走る!飲む!読む!

TTR100参戦記(後半戦)

<19:37 CP5 鴨沢グランド(11:37)>
明るい割には、人が少なく寂しげな鴨沢グランド。SIの記録を付けた後は、すぐに給水とデポした荷物のピックアップ。そして、荷物の詰め替え。

鴨沢に預けた荷物の中には、瞬間冷却剤を入れておきました。痛くなってきた膝に、冷やすものは欲しいはず、という予想のもとに。休憩中、右ひざを冷やしました。でも、焼け石に水ですね。

第1回大会の様子を聞くと、鴨沢では豚汁のような温かなものが提供されるとのことで、少し期待していたのですが、今回は果物のみ。それでも、バナナとパイナップルをいただきました。そして、ハリ天狗マネージャーさんからはコーラをいただきました。疲れたときにはコーラですね。ここでコーラをいただいたおかげで、鴨沢で購入したコーラを先の冷却剤と共にリュックに入れ、後半のために取っておくことができました。ありがとうございました。

実は、雲取山頂から下りで全く走れず、これでは後半無理ではないか?鴨沢でリタイヤした方がいいのではないか?という気持ちが一瞬湧いてきました。しかし、川の道を走り切ったかどきちさんや、萩往還を完踏したアロハさん、ヒロさん、こじろうさんのことを思い浮かべると、ここで弱音を履くわけには行きません。幸い、登りはまだ大丈夫です。気持ちを引き締め、約22分休憩した後、後半戦スタートです。

それにしても、後半戦直後の登りは、キツイ!段々気温が下がっているはずなのに、再び汗が吹き出ます。ペースをつかむまで、コーラを飲んで気合を入れます。試走の時に九十九折が面倒だなと感じていたので、部分的にショートカットします。

暗闇の中に、仏舎利塔が見えました。とりあえず登りはおしまい。でも、ここから金風呂までの下りが、膝を痛めている者にとっては曲者なのです。大き目の石がゴロゴロ転がっており、うっかりすると足を取られてしまいます。実際、ここでしりもち1回。もちろん、膝が痛いので走れません。なんとか金風呂到着。しかし、試走時に較べて大幅に遅いタイムです。

金風呂で、コーラとミネラルウォーターを購入。ブログを更新。そして、リュックからジャガリコを取り出します。今回の後半のお楽しみは、このジャガリコ。遠足じゃないんだから!って言われそうですけど、いろいろ悩んで、最後は「好きなお菓子」がいいんじゃないのか?という考えが浮かんだのです。幸い、ジャガリコは塩っ気もあり、コンビニ用の小さいパックもあります。かくして、金風呂から玉川キャンプ場に向かう坂道で、コーラ飲みながら、ジャガリコ食べていました。

これで、結構ペースをつかむことが出来、精神的にも前向きな気持ちが湧いてきました。三頭山までは、比較的シッカリした足取りで登ることができました。それにしても、玉川キャンプ場近くの謎の建物とあのロック調の大音響は、何でしょう?クラブ?まさかね。それとも新興宗教?結局、この大音響は入小沢ノ峰までも響き続けたのでした。

三頭山の手前では、ひとりの選手が仮眠を取ろうとしていました。「大丈夫ですか?」と声を掛けて通り過ぎました。無事完走できたでしょうか。

<23:20 CP6 三頭山(15:20)>
試走では鴨沢から2時間20分で到着していますが、本番では3時間20分掛かってしまいました。疲れや夜間というマイナス要素もあるので、遅くなって当然なのですが、やはり下りで走れていないのが響いています。三頭山では、コーラでひと息。ブログを更新。約6分の休憩の後、山耐逆走ルートに向かいました。

ここから先の笹尾根は、後半の稼ぎどころです。ここで走ることが出来るかどうかで、24時間以内に完走出来るか否かが決まるだろうと思っていました。結果は×。正確には、走って走れなくはなかったのですが、まだ先の長い行程を考えると、足を潰してリタイアする危険を冒すよりも、足を温存して完走した方がいいと考えました。しかし、基本的には早歩きでサクサク進みました。登りは比較的シッカリ登れました。下りは、慎重に。

ところが、この時間になると周期的に睡魔が襲ってきます。ヘッドライトで照らされている足元だけど見ているので、視線も揺らいで余計に眠くなります。座り込んで仮眠を取ってはいけないと思いました。走れていないのですから、せめて休まずに歩き続けなくてはいけないと。木につかまり立ちをして、時々休み、そしてまた進みました。

