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関節痛とお薬

 関節痛特に膝の関節痛の原因は、腱や軟骨の炎症が主です。僕の場合は、腸脛靭帯炎です。腸脛靭帯という膝の外側で大腿骨と脛骨をつないでいる靭帯が炎症を起こしており、ランナーに最も多い膝の障害なので、俗に「ランナー膝」とも呼ばれています。

 さて、この腸脛靭帯炎の予防方法ですが、
①急激に膝を使いすぎないこと。
②走る前には、充分なストレッチ。
③走った後にも、ストレッチ。できれば、アイシング。
④入浴後に、ストレッチ。
などが、あげられます。

 しかし、痛くなってしまったらどうするのかと言うと、
①練習を休む。
②薬(塗り薬やシップ)を使う。
と、だいたいこんなものです。
加えるとすれば、温熱療法によるリハビリくらいでしょうか。
ま、多くの場合、少なくとも一時的には塗り薬やシップにお世話になることが多いのです。

 そこで、このお薬について調べてみることにしました。

 筋肉痛と言えば、昔はサロンパスかサロメチールと、相場は決まっていました。(僕だけ?)今は、その両者とも製品の幅がありますが、元祖サロンパスも元祖サロメチールも、その名前から想像できますが、サリチル酸メチルとl-メントールが主な有効成分です。(ちなみに、サロメチールは大正10年11月発売!)

 サリチル酸メチルは、薬として昔から広く利用されているサリチル酸の一種です。サリチル酸自体は、それが「サリチル酸」と名付けられる以前の紀元前から、柳の樹皮のエキス(サリシン)として、鎮痛・解熱のために用いられてきました。1827年に西洋ナツユキ草からサリシンという成分が単独で抽出され、それを分解・酸化させてサリチル酸が合成されました。サリチル酸には苦味や、胃腸に傷害を及ぼす副作用があったため、1899年にサリチル酸のエステル体である、アセチルサリチル酸が開発され、これが「アスピリン」という商品となり、世界中で用いられています。(ちなみに、アスピリンという商品名は、天然のナツユキ草(スピリン)から作ったのではない、という意味の「ア・スピリン」から付けられたそうな。)

 少し横道に反れました。サリチル酸メチルは、前述のサリチル酸をエステル化した化合物です。ちなみに、エステル化とは、その構造に-COOHを持つ物質と-OHを持つ物質が、脱水縮合して、-COO-(これをエステル結合と呼ぶ)という構造に変化することをいいます。(脱水つまり、H2Oが抜けるので、COOが残っている)サリチル酸メチルとアセチルサリチル酸はどちらも、サリチル酸のエステル体なので、兄弟みたいなものですね。その効果は、ほぼ同じです。つまり、頭痛薬と消炎剤は、ほぼ同じお薬なのです。考えてみれば当たり前か。要は「痛みを抑える」ということですからね。

 サリチル酸メチルは、知覚神経に作用して、鎮痛、鎮痒作用を現します。また、末梢血管を拡張して血流を改善する作用もあり、これにより血行を良く、痛みのもとになる乳酸等を除去します。サリチル酸メチルの仲間で、サリチル酸グリコールもあり、同様の効果がありますが、いわゆるシップ臭がありません。

 l-メントールは、大雑把に言うとミントです。つまりハーっとするあれですね。こちらは、冷却感を伴う皮膚の刺激により、痛みを緩和させる効用があるようです。筋肉痛の塗り薬やシップのみならず、リップクリームなどにも多く利用されているようです。

続きは、後日。
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by makani_tomo | 2005-12-20 17:52 | 走る
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