走る!飲む!読む!

TJAR2008(1日目)

<8月10日(1日目)>

00:00 CP0:早月川河口(スタート)
いよいよスタート。静かでそれでいて、選手の熱い想いが動き出した瞬間です。

それなりのペースですが、早くも背中の荷物が既に肩に食い込み始めます。試走していない区間で道に迷いたくはないので、頑張って先頭集団に着いてゆきます。徐々に先頭集団からこぼれ始める人も出て、僕も1時間で遅れ始めました。

それにしても、深夜にもかかわらずものすごい量の汗をかきます。軽量化のため、馬場島までは最低限の水で臨んでいました。途中、自動販売機を見つけると、多くの選手が吸い寄せられていきます。僕も同じでした。コーラ飲んで、一息ついて、マイペースで再スタートです。

前後に選手の姿が見えなくなりますが、道は一本道なので、特に不安はありません。月に照らされた道は明るいです。ちょうど上市町に入ったあたりでしょうか。ふと、空を見上げると、星がまばゆいほどに輝いています。そして、ひと筋の流れ星が!

今だから、告白しますが、この時に今回の旅はいい旅になる(完走できる)のではないかと、気持ちが好転しました。足の不安もなくなりました。

03:45 CP1:馬場島
何とか予定の4時間以内に馬場島に到着することが出来ました。水を補給し、朝食用に買ってあったサンドイッチを2パック食べて、いよいよ剱岳への登りの始まりです。この早月尾根は、北アルプス3大急登のひとつだそうです。(あとの2つは、中房温泉から燕岳への合戦尾根,高瀬ダムから烏帽子岳へのブナ立尾根)

山北選手と登り始めます。なるべく、マイペースを維持するように淡々と登ります。標高200m間隔で表示があり、自分の高度計と合わせながら、とにかく我慢の登りが続きます。

夜が明けてくると、たどってきた行程が眼下に見渡すことが出来ます。

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06:45 早月小屋
ようやく早月小屋に到着です。馬場島から標高にして約1450m登ってきたことになります。これは、疲れました。補給のために小屋に入ると、星野選手が先着して休憩していました。僕は、コーラを飲み、水を1L補給しました。

更に、高度を上げ、剱岳の山頂を目指します。振り返ると、スタートした早月川河口と日本海が見えます。早月小屋も見ることが出来ます。ここまで来たのだと、少し嬉しくなると共に、この先まだまだ長いのだと気を引き締めます。
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08:45 CP2:剱岳
直前にクサリ場などが続くものの、馬場島→早月小屋よりも、早月小屋→剱岳山頂の方が、楽に感じます。ま、登る標高差も違うので当たり前なのですけど。

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頂上で写真を撮り、急いで下ろうと思うのですが....これから通る下りのルートは、「カニの横ばい」という名で有名なところ。やはり9時にもなると大渋滞です。速く登れば登るほど、渋滞の影響は受け難いはずです。しかし、ここは仕方なく、足を休めながら順番を待ちます。

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10:25 剣山荘
渋滞により、かなり時間が掛かりましたが、なんとか剣山荘に到着です。ここでコーラを飲んでリフレッシュし、山菜うどんを食べて腹ごしらえをし、水を補給して立山に向かいます。うどんを食べていると、少し遅れて鈴木選手が到着しました。

別山の登りは、道もあまり良くはなく、勾配も急なので、なかなかキツイものがあります。剱沢を見下ろすと、実にきれいで、高度感もあります。

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途中、別山頂上への稜線に出たところでコースミスするも、10分程度のロストなのであまり気にせず。中腹からの巻き道ルートを通過しました。このルート「危険通行止」という札が出ているものの、それ以上に積極的に止める意志もないらしく、構わず通過です。もちろん、ほとんど問題ないルートでした。

真砂岳、富士折立を経て大汝山に向かうのですが、このあたりは初見ルートです。なかなか、登り応えのあるルートです。登山客はさほど多くはありませんでした。

13:16 CP3立山(大汝山)
雄山へのルートから少しだけ外れて、大汝山の山頂を目指します。写真だけ撮って、そそくさと雄山に向かいます。向かうに従い、登山客が増えていることに気付きます。

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雄山は大勢の人でにぎわっています。特に小さな子供も多いので、降りるときには、細心の注意を払って、小さな石もなるべく落とさないように気をつけます。昼間なのに、選考会の時よりも、時間も気も使って、一ノ越山荘に到着です。

ここで、本日2度目の腹ごしらえ。カップヌードルにCCレモンです。この組み合わせ、この後も度々登場します。

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そう、コカ・コーラを置いていない小屋は、意外と多いのです。そういうところは、大概CCレモンですね。鈴木選手によると、コーラは女性があまり好まないからなのでは?とのこと。本当のところ、どうなのでしょうか。僕は、仕入れ値にも差があるのではないかと思っています。

食べていると、程なく鈴木選手も到着。僕が先に出ますが、途中一緒になって、五色ヶ原を目指します。

実は、このあたりで、既に左膝(お皿の外側)に違和感を感じ始めていました。8日間も動くのだから、どこかで膝に来るだろうとは思っていましたが、まさか1日目の後半に出るとは、予想よりも早過ぎです。しかし、出始めたものは仕方ないので、これ以上悪化させないように慎重に進むことにします。

途中の風景は、これまで見たことのなかったもの。選考会では確実に夜間に通過する区間ですから。

これから向かう、五色ヶ原を見下ろす。
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16:27 CP4:五色ヶ原
夕方の五色ヶ原は、実に気持ちが良いです。
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こういうところには、ゆっくり来たいですね。ちょっといい食材など持ち込んで、美味しい料理など作って、ワインと共に味わいたいものです。

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などという妄想は、頭の片隅に押しのけ、五色ヶ原山荘では、コーラを飲みリフレッシュし、お水を頂き、左膝に簡易鍼を貼って、スタートです。なるべく明るい間に、行けるところまで前進しておきたいのです。

選考会で少し迷った越中沢岳手前のはい松帯も難なくクリア。陽が長いの助かります。結局、ライトを使い始めたのは、スゴノ頭への登る途中でした。このあたりで、星野選手も追いつき、3名で前進します。疲れてきたので、スゴ乗越でビバークを考えましたが、もしかすると小屋で何かにありつけるかもしれないという思いで、もうひとふん張り前進します。しかし、ここからがキツカッタですね。30分ほどの登りなのですが、行けども行けども見えてこない小屋に、足元もふらつき始めた頃、ようやく小屋に到着しました。

20:25 スゴ乗越小屋
小屋前で水を入れたりごそごそしていたら、小屋のスタッフの方が出てきてくれて、幕営の手続きをしてくれました。何でも、近付いてくる明かりが見えたので、気にしていたとのこと。ありがたいことです。その上、飲み物まで売ってもらえて、感激しました。しかし、残念なことにコーラがなかったので、仕方なく缶ビールを買い、幕営地に戻りました。

スゴ乗越小屋の幕営地はあまり大きくない上に、お盆とあって、シェルターを張る場所がありません。それでも、なんとか隅っこに場所を見つけて、シェルターを張り、魚津のコンビニ買ったおにぎりを2個食べ、ビールを飲み、明日のアルファ米の用意をして、シュラフカバーにもぐりこんで寝ました。

さすがに標高2300m近いと、深夜は冷え込みます。しかし、100円ショップのキャンプシートはいい仕事してくれました。ただ、結露はひどく、上からポタポタ落ちてくる水滴で何度か目が覚めました。こうして、1日目が終わったのです。まだまだ、続きます。
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by makani_tomo | 2008-08-19 19:12 | TJAR
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