走る!飲む!読む!

『ムンクを追え!』 エドワード・ドルニック

『ムンクを追え!』 
エドワード・ドルニック
河野 純治 訳
光文社
1700円(税別)

1994年2月12日。
ノルウェー。
冬季オリンピック リレハンメル大会の開催初日。
まさに、その時、ノルウェー国立美術館から、ムンクの代表作「叫び」が盗まれたのです。

本書は、その叫びを奪還するまでのドキュメンタリーです。
主人公は、チャーリー・ヒル。
ロンドン警視庁の美術専門の捜査官。
いわゆる、おとり捜査官です。

本書には、おとり捜査官がいかにして、容疑者を信用させ、逮捕にまで追い込むかが事細かに記されています。かなりの部分を、捜査官自身の人間性に寄るようです。

絵画が好きなので、関心を持って読みましたが、知らなかったことが沢山ありました。今ではどうなのかわかりませんが、絵画には充分な盗難保険が掛けられていないこと。意外ですね。きっと、日本に来るときなどは、相当な保険が掛けられているでしょうに。

以前から、気にはなっていましたが、ヨーロッパの美術館は、作品と見学者の距離が近いですよね。総じて日本は遠いですね。それに、混んでいるし。

気に入ったのが、次の文章。
美術専門の捜査官の第一の目的は、犯人逮捕でも、重い懲役刑でもなく、作品を取り戻すこと。

そうなんですよね。
だから、時間を掛けて、じっくり捜査するんですね。

僕の好きな、ボストンのイザベラ・ガードナー美術館から盗まれた絵画も、いつか見つかることがあるのでしょうか?ぜひ、そうであって欲しいものです。
[PR]
by makani_tomo | 2006-02-05 23:47 | 読む
<< いや、きついです! 『ディープ インパクト』 >>



走って、飲んで、そして読んでおります。
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