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TJAR2008(ウェア・装備編)

行程記とは別に、改めてウェアや装備についてまとめておきます。次回以降参加される方の、ある程度は参考になるとは思います。しかし、短い時間のレースと違って、その人に合う合わないが顕著に影響してきますので、あくまでも参考程度にとどめておき、最終的にはご自身が山での使用を数回繰り返した上で判断をしていただければと思います。僕自身も、まだまだ改善の余地は大いにあると思っています。

<ウェア>
Tシャツ(前半:ナイキ,後半:CW-X)
長そでシャツ(前半:CW-X,後半:アシックス)
タイツ用下着(前後半とも4DMボクサータイプ)
セミロングタイツ(前半:CW-Xエキスパートモデル,後半:CW-Xスタビライクスモデル)
短パン(前後半ともモンベル)
パワーソックス(前後半ともSKINS)
ソックス(前後半ともミズノ アーチハンモック-山用2足,ロード用1足
       後半はミズノの安いスポーツソックスを追加。)


取り立てて、変わったものはありません。Tシャツは、デオシーム素材にしようかとかいろいろ考えましたが、最終的には普段着なれているものにしました。特にCW-Xのシャツなど肩のあたりがザックのショルダーで擦り切れそうになっていたのですが、着なれたものに勝るものなし、と思い選択しました。

半そでと長そでとは、その時々の状況で重ね着したり、脱いだりと使い分けました。特に山の上は紫外線が強いので、後半は暑いのですが日焼け防止のために長袖を着用していることが多かったです。アームウォーマーを使っている選手も数名いたような気がしました。

タイツは、当初はロングにしようかと考えていたのですが、出発2週間前くらいにセミロングに切り替えました。その理由は、膝への処置の利便性です。故障する可能性の最も高いのが膝周辺だと思っていましたので、ちょっとした休憩時に膝に簡易鍼を貼ったり、テーピングをしたりできる方がいいと思ったのです。ロングタイツですと、タイツを脱いで処置をしなくてはならないので、不便です。そこでセミロングに決めました。

セミロングにした場合、膝から下を素足にするのは不安です。僕は特に脛あたりを切ったり打ったりすることが多いので、何らかの保護が欲しかったのです。そこで、SKINSのパワーソックスです。安くはないですが、SKINSの装着感には慣れていますし、今後も使えるでしょうし、前後半用に2セット用意しました。

タイツ用の下着は、これに限ります。現在はkappaブランドで出ているようですが、Sサイズが無いとのことで、後半用にネットで旧製品4DMのSサイズを探して兵庫県のスポーツ店の店頭在庫をGETしました。この下着を着けていると、ワセリンやスキンルーベなどの保護剤を塗らなくても、僕は下着の擦れに悩まされたことはありません。

ソックスも、いつも山に行く時に使っている、ミズノのアーチハンモックタイプのトレッキング用の中厚のソックスです。このあたり選手個人の好みがバラバラなので、X-SOCKSを使う人、5本指ソックスを使う人など様々です。しかし、僕を含めて皆さん普段使い慣れたものという点では一致しているのではないでしょうか。僕は、山用を2足、ロード用に同じアーチハンモックシリーズのロード用のショートソックスを1足用意しました。雨が降る可能性は高いですし、降らなくても朝露などでソックスが濡れる可能性は高いです。足裏をいい状態に保つためにも、可能な限り濡れたら交換を心がけました。そして、濡れたソックスはザックに付けたキャップホルダーで乾かします。最も、今回は概ね天候には恵まれました。雨にも降られましたが、続けて降られることはありませんでした。ですから、乾かすなどということも可能だったわけです。これが雨続きなら、濡れたソックスを履き続けなくてはならないことになります。その場合、特に後半になればパフォーマンスの低下も覚悟しなくてはならないでしょう。

<装備>
VASQUE Blur (前半26cm,後半26.5cm)
シューズはブラーを使いました。周囲でも、ブラーの人は比較的多かったように思います。後半用には0.5cm大きなものをデポしておきました。XCRも考えましたが、濡れた後の乾きを考えると長旅にはノーマルのブラーがいいと考えました。

