上州武尊山スカイビュートレイル【試走会】
この週末は、10月に開催される上州武尊山スカイビュートレイルの試走会に、スタッフとして参加してきました。
9時半に川場村体育館の駐車場に集合し、緑ちゃんの開会のあいさつ 右手の方は、広報担当の山本さん。 スタートして、少しだけ村内の道路を走り、トレイルに入ります。しかし、この前半(そして終盤)のトレイルは、昭文社の地図にも載っていないですし、25000分の1の地図にも載っていません。地元の人だけが知るトレイルです。なので、ひとりで試走しようとする方は、まずスタートで迷うはずです。強いて言うならば、25000分の1で川場村の西の方に「新井」という土地があります。このあたりからトレイルに入ります。 しかし、ここからしばらくは蛭多発地帯です。この時期は、被害に会うこと必至です。特に往路は登りなのでスピートも出にくいと思います。(それでも、そこそこ走れますが)2.5kmくらいで一度林道に出ますので、そこで蛭の被害をチェックしてください。我々7名くらいで行きましたが、半分以上の人が被害にあってしまいました。ヤマビフファイターか、それに類するスプレーは必ですね。ただし、レースは10月なので、その時は問題ないと思います。 この前半部分は、比較的緩い傾斜のトレイルを登ることになります。ところどころで、ロードに出ます。今回は、サポートカーが先回りしてくれていたので、冷たい麦茶など飲むことができました。本番でも、エイドが出るはずです。 しかし、この前半部分は曲者です。走ろうと思えば、そこそこ走れます。しかし、本格的な登りはまだまだ。前半飛ばし過ぎると、山岳区間がキツクなりそうです。 ロードから外れて、川場牧場に向かいます。ここで、蜂に刺されてしまいました。おそらく地蜂(クロスズメバチ)だと思われますが、急いでその場を離れて、ポイズンリムーバーで処置をしました。3か所刺されたうちの手のひらは、しばらくしびれてしまいました。 小刻みにアップダウンを繰り返しながら、標高を少しずつ上げ、川場牧場にぶつかります。 川場牧場 牧場の中は通れないので、縁をつたって、さらに登ります。ぽつぽつ雨が降ってきましたが、気持ちがいい程度。その後は下って桐の木平キャンプ場に到着。ここで、キャンプ場の管理人でもある山本さんが、飲み物を冷やしておいてくれました。もちろん、緑ちゃんお手製のキュウリの漬物を肴に、ビールいただきました。 川で遊ぶ間瀬さん ホタルブクロも咲いていました。 少し進んで、旭小屋。ここは武尊山に登る古い登山口です。地元の山岳会の関さんから、武尊山の歴史についてレクチャーをいただきました。 こういう歴史的な背景を知って登ると、さらに充実しますね。 富士山や御岳山と同じで修行の山なので、登山道のところどころに、お不動さんや祠があります。いわゆる「講」で登るのですね。 お不動さん 旭小屋からは、レースのルートから少し外れます。ルートの使用許可がまだ降りていないとのこと。なので、藪こぎです。 途中の大きな木の前で。 こういう木の空洞を熊が意識して作るのだという話が、間瀬さんからありまして、記念撮影。 最後は、ダート道を野営場まで登り、1日目終了です。車で宿泊するとくさの湯まで送ってもらったのですが、間もなく大雨に。宿に着いたら、雷も鳴り、大変な状態に。いいタイミングで、走り終えることができました。 風呂に入って、のんびり過ごして、夕食&懇親会。差し入れていただいた濁り酒はあっという間に無くなり、追加の1升瓶も半分以上飲みましたかね。おかげで、グッスリ就寝。 2日目は6時に起床し、7時には宿を出ました。 とくさの湯 昨日のゴールである野営場まで車で登り、7時45分には武尊山の登山口を出発しました。かつての山田昇杯は、ここがスタートだったそうです。 前武尊までは、急登です。 岩の下をくぐったりもしますよ。(実は脇から越せますが...) 軽い岩場で、間瀬さんのミニ講座。登りでつかんで良いもの、よくないものについて。 野営場から90分ほどで前武尊に到着です。さすがにながめも良いです。 剣が峰です。間瀬さんいわく、古民家だと。確かにそんな風にも見えます。 こんな岩の上を越えます。足元注意です。 武尊山山頂が近づいてきました。山頂に人の姿も見えます。 山頂手前の笹清水。普段はあまり水は出ていない様なのですが、昨夜の大雨のおかげで、今日はしっかりと取れました。 鳳の池。噴火口にたまった水の名残でしょうか。 頂上直下の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像。武尊山の名前の由来は、日本武尊から来ているのですね。明治期に川場村で鋳造して、担ぎ上げたのだそうです。 山頂は団体さんで混んでいたので、すぐに降りてきました。豆桜がまだ咲いていました。 さて、ここまで頑張った人には、ご褒美が! まさに、スカイビュートレイルです。 こんな感じ!最高です。 そして、武尊山を振り返ってみます。 その後も、ご機嫌なトレイルが続きます。 ほら、走りたくなるでしょ? マタタビの花 蛭です。レース本番にはたぶんいないと思いますが。 用水路を走る間瀬さん。泥で汚れたシューズを洗っているのです。 最後はビールで!実は、途中でも飲んでいましたけどね。 お風呂に入り、帰りは上毛高原駅から新幹線で帰りました。昨夜の懇親会で残った一升瓶を抱えて乗り込み、4人でプチ宴会でした。 今回の試走会。参加者数が少ないこともあり、非常に充実した会になりました。なかなかひとりでは試走し難いので、貴重な機会だったのではないでしょうか。間瀬さんのミニ講座付きでしたしね。 コースは、そんなにやさしくはありません。なかなかハードだけど、面白いコースだと思いますね。言ってみれば、「通好み」のコース設定。地元の人たちが、考え出した味のあるコースです。 次回は9月に行うかもしれません。都合が付けば、またお手伝いに行くと思います。たとえ、本戦にエントリーしていない人も、試走会だけでも面白いと思いますよ。是非、ご参加ください。
by makani_tomo
| 2011-07-11 02:19
| 走る
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