走る!飲む!読む!

『八月の路上に捨てる』 伊藤たかみ

『八月の路上に捨てる』 
伊藤たかみ
文藝春秋9月号
760円(税込み)

第135回の芥川賞受賞作品です。僕は、本は好きで、しかもジャンルを問わずの乱読派なのですが、新刊が出れば必ずチェックする作家(グリシャムなど)もいますし、文庫になるまでじっくり待つ作家(内田康夫など)もいます。

その中で、芥川賞受賞作品は、基本的に読むことにしています。いわゆる純文学が特に好きというわけではなく、言ってみれば「定点観測的」な気分で読むのです。審査員は、微妙に変わるものの、その時点での純文学の「雰囲気」的なものを、感じ取ることができるからです。

もうひとつ、必ず読むのが、審査員の選評です。いつも厳し目の人。候補作の中から、いい点を掘り出そうとする人、選評と言いつつ自論を展開する人などさまざまで面白い。事務局のスタッフはさぞかしヤキモキすることだろうと、余計な心配までしてしまいます。

さて、本作品ですが、ある審査員も言っていましたが、良くも悪くも時代の「軽さ」を感じさせる作品だと思いました。同棲や結婚、離婚に対する意識、生活をするということなどなど。僕の意識が古いのかもしれないのですが、純文学(その定義もあいまいですが)にしては、やはり軽いかなと。かといって、僕自身が「重め」の作品が好きかというと、そうでもないのですけどね。

時々、僕が小説を書くとしたら、何を題材にしようかと考えます。今なら、走ることや山を登ることに絡めたテーマ設定にしそうです。
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by makani_tomo | 2006-08-24 23:20 | 読む
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走って、飲んで、そして読んでおります。
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