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『環境問題のウソ』 池田清彦

『環境問題のウソ』 
池田清彦
ちくまプリマー新書
760円+税

著者の池田さんは、早稲田大学の教授。僕は、以前一緒に仕事をしたことがあります。実は大学の先生というよりは、昆虫(特に蝶々)好きのおじさんです。

本書の主張は、環境問題について、役所や新聞が論じていることを鵜呑みにするな、ということ。ひとつは、京都議定書の是非。本当に、地球は温暖化しているのか?それは、長いスパンでみると一時の「振れ」に過ぎないのではないか?現に、1960~80年代には、地球冷寒化を訴えていたではないか!

生殖物の外来種に対する扱いに付いても、一家言。人間がある種を生態系に持ち込むことは人為的な行為で、制限されることもあってもよいが、ある種が与えられた生態系で繁殖するか死滅するかは、自然系のなすこと。莫大な税金を、外来種の駆除に費やすべきではない、というもの。

この議論は、最終的には、地球(あるいは宇宙)という生態系の中で、人間がどう生きていくかということに行き着きます。どう考えても、我々自身が考える限りは、人間優位の立場であることは所与とするしかありません。その上で、より我々が快適に、生きていくにはどうすべきか。税金は、どう効果的に使うべきか。

割合単純なテーマから問題は発していますが、実は奥深いテーマを扱っている気がします。著者の辛らつなものいいも小気味良いです。書店で手にとって見て欲しい一冊です。
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by makani_tomo | 2006-03-21 23:12 | 読む
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