:54 | 読む
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走って、飲んで、そして読んでおります。
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