分水嶺トレイル
ご無沙汰しておりました。TJARの準備(本人の準備ではなくスタッフとしての準備)に忙しく、なかなかブログにまで手が回りませんでした。が、あまりに時間が経つと記憶も薄れるので、ここいらで頑張って書きましょう。
7月14~15日は、分水嶺トレイルに参加してきました。これは、奥多摩の鴨沢をスタートし、雲取山~三条ダルミ~飛龍山~将監峠~雁峠~雁坂峠~甲武信山~国師ヶ岳~金峰山~瑞垣山~松平林道~横尾山~飯盛山~獅子岩というコースを踏破するレースです。 エイドはなく、雰囲気としては、ミニTJARという感じですね。必要装備に、カラビナやスリング、ロープが指定されているところは、独特です。実際に必要な場面はないのですが、主催者は、山に臨むにあたっての心構えの様なものを装備品にメッセージを込めているのだと思います。 14日は寝坊して、あわてて6時に家を出ます。予定の電車に乗れてほっとひと息。奥多摩駅発のバスには、同じレースに参加する人たちがたくさん。 装備チェックを行い、武田さんのブリーフィングを終えたら、集合写真。このくらいの規模のレース、好きです。 14日10時:鴨沢スタート 誰も走ってスタートしません。とはいえ、サクサク歩く人も数名おり、僕はソロで参加のNさんの後ろに続きました。Nさん、平坦な所にくると少し走ります。やるな~。僕は、走らずマイペースを維持。今回は、TJARのための練習なので、あえて軽量化はせず、水もしっかり満タンです。なるべく山小屋にも寄る予定です。 最初に寄った七ッ石小屋では、冷たい水をいただきました。 良く考えたら、このコース下ったことは何度もありますが、登ったのは初めてです。 14日12時●分:雲取山 避難小屋のベンチで、おにぎりを食べます。誰かのブログで、虫がうるさいと書いていたので、虫よけスプレーを持ってきていました。少しは効果ありました。少し休んだら、三条ダルミに下ります。 ちょこちょこ走れる区間もあります。無理のない程度に走りも入れます。 14日●時●分:飛龍山 ここから先は、TGGのコースでもあります。将監峠までは、走れる区間もあります。今回は将監小屋にも寄ってみました。(TGGではいつも寄らない。)水場が近いので、ここで汲んでおけばしばらく持つはずです。 14日16時●分:将監峠 峠の先、山ノ神土から先は、どうせなら行ったことがないコースと思い、尾根ではない道を選択。ここは、割合気持ち良く走れますね。多摩川源流の山ということもあって、水も豊富。時々、冷たい水で顔を洗うこともできます。そして、ふと思い立って笠取小屋にも寄ることにしました。冷たいコーラが飲みたくなったのです。時間的には、小屋に寄れる最後のチャンスでしょう。 この間のTGGでは、小屋が開いていなくてガッカリしたのですが、今回は空いていました。冷たいコーラはないというので、ビールをもらうことにしました。ちゃんとおつまみに、ポークビッツを取り出して、ベンチで休んでいたら、小屋のおやじさんも出てきて、レースの話に。清里まで行くの?なんて話しながら、楽しいひと時。ごちそうさまでした。 14日●時●分:雁峠 まさにここが分水嶺。富士川、荒川、多摩川に分かれます。そろそろ暗くなり始めました。ライトを付けて、燕山に登ります。そして、雨もポツポツ。 14日20時07分:雁坂峠(CP) あとから結果をみると、先頭のNさんから遅れること21分でした。後続とは44分差でした。前後とこれだけ離れると、ライトの灯りも見えないですから、ほとんど1人で行動している感じです。ここでは休まずスルー。 ここから、甲武信小屋までが長かった~。途中、後ろにライトが見えたので、割合近いのかなと思ったのですが、そうでもなかったみたいですね。 14日●時●分:甲武信小屋 ここで、水を補給します。そして休憩。靴下も履き替え、足裏のケアをしました。早めのケアが肝要です。なんだかんだと20分くらい滞在し、甲武信ヶ岳に向かいます。 14日23時41分:甲武信ヶ岳 ここは、本部への電話連絡ポイント。結果を見たら、先頭とは31分差。後続とは39分差。小屋で長く休みすぎましたか。。。 しかし、本当に長いのは、ここからでした。ライトの照らす範囲内を眺めながら、黙々と登ったり降りたりするのですが、どうしても眠くなります。眠くなったら、座り込んで5分ほど寝ます。これを何度か繰り返しました。 途中、先頭を行くNさんに追い付きました。少し横になっていたとのこと。先に行ってもらい、少し遅れて進みます。ライトが見えるとルートファインディングの面白みがなくなるので、適当に距離をあけました。(とはいえ、すごくルートがわかり難いわけでもありませんが) 15日●時●分:国師ヶ岳 ここまできたら、次のCPはすぐ近くです。 15日4時29分:大弛小屋 小屋の人は活動を始めているものの、まだ飲み物を売ってもらえるかどうかは微妙な時間帯。