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優柔不断な完走(07年度山耐)

今回の日本山岳耐久レースの結果をひと言で表現すると、タイトルの様になります。正直言って、今まで出たレースの中で最も苦しいレースでした。市街地でのレースならともかくとして、山耐の様なレースに体調不良で望んではいけないと身を持ってしらされました。

今回は、ゴールしたらすぐに帰らなくてはいけなかったので、車で武蔵五日市駅近くの駐車場まで行きました。9時前に控え室に到着し、かどきちさんたちの近くにマットを敷いて少し横になります。薬を飲んでいるので熱は下がっているようですが、どうにも眠い。10時前に目を覚ますと、体育館は人で埋まっていました。

受付を済ませ、売店をちょっとだけ見て、また横になっていました。1時間前に食事とテーピング着替えて、開会式途中でグラウンドに向かいました。まだ、この時点では、何とかなるさくらいにお気楽に考えていました。

13:00 スタート
スタートダッシュは、ほどほどに。1CPに3時間45分(昨年は3時間24分)で十分と思っていたので、気持ちは楽でした。最初の30分くらいは身体が重いのも、いつもと同じ。ただ、その重さは解消するどころか、更に重くなってきました。途中X-manさんに、「異常に汗かいてますよ。無理しないで。」と言われたました。そのご指摘、正解でした。

15:40 醍醐丸
醍醐丸に向かう登りでめまいに悩まされました。この時初めて、頭の中に「リタイア」の文字が浮かびました。リタイアを自ら意識したのは、初めてのことです。醍醐丸で休んでいると、知っている人たちがドンドン通過していきます。リタイアするにも、1CPまでは行かなくてはと思い、とりあえずレース続行です。
登りはキツイ。下りは、もともと速くないので、普段通り。なるべく平坦なところは走りました。

17:06 1CP(浅間峠)4:06 44
ここでリタイアだ...と思い座り込んだら、少し快復した気になりました。もっとも、発汗量が異常に多く、それを補ってきているので、水の残りが心配になります。とりあえず、西原峠まで行こう、そこでリタイアでもいいじゃないか...と思い、レース続行。

昨年は全く走れなかった笹尾根。今年は、フラフラになりながらも、意地で走ってみました。それでも、1CP-三頭山のタイムが昨年よりも30分以上遅いのですから、どれだけへタレていたかがお分かりいただけると思います。

西原峠でも、座り込んでしばし逡巡。なんとなくリタイアと言い出せないまま、レース続行。相変わらず水の消費量は激しく、三頭山を前にハイドレーションは空に。後は予備の300mlの水のみです。

20:16 三頭山
三頭山への登りの途中で、とうとう身体に震えが。まだ、気温はさほど寒くはなっていないはずなのに。これは、まずいと、リタイアを決意。三頭山では少し休んで、鞘口峠に下りました。

鞘口峠のスタッフに、リタイアを申し出ました。すると、「できれば、2CPまで行って欲しい。」とのこと。う~ん、仕方ない。リタイアするのも楽ではないのが、山のレースの宿命です。あんパン食べて頑張ろうかと思いましたが、いつもは山で美味しく食べることのできるあんパンが、どうにも食べることができません。

21:55 2CP(月夜見第2駐車場)8:55 21
頑張ってたどり着いた2CP。水が空だったので、まず水補給。それからリタイアしようと座っていたら、またなんとなくリタイアするタイミングを逸してしまいました。実際、座っていると、震えは少し治まり、それなりに動けるような気がしてきました。

23:37 御前山
再び震えが再発し、更に頭痛が。鎮痛剤も効きません。よっぽど途中で引き返そうかと思いました。実際、引き返している人もいました。

後から知ったことですが、時間的に見て滑落事故は僕のすぐ後ろで起こっていたようです。大ダワに下る途中で、スタッフがひとり登って来たのは、事故の連絡を受けたからだったのかもしれません。僕も足元がふらふらになっている時もありましたから、危ない。やはり、山では無理をしてはいけないのです。

大ダワでも、リタイアを逡巡。テントに「救護所に入ると、リタイアになります。」と、やや威嚇的に書かれた張り紙があり、どうも入れなかったというのが真実です。

02:32 3CP(長尾平)13:32 14
大岳山を越えると、後は大きな登りはありません。少し気が楽になります。水場で水を飲むと、少しは身体も楽になってきました。去年は、もうゴールしていたんだと思うと、ちょっと悔しさがわいてきました。体調的に持ち直してきた証拠です。

03:00 日の出山
昨年同様、見事な夜景です。最後のひと踏ん張りにとスニッカーズを食べようとしましたが、やはり身体が受付けない状態です。やはり、気分転換には「ジャガリコ」か?

ここまで来ると、もう走るしかないわけです。左膝、左足首に違和感がありましたが、最後の頑張りです。

04:39 ゴール
15時間39分12秒。総合592位(男子総合548位)
長く苦しいレースでした。完走できて嬉しかったという感情よりも、安心したというのが率直な感想でした。(その理由は、後述します。)

あんな体調で、頑張って完走できたと言えば、少しは格好も付くかもしれませんが、実際は全くそんなことではないのです。

<反省①>
まず、自己管理ができていないこと。スタートする前に、どういう状況になるかを自己判断すべきでした。

<反省②>
リタイアする勇気と決断力がなかったこと。運良く事故も起こさず、ゴールできたからよかったものの、体調不良で参加して怪我をして...などということになったら、大会関係者や後ろを走っているランナーなど多くの人に迷惑をかけることになったでしょう。

<反省③>
②とは逆なのですが、レース続行を決意したなら、気合入れてシッカリ走れ!ってことができませんでした。

と言うわけで、今回は「優柔不断の結果の完走」という情けない結果となりました。結果的にゆるいペースだったため、身体的なダメージは少ないです。筋肉痛も、さほどひどくはありません。膝へのダメージも軽そうです。左足首だけが少しいたい程度。

さて、今年の山のレースはこれでおしまいです。今年は、いろいろな経験をしました。そして、課題もたくさん見つかりました。少し落ち着いたら、来春に向けて、また鍛え直すことにします。

あまり参考にはならないと思いますが、備忘録的に装備など。
<服装>
半袖Tシャツ(CW-X)
長袖Tシャツ(CW-X)
セミロングタイツ(CW-X)
ショートソックス(ナイキ)
ロングソックス(ミズノ)
スパッツ(モンベル)
ブラーXCR(バスク)
グローブ(TNF)

<装備>
リアクター
ヘッドライト(ブラックダイヤモンド ジーニックスIQ)
どうも、電池の持ちが悪いようで、今後の利用に不安。再考した方がいいかも。
ハンドライト(SuperFire303x)
予備の長袖シャツ(TNF)

<飲食料>
ハイドレーション(約2L)←グリコCCDを2倍希釈
予備の水(300ml)←これがあって、本当に助かった!
グリコーゲンリキッド(2袋分を水に溶かしてフラスコに)消費
パワージェル(3袋分を水に溶かしてフラスコに)消費
パワージェル(2袋)未消費
アミノバイタル・スーパースポーツ(2個)消費
ミニあんパン(5個)1個消費
スニッカーズ(1本)ひとかじりのみ
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by makani_tomo | 2007-10-22 18:00 | レース(トレイル)
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