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チャレンジ権

今、全英オープンテニス(いわゆるウィンブルドン)が開催されています。僕は、テニスはお遊び程度でしかしたことがないのですが、観るほうは意外と好きでして、ウィンブルドンにも行ったことがあります。

ところで、今回のウィンブルドンでは、初めてチャレンジ・システムなる制度が導入されています。これは、選手が審判の判定に不服がある場合、1試合に3回に限って「ホークアイ自動ライン判定システム」による確認ができるというものです。その際、選手の主張が正しければ、チャンレンジする権利(チャレンジ権)は減りません。主張が正しくなければ、権利は減っていくのです。このシステムは、いわゆるグランドスラムと呼ばれる試合では、昨年の全米オープンテニスで初めて導入されたようです。権利行使の回数や使い方などは、大会によって様々なようです。

それにしても、時代の流れを感じます。アメリカンフットボールなど、アメリカ発祥のスポーツは、比較的こういう機械的な判断や分析を早くから取り入れていましたが、未だにビデオでの確認はせずに、審判の判定が唯一というスポーツも少なくありません。

テニスの「ホークアイ自動ライン判定システム」ですが、現在は限られた場面でしか判定に使われていませんが、その理由は想像するに、常に使うには時間が掛かること、そしてあくまでも審判の判定が第一義的な判断であるという精神でしょうか。

しかし、コンピュータによる画像処理などは数年経てば、驚くほど早くなります。おそらく早晩、審判の判定速度に変わらないようになるのではないでしょうか。そうすれば、審判は機械の出した判定を読み上げるだけの人になるかもしれませんし、もしかすると機械が読み上げるかもしれません。う~ん、それはそれで正確なような気もしますが、機械は機械でミスもありますし、第一なんだか機械相手にテレビゲームをしているような気になるかもしれませんね。

なんとなく、スポーツはあえてあいまいさを残しておいたほうが面白いのではないかと考えるのは、僕だけでしょうか?
by makani_tomo | 2007-07-04 00:50 | 観る
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