ここで、急に後方から熊鈴の音が聞こえてきました。ひとりの選手(Jさん)が、実に軽快なリズムで走ってくるではないですか。ここにきて、あれほど軽快に走れることに驚きを覚え、先行してもらいました。あっという間に、姿が見えなくなりました。

<02:34 CP7 浅間峠(18:34)>
山耐では賑やかな峠も、真夜中は誰もいなくて静かなものです。ここからのお楽しみは、三国山のヤマミチさんの私設エイドです。暖かい豚汁もあると聞いていました。もう、それが楽しみで楽しみで。

階段を昇りきったら、ベンチにヤマミチさんのエイドが。そして、浅間峠前で追い抜かれたJさんが、休憩しています。フルーツと豚汁をいただきました。本当に生き返りました。ありがとうございました。

先の選手を残して、先を急ぎます。走れていない分、休む時間を減らさなくてはなりません。醍醐丸の巻き道手前で、再び先の選手に抜かれました。和田峠はもうすぐです。段々、空が明るくなってきました。

<04:45 和田峠(20:45)>
ここで、水を補給します。そして、バナナを1本いただきました。ヘッドライトなどをリュックに戻し、2~3分座っただけで、先を急ぎました。ここから陣馬山への階段は、なかなかキツイのですが、依然として比較的シッカリ昇ることができたのには、我ながらビックリです。山頂手前で、先行していたJさんを抜きました。

<05:04 CP8 陣馬山(21:04)>
さて、もうひと息。終盤戦です。ここからは可能な限り走って行きたいので、鎮痛剤を飲みました。しかし、まだ右ひざは痛く、満足に走ることは出来ません。影信山に向かう途中で、またまたJさんに追い抜かれました。ゆっくりではありますが、テンポ良く走っています。やはり、大したものです。

しかし、21時間以上も行動し続けていますから、疲労は皆同じ。どこに疲労が現れるかの違いかもしれません。小仏峠から城山への登りで、再び抜き返しました。相変わらず、登りは堅調です。

城山から大垂水峠への下りが、僕の中での最後の難所でした。ここを無難に通過できれば、完走が見えてきます。そして、鎮痛剤が効き始めたのか、次第に走ることが出来るようになってきました。

<06:04 大垂水峠(23:05)>
さて、あともうひと息です。ここからは、可能な限り走りました。下りよりも登りの方が、膝が痛くない分楽でした。三沢峠では、ヤフトピのヤフシゲさん、ミヤさんのお姿が!「がんばれ!いま6位だよ!」と声を掛けてくださる。僕は、「膝が限界です~。」といいながら、走り続けました。止まると、もう足が出ないような気がしていたのです。

このあたりで、第1回の制限時間である24時間が経過してしまいました。やはり、壁は厚かった。しかし、まずは完走しなくては、話になりません。

<08:19 CP9 草戸山(24:19)>
正確には草戸山の手前の小さな展望台の横ですね。この展望台、さぞかし眺望が良いのかと思い、試走の時に昇ってみましたが、全くそんなことはなく、あまり意味のないもののような気がします。

ここから先は、小さなアップダウンの繰り返しです。次第に街の音が聞こえてきます。電車の音が聞こえたら、もうすぐ金毘羅神社です。ここで、またまた思いがけずタマさんの出迎えを受けます。ありがとうございました。

<09:18 CP10 淺川金毘羅神社(25:18)>
草戸山から1時間も掛かっていますから、やはり疲労は隠せません。でも、精神的にはとても元気でした。

市街地に降り立ち、あとは道路をゴールまで走ります。とにかく、最後の力を振り絞って走りました。25時間以上行動してきて、よくまだ走る力が残っていたものだと思います。

国道20号線の信号を渡ると、誘導の人が立っているのが見えました。ゴールだ!と思った瞬間、ちょっと、涙が出そうになりました。いやいや、この涙は24時間をきった時のために取っておこうと、涙腺の元をキュッと締め、フィニッシュラインを駆け抜けました。

<09:42 ゴール 陵南公園(25:42)>
長いレースが終わりました。不思議なほど、疲労感がなく、先にゴールしていたマコトさん、ハリ天狗さん、そして応援に駆けつけてくれたかどきちさんにお褒めの言葉をいただき、嬉しかったです。かどきちさんにもらったコーラ、身体にしみ渡りました。

皆さん、応援ありがとうございました。
[PR]
by makani_tomo | 2007-05-15 02:05 | レース(トレイル)
<< TTR100参戦記(反省など) TTR100参戦記(前半戦) >>



走って、飲んで、そして読んでおります。
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