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『垂直の記憶』 山野井泰史

『垂直の記憶 岩と雪の7章』 
山野井泰史
山と渓谷社
1500円+税

比較的最近の本なので、既に読まれた方も多いかと思います。僕は以前、テレビ(たぶん『情熱大陸』だったかな?)で彼を見たことがあります。奥多摩で生活し、山に真摯に向かう彼のまなざしはとても印象に残っています。

本書を読んで、彼の文章がとても好きだなと感じました。彼自身も書いていますが、非常に慎重に言葉を選び、山を登る時の気持ちや不安、そして喜びなどを表現しています。気持ちの高ぶりや落ち込みなどが、忠実に、しかし大げさすぎずに伝わってくるのです。

文章と同時に、彼自身が好きになりました。常に目標を持ち、それに向けて自分を高める努力をし、着実に、そして冷静にチャレンジする、その姿勢に、共感を覚えます。

特に、山に挑むときの冷静さには、非常に興味を覚えます。確かに、その冷静さの裏側には、恐れや畏怖といったものがあります。そういったものをしっかりと認識しつつ、冷静にことに望んでいます。その冷静さは、日頃の努力と、彼の目的に対する純粋な意志に裏打ちされているのでしょう。

本書を読んで、自分にももっと精神的な強さが欲しいと思いました。
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by makani_tomo | 2006-11-10 23:10 | 読む
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