あきらめて、CPのテントに向かいます。Nさんとは13分差。後続とは1時間半ほどあいていたようです。 明るくなってきたのですが、調子は上がらず、まだ眠い状態。普通の登山者と同じくらいのペースしか出ません。ようやく調子が出てきたのは、金峰山が見えてきてからです。 15日6時36分:金峰山 本部への連絡ポイントなのですが、携帯がなかなかつながらず、ちょっと時間をロス。ま、それほどあわてなくてもいいのですけどね。Nさんとは24分差。 富士見平小屋で何か食べるぞ!と意気込んで、ここからは割合元気に下りました。途中、奥様の参加しているチームを出迎える佐藤良一さんとお会いしました。 金峰山もそうですが、大日岩、インパクトありますね。なかなかのものです。大日小屋では、Nさんがちょうどスタートするところでした。僕は、少し間をおいて進みます。 15日8時22分:富士見平小屋 水場で水を補給し、山菜うどんをいただきました。そしてハーブティーにコカコーラも。大休止ですっかりリフレッシュできました。 さて、瑞垣山へ向かいますが、ここはあまり夜来たくはないですね。結構、他のチームは、暗くなってから通過している様ですが、気を付けないと大変だと思います。不動滝方面に下る道も、なかなか難しい。暗くなってから通ると、相当効率が悪くなりそうな道です。しかし、子ども連れが登ってきているのですよね。大丈夫かな? 何とか林道まで下りてきました。意外と長かった...さて、軽くジョグで先を急ごうとしたら、どこからともなくNさんが現れて、どうやら道を間違ったようだとのこと。Nさんが間違いなら、目の前にいる僕も間違ったということになります。しかし、間違いそうなところはなかったけどな...結局、Nさんは戻って確認することに。僕は、正しいポイントにいると判断して、そのまま先に進みました。結局、10分くらい進んだところで、正しい道を進んでいることを確信したのでした。 松平林道に入り、登り以外は軽くジョグで進みます。途中、分岐があります。ちょっと悩んだけど、メインルートを進みます。なかなか信州峠には着きません。でも、走れる区間も多いので、時間を稼ぐことはできますね。 15日●時●分:信州峠 ここから、横尾山に向かいます。結構登っている人も多いですね。途中、下りの団体さん20名くらいをやり過ごしました。そして、山頂は意外と遠かった。ここから先は、ほとんど人が通らないようですね。くもの巣もあり、笹に水滴が残っている状態。結構ぬれました。ルートファインディングが必要ですが、日中通る分にはまず問題ないでしょう。少し外しても、基本的な方向さえ間違わなければ、すぐに戻ることができます。しかし、夜だと難しいかもしれません。 いよいよ、柵が現れました。途中で柵の中に入ります。どうやら、ここでデジカメを落としたらしい。拾ってくれたのは、チーム鳳の皆さん。本当にありがとうございました! 再び柵をくぐる目印の道標がなかなか現れないので、ちょっと不安になります。で、戻ってみたりして、時間をロス。 さて、最後は飯盛山に登るだけ。木の階段がなかなか足の応えます。しかし、もうゴールは目の前なので、頑張れますね。しかし、ここで、デジカメを落としたことに気付きました。とりあえず来た道を登り返し、探してみたが見つからない...うーん、仕方なく飯盛山山頂で本部に連絡。すぐに降りますと言ったものの、もう少しデジカメを探してみようと、来た道を戻ります。20分くらい探したのですが、見つからず。かといってこれ以上戻る気にもなれず。。。再び本部に連絡して、下山開始。 下山途中で、竹田さんのお出迎え。飯盛山から電話してから、時間が掛かり過ぎて、心配してくれたとのこと。申し訳ありませんでした。 15日17時38分:獅子岩ゴール 予定通り、15日以内に帰ることのできる時間にゴールで来て良かった!デジカメ落とさなかったら、あと40分くらいは早くゴール出来たでしょう。 ビールを飲んでいたら、Nさんも到着。2人して風呂まで送ってもらいました。 甲斐大泉から小淵沢まで行き、あずさで帰ります。しかし、サッカーの試合があったからか、あずさは満席。仕方なく、デッキに立ったまま帰ってきました。お弁当も買えず、食べれずで、ちょっと残念。でも、日曜日中に帰ることができたので、良しとしましょう。 このコース、なかなかタフです。UTMFより短いけどキツイかもしれません。ペースとしては、もう少しあげることはできるけど、こんなものでしょう。金峰山手前で明るくなるくらいがベストかもしれません。 TJARに向けて、いい練習となりました。武田さんはじめスタッフの皆様、ありがとうございました。
by makani_tomo
| 2012-07-30 18:11
| レース(トレイル)
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