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『ヒラリー vs ライス』 ディック・モリス+アイリーン・マクガン

『ヒラリー vs ライス』 
ディック・モリス+アイリーン・マクガン
大須賀典子 訳
アスペクト
1800円(+税)

著者のディック・モリスは、クリントン元大統領の政治コンサルタントを20年間勤めていた人物です。アイリーン・マクガンも弁護士にして、クリントン陣営の選挙コンサルタントだった人。
つまり、アメリカの政治の世界、特に選挙に関してはプロフェッショナルです。その二人が、次のアメリカ大統領選挙をにらんで、ヒラリー・クリントン(上院議員)とコンドリーサ・ライス(国務長官)を比較したのが本書です。

長年に渡ってクリントン陣営に居たため、ヒラリーに関する記述は詳細で、かつ非常に辛口です。その一方で、コンドリーサ・ライス(コンディ)に対しては、国内問題に実績がない点を指摘しているものの、極めて好意的です。この手の本は、100%信じてはいけないと思いつつ読んでいますが、それにしても対照的な評価です。

しかし、ヒラリーに関する行を読んでいて、以前ヒラリーに自叙伝『リービング・ヒストリー』を読んだ時に感じたもやもやとしたものが、少し解消された気がしました。つまり、いくつかの詐称が含まれていたようなのです。

個人的には、両者に特別の思い入れはありません。しかし、アフリカ系というハンデを補って余りある実績を示しているコンディに注目はしています。ブッシュ大統領を全く評価しませんが、コンディを登用した点については、そのセンスを認めざるを得ません。

ところで、アメリカ大統領選挙と言えば、相手陣営をコケにするテレビCMが有名です。日本人の感性からすると、品位に欠けると言わざるを得ない内容です。しかし、最近はメーリングリストやブログなど、市民の情報発信がかなりの影響力を持つようになってきているようです。コンディが大統領になるとすれば、そういう現代の草の根ネットワークが後押しするに違いないと言っています。

ところで、原書では『CONDI vs HILLARY』。邦題は『ヒラリー vs ライス』。著者が、コンディを主に据えているのがわかります。さて、次の大統領選挙はどうなるのでしょうか。
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by makani_tomo | 2007-06-03 23:19 | 読む
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