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日本山岳耐久レース参戦記(レース前半 スタート~三頭山)

13時にスタート。肝心なのはスタートダッシュよりもスタート時の陣取りだとアドバイスを受け、前から3列目に並びます。おかげで大した混乱もなく、中学校を飛び出します。道路を渡り、橋を渡り、集団のペースで進みます。

さて、今回の目標タイムは以下の通りでした。

醍醐丸       3時間
第1CP       4時間
三頭山       7時間
第2CP       8時間
御前山       9時間
第3CP       11時間
ゴール       12時間35分  

これは、以前から用いているシミュレーション式の、夜間走行係数を1.2倍(日中走るよりも1.2倍の時間が掛かる)から1.1倍に軽減したものです。これは、夜間試走の結果に基づいています。そもそも、僕は下りが速くないので、夜間でも速度があまり落ちることはないようです。
この目標タイムには、休憩時間は含まれていませんので、疲労度合いによって休憩時間を加算する必要があり、おおよそ13時間を目標としました。もちろん、膝が痛くならないという前提の目標タイムですので、膝痛の具合によっては、15時間も18時間も、あるいは最悪途中リタイアも想定していました。

さて、小和田囃子をチラリと眺め、坂道に入ります。ここから、少しづつ順位を上げます。この程度の坂道は、奥武蔵ULで嫌というほど経験しています。途中、ホロさんや、かどきちさんも追い抜きました。速過ぎるかなと思いましたが、それなりに気持ちよく走れているし、全速力ではないのでまあいいかという感じで走ります。

今回の作戦(というほどのものではないのですが)は、「序盤戦で貯金し、後半それを食いつぶす」というものです。膝痛は過去の経験上、10キロ前後で出てくると思われました。もちろん、遅ければ遅いほどよいのですが、それまでにいかに貯金をしておけるか、そして痛みが出た後は、鎮痛剤の力を借りての「痛みとの共存共栄」を目指すつもりでした。

こういう予想は当たって欲しくはないのですが、右膝に違和感を感じ始めたのはトッキリ場のあたり、10km地点の少し手前です。欲を言えば、第1CPの浅間峠まで、いやせめて醍醐丸までもって欲しかったのですが、身体は正直です。しからば、覚悟を決めて「共存共栄」を目指すのみ。幸い、登りでは痛みはでませんので、登り基調の前半はそれなりのペースで進めました。

補給食は、1時間に1つの割合で取るようにしていました。エネルギーに変わるのに時間が掛かるおにぎりは序盤に食べ、後半はカーボショッツ中心という予定です。しかし、暑さのせいか、おにぎりが食べにくく感じました。暑い時は、やはりジェルがいいようです。

15:12 醍醐丸 (2:12 30)

目標タイムを大いに上回るタイムです。路面のコンディションも良かったこともありますが、やはりレースとなると登りでひと休みしにくくなるので、このタイムです。試走時は雨でしたが3時間3分掛かっています。この時点で貯金48分。

しかし、醍醐丸から生藤山に向かうあたりで、既に登りがきつく感じ始めました。ふと気付くと後ろにかどきちさんの姿が。さすがにシッカリとした足取りです。先行して頂いた後は、あっという間に姿が見えなくなりました。

16:24 浅間峠(第1CP) (3:24 34)

浅間峠までの貯金は、36分。少し貯蓄を減らしました。生籐山から先の尾根道は比較的走ることのできる区間です。膝痛に耐えながら、平地は程ほどのスピードで走ります。下りは、部分的にスリッピーな場所もあり、膝に過大な衝撃を与えないように慎重に下ります。膝さえ痛くなければ、もう少しはスピードが出せたと思いますが、60kmもの間「共存共栄」していくためには、この慎重さは必須と考えました。

笹尾根も、試走時には気持ちよく走れましたが、意識的にスピードを抑えます。木々の間から差し込む夕陽で目がクラクラしましたが、途中槙寄山あたりから夕陽に沈む富士山の姿には、感動。走りながら「スゴイ!」と声を上げてしまいました。レースでなければ、ゆっくり見ていたいところでした。

このあたりで、ライト装着。ヘッドライトとLEDの軽量ハンドライトです。前後に人もいますし、うっすら明るいですし、コンディションは悪くありません。悪いのは自分のコンディション。三頭山への登りは前半の山場です。やはり厳しかったです。試走時は笛吹からのスタートですので、辛いながらも比較的シッカリ登れましたが、30km以上走ってきた後では、足が思うように上がりません。登りの途中で、時々足を止めざるを得ませんでした。

疲れてきたときは、補給食で精神的に喝を入れます。カーボショッツは、機能的には優れているのだと思うのですが、精神的に厳しい時には、同じジェルでももう少しボリュームのある、普通の安いジェルの方がいいようです。

三頭山への階段では、ハリ天狗さん実力からいって、先行しているだろうと思っていたので、声を掛けていただいた時はちょっとビックリ。でも、苦しい時に知り合いに会って言葉を交わすと、不思議と元気が出るものです。

19:06 三頭山 (6:06 36)
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by makani_tomo | 2006-10-10 14:42 | レース(トレイル)
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