やはり、この映画は観ておかねば。原作の不気味さ、物悲しさをどこまで映像で表現できるのかが、ポイントでした。
これから観る人も多いかと思いますので、詳しいことは控えますが、話をシンプルにするために、多少の変更がありますが、筋は概ね原作通りです。
主演のギャスパー・ウリエルの狂気じみた眼つき、あるいは苦悩の表情は、なかなかでした。一方で、コン・リーを始めとする他のキャストは、普通でしたね。ハンニバルの狂気を際立たせるために、あえて平凡な役作りになったのでしょうか。
この映画で特筆すべきは、音楽かもしれません。あの童謡を夜聴いたら、僕も悪夢にうなされそうな気がします。非常に効果的だったと思います。