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『信長の棺』 加藤廣

『信長の棺』 
加藤廣
日本経済新聞社
1995円(ブックオフにて1000円で購入)

著者の加藤氏は、中小企業金融公庫から山一證券を経て大学講師を務めるなど、一貫して金融・経済分野で活躍されてきた人。著書や論文も多く執筆していることから、文章を書くことには慣れていると推察されます。そんな著者の作家としてのデビュー作が、本書です。おそらく長い間暖めてきたテーマなのではないでしょうか。

主人公は、太田牛一。織田信長の基礎資料として有名な『信長公記』の著者です。「歴史は勝者の記録」とはよく言われる言葉ですが、この『信長公記』も、著者の本心に反して、秀吉からの修正命令が入るなど、苦慮する姿が描かれています。もっとも、そうでなくても、著者の思い込みや恣意的な記述などは、避けがたいものではありますが。

物語は、牛一が隠居して、『信長公記』を書きつつ、信長の遺骸を捜し求めるというもの。そこには、様々な人物の様々な事情が錯綜し、意外な結末へと....

読み始めると、一気に読めてしまいます。作家デビュー作とは思えない、文体や構成だと思います。きっと、金融市場の講演も、面白い講演をして人気だったのではないでしょうか。

最近2作目『秀吉の枷』が出ています。著者には申し訳ないけれども、またブックオフに並ぶのを待って買おうかなと思っています。

【今日の階段】
体調不良につき、階段おやすみ。
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by makani_tomo | 2006-05-29 23:42 | 読む
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