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『スティーブ・ジョブズ』 ウォルター・アイザックソン

『スティーブ・ジョブズ』 上・下
ウォルター・アイザックソン
講談社
各1900円+税

ちょっとミーハーかなとは思ったのですが、発売直後に買って読みました。

もともと、伝記は好きなのです。ものにもよりけりですが、表面的にしか見えていない「ある人」の人となりについて、少しは深く知ることができるからです。単純に、小学生のころから、家で偉人伝がたくさんあって、読むのが好きだっただけなのかもしれませんが。

著者のウォルター・アイザックソン氏は、TIME誌の編集長やCNNのCEOを務めた人物。つまり、ジャーナリズム界の大物です。

伝記といえば、ロン・チャーナウの様に、どっしりとした記述の方が好みではありますが、対象がつい先日亡くなったばかりの人でもありますし、結果的にはあまり重くない方が良かったのかもしれません。

個人的にスティーブ・ジョブズにすごく興味があったわけではありません。しかし、初めて自分で買ったパソコンは、Macintosh Plusでした。(そして、今でも家にあります!箱付き、取り説付き。FDドライブも。)その後も、個人的にはMacintoshでしたし、最初に入った会社もMacintoshでした。LANが組みやすいので、自然発生的にMacintoshユーザーが増えました。

その後、97年くらいからかな、出向を機にWindowsに移ってしまい、以来Macintoshには戻っていません。でも、ジョブズがNeXTを作った時には、そのかっこよさに憧れて、NeXTを大量に導入している某外資系金融機関に入社しそうになったほどです。大学院ではSUNのワークステーションでしたから、パソコンよりもハイパワーなマシンにあこがれていたのでしょう。

話がそれてしまいました。この本ですが、お急ぎの人は、下巻だけでも良いかもしれません。上巻は、想像通りというか、あの時期のアメリカ西海岸には、それなりにたくさんいた頭の良い大学生のお話です。僕の興味は、音楽のデータ配信があちこちで行われ始め、混沌としてしまった音楽業界を、Appleが如何にして取りまとめたのかという点でした。ひと言で言うと、ジョブズの交渉能力のたまものだったのでしょうか。MacintoshユーザーがWindowsユーザーに比べて少ない点も、導入としては良かったのですね。その後の展開は、当時の関係者でも想像がつかなかったのかもしれません。ジョブズ以外は。

Appleの戦略は、大学院の講義でもテーマにすることがあります。IBMやMicrosoftなどと比較することで、コンピュータ産業(と、もはや言えないかもしれませんが)の展開がわかりやすく説明できます。

さて、偉大な創始者がいなくなって以降のAppleは、どうなるのでしょうか。しばらくは、ジョブズのアイデアが残っているといううわさもあります。最近では、iPodとiPadしか使っていませんが、Appleは好きな会社です。どうかこれからも、あっと驚くような製品を生み出していって欲しいものです。

ジョブズの様な性格にはなれないし、なりたくはないけど、スタイルへのこだわり、いや純粋すぎるとも言える自分へのこだわりにあこがれがないかといえば、ウソになりますね。僕も人生を折り返していることですし、もう少し、シンプルに生きてみるのもいいかもしれません。
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by makani_tomo | 2011-11-16 10:50 | 読む
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