Karrimor trim35
ザックは、これを使いました。昨年の南アルプス試走時から使っています。決め手は、軽さと容量と使用感です。重量は800gと35Lの容量のザックとしてはかなり軽い方です。さらに、不要なストラップなどを取り去ることにより、760gまで軽量化しました。

取り去ったストラップなど
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しかし、ストラップを短く切りすぎて、切り端を縫い直していなかったので、安全ピンを使って補強しておきました。それと、このザックとても僕は気に入っているのですが、1点良くないところがあります。それはショルダーストラップの薄さです。8kg前後を担ぎ続けると、この薄いストラップでは、すぐに肩に影響が出ます。そこで、家庭用の食器洗いスポンジを肩の部分に当たるようにくくりつけました。これは、高橋香さんの話からヒントを得たアイデアです。

容量35Lは、おそらく参加選手中最大ではないかと思います。多くの選手は、25L前後ではないでしょうか。僕も25Lに収めようと思えば収めることはできたと思いますが、何かを取り出すたびに、きっちりパッキングをしないと上手く収まらないのでは、道中面倒だなと考えました。そこで、それなりに大雑把にモノを詰めても余裕がある35Lを選びました。このあたりは、好みだと思います。

使用感も僕には悪くないものでした。フロントやサイドのネット、ウェストのポケットなど基本的な配置は普段よく使っているリアクターに近いものです。雨蓋には、医療品などを入れておくと、ちょっとした休憩でけがの処置などが素早くできて便利でした。ウェストには、カメラと行動食。サイドにはごみやグローブ。このあたりの配置も普段となるべく同じにしました。普段と同じにすることで、モノを探す時間のロスや忘れものなどを防ぐことができます。

モンベルU.L.ドームシェルター
多くの選手はツェルトでしたが、僕はシェルターを持って行きました。スタッフバッグやポールを含めた総重量は780gと少々重いのですが、数分で空間が確保できる魅力は捨てがたいものでした。自立式なので、張る場所を選びません。中に入れば、安心して身体を伸ばすことができます。なかなか優れものだと思っています。

LUCIDO TX-1
SuperFire 303X

ヘッドライトとハンドライトは、いつもの組み合わせです。トレラン系の人は、ヘッドライト+ハンドライトという組み合わせで使う人も少なくないと思いますが、山系の人はヘッドライトのみという人が多いようです。手にはストックを持っていることが多いからかもしれません。僕は、ヘッドライトで前方全体を照らし、ハンドライトで低いところから足元とその1~2m先を照らします。

LUCIDOは、強力なスポットライトも備えているので、実はこれ一つでも大丈夫かもしれません。実際、鈴木選手はこれ一つだったと思います。単3電池3本で、かなり長持ちします。そして、後頭部にある電池ケースにもライトが付いています。これを点けると、後方から来る車へのアピールになるのです。上高地からのトンネルでは有効です。なかなかTJAR向きの優れものです。

SuperFire 303Xは、少々重いですが、その明るさ、電池長持ち、頑丈さで万全の信頼を持っています。夜間に岩場を通過する際、ガツンガツン岩に当ることも多いので、やわなボディーでは不安です。その点、このライトは問題なしです。雪渓のトラバースで、ピッケルかわりに、雪田にグサグサ指しても平気です。今回は、念のために新しい物を調達しておき、デポに1本預けておきました。どんなにボディーが丈夫でも、LEDですからこれが切れるとアウトだからです。

メディカル
メディカルも基本的には普段の山行と同じなのですが、持っていく量が異なります。

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リガードスキンケアー,鍼,簡易鍼,鎮痛剤,ビタミン剤,キネシオテープ,固定テープ,ワンデイコンタクトレンズ,化膿止め,バンドエイド,ナイフ

リガードのスキンケアーは、山に行く時はいつも使っています。踵や骨が出ている小指の付け根などに貼ります。今回は、3日目のロード区間で踵の足裏を痛めたので、、4日目以降大判をしっかり貼っていました。おかげで7日まではほとんどマメに悩まされることはありませんでした。

簡易鍼は、ちょっとした休憩時に簡単に処置ができるので、優れものです。今回も多用しました。

ワンデイコンタクトは、TJARを見据えて投入しました。普段はメガネなのですが、やはり雨天時やガスがかかった時には、コンタクトが便利です。しかし、これまで使っていたハードコンタクトでは予備を持っていくことはできません。そこで、ワンデイの投入です。山中での付け外しのために、アルコール消毒できるウェットティッシュ持参でしたが、投入は正解でした。

化膿止めは、普段は持ちませんが今回の旅は長いので。バンドエイドは必需品です。今回は前後半各20枚ほど持って行きました。

テープ類も必須でしょう。それを切るためのナイフも必要です。ナイフはそれ以外にもいろいろ役立ちます。

ブリーズドライテック U.L.スリーピングバッグカバー
エマージェンシーシート
100円ショップの2mmキャンプシート

今回シュラフは持ちませんでした。持っていったのはシュラフカバー。そして、エマージェンシーシートです。エマージェンシーシートは、かなり優れものです。身体に掛けるだけで、温かさを感じます。しかし、薄いシートなので風が吹くところでは使いにくいのです。そういう時は、シュラフカバーの中に、敷いて使うと完璧です。

シートは、100円ショップの2mmのキャンプシートです。多くは2つ折りで使いましたので4mm。夏のこの時期なら、これで十分でした。もっとも、もっと厚ければより快適であることは間違いありません。

<地図>
昭文社「山と高原地図1/50000」


地図は、昭文社の「山と高原地図」の必要な部分をA4版でカラーコピーしたものを、100円ショップで売られているA5版のクリアケースに入れたものです。(つまり、A4を2つに折ってケースに入れます)クリアケースはテープで封が出来るものを買うのがポイントです。この地図を更に小さく折ると、短パンのポケットに入ります。そして、雨でも濡れずに地図を簡単に取り出して見ることが出来ます。これは、chinさん考案のアイデアでして、教えてもらってから、練習レース問わず愛用させていただいています。

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だいたいA4版1枚で半日分くらいの行程はカバーできています。迷うポイントはあまりないのですが、いちおうルートに蛍光ペンで線を引いて、CPや主な通過ポイントには、自分なりの目標通過時間を記入しておきます。この作業をしながら、頭の中ではコースをトレースして、イメージを膨らませます。

今回の失敗としては、ロード区間のちゃんとした地図を用意しなかったことがあげられます。Googleマップの適当な縮小版を数枚に分けて持ったのですが、縮尺がわからず、距離感がつかめませんでした。目標となる構造物や店なども、かなりアバウトですし。次回以降は、ちゃんとしたロードマップを持って行こうと思います。

その他、就寝用にiBexのウールの長そでシャツや、使い捨てカイロ、予備電池、ハイドレーション、メガネ、地図、財布、携帯電話、コンパス、食料など、乾燥重量5.6g程でした。水は最大で2L持ちましたし、日によってはコンビニで調達したおにぎりなどが加わるので、最大8kg位を背負っていたと思います。食料は徐々に減るので、最も軽い時で6kgくらいまでは下がるでしょうか。

言うまでもないことですが、多くの場合、快適さと重量はトレードオフになります。ツェルトかシェルターか、シュラフを持つか持たないか、替えの靴下を持つか持たないか。自分自身で、快適さと重量とのバランスを取りながら、装備を選んでいくことになります。もちろん、新しい製品は、同じ重量でもより快適ということもあります。お金に余裕があれば、最新の装備で身を固めることも可能でしょう。しかし、いろいろな装備をいきなり全部揃えると、それなりのお金は掛かります。このあたりも、バランスですね。しかし、こういうことも、TJARの楽しみのひとつではないかと思っています。

僕自身は、更に軽量化の余地は(十分に)あると思っています。2年後にもし再び出場する場合には、乾燥重量5kg以下を目指したいと思っています。
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by makani_tomo | 2008-08-24 09:50 | TJAR
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